ウェビナーの参加料金相場は?料金の決め方やサービスの選び方、システムを紹介

有料ウェビナーを開催する時、参加費をいくらに設定するのか悩む主催者の方も多いのではないでしょうか。そこで本稿では、ウェビナー参加費の相場や参加費決定の判断軸をまとめました。他にも、ウェビナーの開催方法や運営をラクにするためのツール選定のポイントをまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。

はじめてのウェビナー開催
ガイドブック
  • ウェビナーの特徴や開催方法、メリット・デメリットを知りたい

  • 運営の工数を減らすために、効率よく進めるノウハウを知りたい

  • おすすめウェビナーツールの選定方法や比較ポイントを知りたい

ウェビナーの参加料金、セミナーの料金相場はいくら?

ウェビナーの参加費相場は、ターゲットや業界、セミナー自体の性質にもよるので、一概に平均をとることはできません。そこで、自社のウェビナーに類似している他社のセミナー情報を参考にすることが有効になります。

セミナー情報.COMこくちーずプロ(ウェビナーイベント特集)にはウェビナーの開催情報が多数掲載されています。参加費無料を謳うものが多数見受けられる中、1,000円~3,000円の参加費を設定して定員を満たしているウェビナーも。中には、参加費1万円を超えるものもあります。特に、専門性が高いウェビナーや短期間でのスキルアップを目指す性質のウェビナーは、料金設定が高い傾向にあります。

ウェビナー参加料金はいくらが適切?参加費の決め方

一般的に、参加者は「ウェビナー内容への期待値に対して料金が妥当だ」と判断すれば参加を決めます。よって主催者が料金を設定する際は、料金とウェビナーへの期待値をすり合わせる必要があります。参加者は何を基準にウェビナーへの期待値を決めているのか、その判断基準をご紹介します。

1回あたりのウェビナーの時間

ウェビナーの時間が長いほど内容に対する期待は高くなります。1時間のウェビナーで得られるものよりも、半日かけて開催されるウェビナーで得られるものの方が多い、と考えるのは自然なことです。ウェビナーの時間によって参加者が許容する料金は異なります。

主催者の目線から見ても、運営にかかるコストは、ウェビナーの開催時間/日数に左右されます。ウェビナーの時間が長くなれば長くなるほど、人件費を始めとした運営コストは上昇。結果として、主催者が参加者に求める料金も上がる傾向にあると言えるでしょう。

ウェビナーの内容や専門性、ターゲットの性質

例えば自社サービスの広告や新規リードの獲得など、宣伝目的を兼ねたウェビナーの場合、参加費を低めに設定して集客を優先することがあります。また、内容が専門的になるほどウェビナーの価値が高まる、と考える参加者も一定数いるでしょう。例えば、専門家を登壇者に招く場合など、専門性の高い内容を全面的に打ち出すことで、参加費を高く設定しても集客できることがあります。

あるいは、例えば一般消費者向けのウェビナーでは、高い参加費に抵抗を感じる人が一定数いると予想できます。一方で、例えばビジネス系の起業ウェビナーの場合、そのウェビナーをきっかけにビジネスを生み出すことを考える参加者が多数なので、参加費を高く設定しても概ね問題なく集客できると考えられます。

ウェビナー講師の肩書きや主催者の開催実績

講師や主催者の実績を考慮して参加費を設定することもあります。肩書きや実績は、その分かりやすさから、参加者の信頼や期待値に大きく関わります。参加者の目に留まるような実績があれば、ある程度参加費を上げても集客できると考えられます。

ウェビナーのサービス利用にかかる費用

たとえウェビナーが盛況でも、運営コスト次第では赤字になることがあります。参加費を抑えたい場合は、運営にかかる費用を削減する工夫が必要です。撮影機材や人件費、配信ツールなど、どこに投資するのか、ウェビナーの形態に応じた対応が求められます。

ウェビナーサービスの選び方は?使い方は様々

ウェビナーに使用できるプラットフォームは数多くあります。無料で使えるものから有料のサービスまでその特性は様々。最適なプラットフォームを選定する際に考えるべきことを紹介していきます。

導入目的にあったツールを選ぶ

ウェビナーを開催する目的を明確にします。参加者に何を提供するのか、イベントを通して何を達成したいのかを定めます。その上で、参加者同士の交流が必要なのか否か、講演等を通じて一方的に情報を伝えるだけで事足りるのか、を判断していきます。これによって配信方法が変わってきます。

配信方法にあったツールを選ぶ

一方的かつ端的に情報を発信したい場合は録画配信、双方向性の高いウェビナーにしたい場合にはリアルタイム配信を選択します。これを踏まえて、それぞれの配信方法に適したツールを選定する必要があります。

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使いやすいツールを選ぶ

配信方法に関わらず、使いやすさ・見やすさは重要なポイントです。運営工数をなるべく減らせるような、少ない人数でも運営できるような、使いやすいものを選びます。特に初めてウェビナーを開催する時には、なるべくシンプルで直感的に使えるプラットフォームを選ぶことが成功の秘訣です。

zoomウェビナーの使い方は?ウェビナーの開催方法

オンラインイベントの開催ツールとして有名なzoomですが、その使い方に迷う方もいらっしゃるかもしれません。zoomを使ってウェビナーを開催するには?その大まかな使い方、開催方法をご紹介します。

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ウェビナー開催の目的・ターゲットを決める

イベントの目的やターゲット層を定める他、コンテンツ内容の策定や開催日時の決定、集客方法の検討などが必要となります。リアル開催のセミナーと大きく異なる点は、会場の手配に代わって配信プラットフォームの選定が必須だということです。

開催の準備をする(zoomのリンクを発行する)

集客のための広報活動、参加者情報の分析の他、リマインドメールの送付を行います。リアル開催よりも簡単に参加できるウェビナーは、当日キャンセル率が高い傾向にあります。当日キャンセルを回避すべく、予めメールで参加を促すと効果的です。メール本文には、開催日時に加えて、参加方法や当日の注意点などを明記しましょう。参加者が途中で不意に離脱してしまった時の連絡先を周知しておくなど、トラブルへの対応策を講じておくことも欠かせません。

また、ウェビナーへの訴求力を高める事前学習コンテンツも効果的です。例えば、登壇者の紹介を充実させることで、当日の講演内容に対するイメージを高め、当日への期待値を上げることができます。

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当日の運営を行う(zoomに入室してセミナーを行う)

参加者への対応の他、無断でのスクリーンショットやレコーディングによるリスク対策が必要です。講演内容が外部に流出することを考慮した運営、特に画面共有時のリスク管理を行います。クライアント情報他、社外秘の情報が漏洩しないよう、別タブやデスクトップのファイルにまで注意を払う必要があります。

ウェビナーを成功させるポイント。ウェビナーの画面も工夫する

目標設定は明確に

開催後にウェビナーが成功したかどうか判断するため、目標を定めておきます。ウェビナーの収益、自社サイトへの訪問数、メールマガジンの開封率など、具体的な目標数字を設定します。ウェビナーには、参加者の様子がデータとして残せるメリットがあります。視聴ログや資料ダウンロード数など、データに基づいた分析も可能です。オンライン開催で、よりデータ・ドリブンなイベント運営を目指しましょう。

ターゲットの解像度をあげる

ウェビナーの参加者層を具体的に設定します。年齢や性別、職業など。このターゲット設定が曖昧だと、ウェビナーの内容構成や参加費の設定、ウェビナーの宣伝に影響します。中には、参加者データベースや各来場者の参加履歴を残せる開催ツールもあります。こういったオンラインの良さを活かして、想定した参加者層とのずれを分析することも可能です。

配信方法を併用する

ウェビナーには、リアルタイム配信と録画配信があります。この2つを併用することで、より効率的な運営が可能になる場合もあります。例えば、サービス紹介などは予め録画しておくことで、毎回同じ質で視聴者に情報を提供することができます。こういった録画配信に加えて、質疑応答やディスカッションはリアル配信を活用することで、参加者とコミュニケーションを取ることが可能です。双方向性は保ちつつ、質を担保したウェビナーが開催できます。

最近では、リアルとオンラインのハイブリッド開催に注目が集まるなど、各形態のいいとこどりをした開催で成果を出すケースも相次いでいます。

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参加者視点での開催を心がける

参加しやすい環境を整えます。例えば、スマートフォンでの視聴も考慮してスライドの字を大きくしたり、URL1つで参加できるような配信ツールを使ったりなど。事前のオンライン決済なども手軽で人気です。

バーチャル空間での交流ではお互いの顔が見えずに、一方的な情報発信になりがちです。質疑応答の時間を設けるなど、参加者の満足度アップのために関心に沿ったウェビナー作りを心がけましょう。

まとめ

料金設定には参加者の期待値が大きく関わるとご説明しましたが、ウェビナー開催の際は参加者の目線が非常に重要となります。参加が簡単で見やすいツールを選ぶ、質疑応答など参加者の意見を取り入れる時間をつくるなど、企画から当日の運営まで、参加者の視点に立ったウェビナー作りが満足度アップの秘訣です。

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