今、急速に注目を集めるオンライン・バーチャルイベントの魅力・メリットって?
コロナ禍で注目を集めているオンラインイベントのメリットについてご紹介します。


ガイドブック
- オンラインイベントの特徴や開催方法を知りたい
- 運営の工数を減らすために、効率よく進めるノウハウを知りたい
- ウェビナーツールの選定方法や比較ポイントを知りたい
新型コロナウイルスの影響でイベント中止・延期
新型コロナウイルスの感染拡大への懸念が高まる中、イベントが世界中・全国各地で続々と中止・延期になっている状態です。世界各地から集まるようなイベントですと決断が早く、1月から中止の決定が下っております。また、国内においても、政府からの要請を受け、先月に入ってから感染拡大の防止、安全面を考慮して、中止を決めるイベントが相次いでいます。
海外では早い時期から開催中止の動きが始まる
コロナウイルスの影響は東アジアのみならず、欧米諸国にも感染拡大が進んでいます。日本で本格的にイベントが自粛され始める前から、海外ではいち早く判断し、多くのイベントが開催中止を発表し始めました。
例えば、モバイル・デバイスの世界最大のトレードショーであるMWC。主催者のGSMAは、2月12日時点で開催中止を公式発表しました。当イベントでは毎年200ヶ国、10万人以上の参加者バルセロナに集結する大規模なイベントです。世界中の大企業が一堂に会するイベントであっただけに苦渋の決断となりました。
参考:https://techcrunch.com/
国内でも2月に入りイベント中止・延期の動きが加速
国内でも多くの企業がイベントの中止を発表しています。例えば、法人向けクラウド名刺管理サービスを提供するSansanは、新型コロナウイルス拡大を受け、社内外の感染拡大防止や従業員の安全確保のために実施する対応を発表しました。そのうちの一つとして、3月中旬に開催予定であった「Sansan Innovation Project 2020」の中止を決定。すでに1万人の来場者登録がなされていましたが、同社は先行き不透明な事態を踏まえ、リスク回避のやむを得ない対応と説明しています。参考:https://jp.sansan.com/lp/sip2020
さらに、コロナウイルスの影響は学生にも及んでいます。国内では就活シーズンが本格的に始まっていますが、就活セミナーや会社説明会を中止する動きも相次いでいます。三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行をはじめとした大手銀行も3月上旬に開催予定だった会社説明会の中止を発表しました。また合同説明会の中止も続々と発表されている状況です。
参考:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200219/k10012292771000.html
また、政府が来月2日から全国の小学校・中学校、高校などについて、春休みに入るまで臨時休校とするよう要請したことを受け、教育機関全体にも影響が及んでいます。
新たな選択肢「オンライン・バーチャル開催」
一方で、中止や延期ではなく、内容を一部変更し、コンテンツを拡散するイベントもあります。その一部がオンラインイベントです。今回の新型コロナウィルスの件で余儀なく「バーチャル」に転換されたカンファレンスやイベント、セミナーもありますが、実は意外とオフラインでの体験より、オンラインのバーチャル空間で開催する方が適しているイベントもあるはずです。その魅力やバーチャルでのメリットを見直してみましょう。

クラウドコンピューティング・サービスを提供しているSalesforceは、一連の動向を踏まえ、シドニーで開催予定であった「World Tour Sydney Reimagined」をオンライン開催に変更すると発表しました。同社においては初めての試みのようです。
国内でも同様の動きが見られます。KDDIは3月に予定していた「MUGENLABO DAY 2020」を中止し、オンラインで誰でも参加可能なバーチャルイベント開催に変更しました。当イベントではPCやスマホ媒体から無料でアクセスすることが可能となり誰でも参加ができます。またYouTube LIveでも同時配信される予定です。
参考:https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2020/02/18/4289.html
オンラインイベント開催の魅力・メリット
オンラインイベントの最大のメリットはコスト削減と言われています。オフラインのイベントでは、本来確保すべき会場費用や装飾費用、加えて来場者に提供する飲食代を合計すると多くの費用がかかってしまいます。ところがバーチャルイベントにおいてはこれらは不要となるので、大幅にコスト削減を図ることができるでしょう。確かにバーチャルイベントを開催するために必要なツールを導入する費用等も考慮しなければなりませんが、全体としてはコスト削減を図ることができます。
参考:https://pixabay.com/
さらにオンラインという特質を活かせば、より効率的な運営が可能になります。例えば、より多くの人に出会うことができるという点です。オンラインイベントでは地域に制限されることがないため、全国各地から参加することができます。使用言語を英語にするなど国際化を推進すれば、国内のみならず世界中から参加者が出てくるでしょう。このように移動時間が不要となり、地域の制限もなくなるため、専門家や登壇者も積極的に招待しやすくなるでしょう。またイベントの様子を動画配信すれば、後でも視聴可能となるので、開催日時や時間帯さえ気にする必要がなくなるのです。

ただし、オンラインにも課題はあります。オフラインとは違い、対面の会話が無くなってしまうので、主催者が顧客と会話の接点を持つことが困難になり、来場者・出展社との交流、業界活性化、商談実施などの際には不都合が生じやすいと指摘がなされています。そのため、オンライン開催時には、オフラインイベントに負けないように、より交流がしやすいプラットフォーム・雰囲気作りをする必要があります。
今後もコロナウイルス感染拡大を懸念し、イベント開催が中止または延期をするような動きが引き続き出てくるでしょう。ですが、オンラインでも工夫やツール次第で、オフラインに負けないイベント作りが可能です。今後の選択肢の一つとして検討いただければと思います。
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(本記事は、2020/2/29時点の状況であり、最新状況とは異なる可能性がございます)
