イベントマーケティングとは?メリットや方法、効果をご紹介

「イベントマーケティング」をご存知でしょうか?

企業活動の根幹を支えるマーケティング活動。その手法は時代と共に変化し、デジタルマーケティングが主流になりつつあります。しかしオンライン・デジタル技術が発達する一方で、オフライン・リアルの良さが再評価され、イベントマーケティングの活用が進んでいるのです。そこで本稿では、イベントマーケティングの目的や手法についてご紹介します。

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イベントマーケティング、注目の背景とは?

イベントマーケティングが再評価されるに至った背景についてご紹介します。

【デジタルマーケ】マーケティング手法は時代とともに変化

マーケティングの定義について、アメリカマーケティング協会は”Marketing is the activity, set of institutions, and processes for creating, communicating, delivering, and exchanging offerings that have value for customers, clients, partners, and society at large.”と定めています。「マーケティングとは、顧客、依頼人、パートナー、社会全体にとって価値のある提供物を創造・伝達・配達・交換するための活動であり、一連の制度、そしてプロセスである」(参考文献)。

マーケティングの手法には様々ありますが、その中で急速に注目を集めているのが「デジタルマーケティング」。インターネットやSNSの普及によって、デジタル技術を駆使して製品やサービスを宣伝する方法です。同時に「Webマーケティング」という言葉も浸透しています。

参照URL:https://jp.marketo.com/content/digital-marketing.html

SNSやWeb広告、MA、CRM、ビッグデータを駆使して様々な施策に取り組むデジタルマーケティングは、企業の営業活動・ブランディングの根幹を支える存在になりつつあります。しかしオンラインの情報だけで自社製品・サービスについて満足に理解してもらうのは難しいと言われています。

事実、オンラインでは嗅覚・味覚・触覚に訴える宣伝ができません。そこで、多くの企業がデジタルマーケティング以外のマーケティング施策を行なっていることでしょう。本稿ではそのうちの一つである、イベントマーケティングに着目します。

【イベントマーケ】リアルな情報の有用性に注目

オンラインの弱点が顕著になる中、人と人のリアルなコミュニケーションを重視する動きが高まりました。そこで再評価されたのがイベントマーケティング。展示会やセミナーなど「イベント」を開催することで、参加者と同じ空間・体験を共有、オンラインでの情報発信/収集だけでは伝わらない製品・サービスの良さを届ける方法です。

オンラインやIT技術の活用が進む中で改めて「リアルの良さ」が注目されるようになり、オフラインだからこその価値提供ができる手法として、イベントマーケティングが確立されました。

イベントマーケティングとは?

オフライン(リアル)でのイベント開催を通してイベント参加者との接点をもち、自社製品・サービスについてより深く知ってもらうことで商談化を目指したり、企業プロモーションを促進したりする手法です。商品のスペック以外にも、企業の信頼性や製品に触れてみての肌感など、五感を使って製品・サービスを知ってもらうことができます。またその場で参加者と話すことができるので、各参加者の関心に沿ったアプローチが可能になります。自社製品のどの部分がその見込み顧客に刺さるのかを考えながらアピールすることができますし、イベント開催後に後追いでフォローすることもできます。

なお、このようなイベントは従来、会場に人を集めて実施される形式が多かったですが、このイベントそのものをオンライン化する動きも見られます。

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また、リアルイベントの宣伝をWeb上で行うケースも多く、それぞれの良さを活用することで、効率的にマーケティング活動を進めることができます。

イベントマーケの手法|開催するイベントの種類は?

イベントマーケティングの方法とは?開催するイベントにはどのような種類があるのでしょうか。

展示会(商談会・見本市)

イベントマーケティングの代表的な手法の一つで、比較的大きな会場で大規模に開催される場合も多いです。日本国内の大規模展示場としては、幕張メッセや東京ビッグサイトなどがあります。業界内の様々な企業が出展し、ビジネス関係者や一般消費者などの来場者とコミュニケーションを取ります。会場内には出展企業のブースが立ち並び、来場者は一日で数多くの企業と話すことができます。

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製品やサービスを直接アピールできるので、出展企業は自社製品や新サービスの認知向上・新規販路拡大を目的に参加します。企業ブース内では来場者との名刺交換や商談が行われ、企業ブランディングやリード獲得を目的に出展する企業が多いです。

セミナー・ミートアップ

イベントマーケティングの代表的な手法の一つです。自社のみで主催する「自社セミナー」、他社と一緒に主催する「共催セミナー」などがあります。リード獲得が主な開催目的です。セミナーは主に講師が一方的に講演を行うイベントで、情報提供・ノウハウ共有が行われます。セミナーのテーマについて悩みや課題を感じている人が参加するので、課題解決の手段として自社製品・サービスをアピールすることができます。

展示会やカンファレンスに加えて小規模でカジュアルに開催され、その期間も短くて1時間ほどなど気軽に参加できるのが特徴です。その手軽さから集客もしやすく、リード獲得には有効な方法です。ただし、その手軽さゆえに確度の高くない見込み顧客も参加する可能性があります。参加者の興味度を測れるアンケートなどを実施すると、架電の優先順位をつけられ、適切な人に適切なアプローチができます。昨今では、Webでセミナーを実施する「ウェビナー」も注目されています。

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カンファレンス

「会議」「協議会」といった意味をもつカンファレンス。ビジネスシーンではオフィシャルな場面で使われることが多く、大規模な会議や大規模イベントの名称に用いられます。「経営カンファレンス」など特定の分野について知見を深めるイベントを指すこともあります。1つのカンファレンス自体は複数のセッションで構成され、複数名の登壇者が対談形式で講演を進めていく形式が多く、来場者同士の交流を促進する懇親会が設けられることも。短時間で開催されるセミナーよりも複数の要素を包含しており、開催時間も5〜7時間ほどと長いものが多いです。

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テーマについて関心を持った人が数多く参加するほか、特定の登壇者の話を聞くことを目的とした人も参加するので、セミナーよりも幅広く来場者を集めることができます。見込み顧客との接触によるリード獲得を目的に開催されることが多いほか、カンファレンス開催によってマーケットリーダーとして自社の存在をアピールすることもできます。

ユーザー会・交流会

ここまで新規顧客の獲得を目的としたイベントを紹介してきましたが、既存顧客同士の交流会もイベントマーケティングの手法の一つです。ユーザー同士でナレッジやユースケースを共有したり、集まって勉強会を行ったりすることで、自社サービスの活用促進を図ります。

アドビ株式会社ではマルケトエンゲージの全ユーザーを対象にユーザー会を行っています。

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まとめ

イベントの開催は有効なマーケティング施策の一つです。しかしただイベントを開催するだけでは、本来の目的を達成できずに終わってしまうこともあります。

イベントプラットフォームEventHubはどんな種類のイベントの開催もサポートします。開催事例も多数、MAとも連携しており、確実に成果を残すイベントを開催できます。オンラインイベントの開催にもお使いいただけます。マーケティング活動の一環としてイベント開催をご検討の方は、こちらよりお気軽にお問い合わせください。

まずはEventHub概要資料をご覧ください。

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