オンライン合同説明会のメリットや注意点|参加時の服装はどうする?

オンライン合同説明会とは、これまで会場で行われていた合同企業説明会などをオンライン上で開催するものです。従来、合同説明会をはじめとした採用イベントは、オフラインで行われることが一般的でした。しかし昨今のデジタル化やコロナの影響で、このようなイベントをオンラインで開催しようという動きが高まっています。

対面でのイベント参加とオンラインでのイベント参加にはどのような違いがあるのでしょうか?参加時に気をつけることや適切な服装は?初めてオンラインで採用イベントに参加する方に向けて解説します。

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東京の採用イベント、コロナの影響と各社の対応

採用イベントの一つである転職フェアは、転職希望者を対象にした合同説明会です。求職者は企業ブースで自由に採用担当者と話すことができるので、1日で様々な企業を比較検討できます。

このように求職者と採用担当者との距離の近さが魅力である転職フェアは、オンライン開催が難しいものの一つとして考えられています。Webサイトでは得られない出会いを創出する中途採用の各種イベントは、コロナの影響が長引く中、どのように開催されていくのでしょうか。

マイナビ 転職フェア

マイナビ転職は各地で多数の転職フェアを開催しています。例えば、2021年6月に予定されている19の転職フェア。開催地は札幌から沖縄まで様々ですが、感染症対策を万全にした上ですべて対面実施を予定しています(2021年5月24日現在)。

一方で、オンライン開催されています。例えば、2021年3月17日から3日間開催されたマイナビ転職フェア ONLINE。求職者はイベントページから参加企業のページを閲覧できるほか、資料ダウンロードや動画視聴も自由に行うことができるので、会場でのイベントと同じように情報収集することができます。チャットを通じて企業担当者と個別にコミュニケーションが取れ、企業側・求職者側の双方から面談オファーを送り合うことができるので、相互理解が進みます。面談前に企業のことをよく知れるのでミスマッチも少なく、オンライン化に成功した例と言えます。

リクナビ 転職フェア

リクルートが提供する社会人のための転職サイトリクナビNEXTは毎年、全国各地で転職フェアを開催しています。しかし、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、2020年12月まで「好きなまちで働く転職フェア」の開催を見送りました。転職成功ノウハウを公開するなど、フェア開催とは別の形での情報提供を行っています。

同じくリクルートが運営するリクルートエージェントでは、企業セミナーをオンライン化。会社説明から一次選考を全てオンラインで行うケースもあり、感染拡大に配慮したイベント作りが行われています。

type エンジニア転職フェア

株式会社キャリアデザインセンターが開催するtypeエンジニア転職フェアは、2020年8月に初めてオンラインで開催されました。

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求職者はチャット機能を用いて各企業の担当者とスムーズにやりとりできるほか、企業ブースで資料をダウンロードしたりPR動画を視聴したりできます。企業担当者と直接チャットでやりとりでき、カジュアル面談の実施もスムーズです。キャリアアドバイザーに転職相談することもできて、セミナーの視聴から面談まで全てオンラインで完結します。

一方、2021年4月10日にはtype エンジニア転職フェアが東京ドームシティで開催されました。企業の雰囲気や対面でのコミュニケーションなど、対面実施ならではの利点を求めて参加した求職者が多いようです。

Web説明会のメリット

オンラインならではのメリットについて、参加者(求職者)目線でまとめました。

1. 会場に行かなくて良い

オンラインイベント全般に言えることですが、会場へ行く必要がないので気軽に参加できます。移動時間がかからないので、忙しい方でも自分のライフスタイルに合わせて柔軟に参加することができます。企業説明などの動画視聴に関してはアーカイブ配信を活用するのも一案です。移動費がかからず国外のイベントでも気軽に参加できるので、話す企業の選択肢が広がります。

2. 企業担当者と気軽に話せる

オンライン説明会ではチャットで参加者からの質問を募集する場合が多いです。会場で手をあげて質問するのは気が引けるという人でも、テキストでなら気軽に質問できるでしょう。事実、オンライン開催の方が質疑応答が盛り上がるケースは珍しくありません。

Web説明会のデメリット

上記のようなメリットがある一方で、オンラインならではの課題があるのも事実です。

1. 企業特有の雰囲気、魅力が伝わりにくい

オンライン開催では企業と求職者が顔を合わせないので、企業が一方的に情報発信をするだけにとどまってしまうケースが多いです。中には、事前に録画した動画を視聴するだけの説明会もあります。一定の情報収集はできますが、流れてくる動画をただ見るだけではイベントのライブ感は生まれません。その企業特有の雰囲気も伝わりにくいです。このように、リアル開催のようにイベントの双方向性を担保しにくいのは、オンラインイベントの最大のデメリットでもあります。

2. 快適に参加するための環境を整える必要がある

オンライン上での配信では、通信が途切れてしまう場合があります。音声が乱れたり、画面が止まってしまうことも。自宅の通信環境を整えておいても企業側の電波状況が悪いと通信が途切れて、説明会の内容を聞き逃してしまうこともあります。

オンライン合同説明会に参加する際には、50Mbps程度の通信環境があると安心です。他にも、資料や動画が見やすいようにスマホではなくパソコンから参加するなど環境を整えておきましょう。動画視聴だけでなく企業担当者とのカジュアル面談等が実施される場合もあります。PCによっては、外付けのマイクやカメラを準備しておくことも忘れずに。

Web説明会に参加する時のマナー

オンラインでの合同説明会・企業説明会に参加する時に気をつけることをまとめました。

参加時の服装は?記載ない場合はどうする?

服装の指定がない場合は、対面実施の説明会と同じような服装で準備をします。業種や業界にもよりますが、一般的にはオフィスカジュアルやスーツが無難とされています。一方で、スーツではなく普段着で、と書かれているイベントもあるので、案内をよく読んで準備するようにしましょう。

オンライン開催は気軽に参加できることがメリットの一つですが、説明会に参加する際には相応しい服装に着替えるようにしましょう。当日にカジュアル面談を実施するようなイベントもあるので、合同説明会だからといって気を抜きすぎず最低限の身だしなみを整えて参加するのがよいでしょう。

参加前に準備しておくこと

他にも

  • 自宅のインターネット回線は整っているか
  • カメラやマイクはONに切り替えられるか
  • 背景に生活感が出すぎていないか(場合によってはバーチャル背景等を使って対応する)
  • アプリのインストールは必要ないか

など企業からの案内に従って確認をします。スマホからでも視聴/参加できるイベントがほとんどですが、資料をダウンロードしたりタブを複数開いたりする必要が出てくるケースもあるので、できるだけパソコンから参加するようにします。

まとめ

ここまで、オンラインでの採用イベント(合同説明会)についてメリットや開催事例をみてきました。オンラインならではのメリットや参加時のマナーについて、ご理解いただけたでしょうか。

コロナ禍で、オンラインで開催される採用イベントが増加しています。気をつけるべきことを把握して参加するようにしましょう。

まずはEventHub概要資料をご覧ください。

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