Zoom投票・Q&A機能の使い方|参加者エンゲージメントを高める方法

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Zoomウェビナーを開催しているものの、「参加者の反応が見えにくい」「一方的な配信になってしまう」という課題を感じていませんか。

ウェビナーは手軽にオンラインで情報発信できる反面、対面のセミナーと比べて参加者とのコミュニケーションが取りにくいというデメリットがあります。講師が話し続けるだけでは、参加者の集中力は徐々に低下し、途中離脱や「ながら視聴」につながってしまいます。

この課題を解決するのが、Zoomウェビナーに搭載されている投票機能とQ&A機能です。これらの機能を活用すれば、参加者にアクションを促し、双方向性のあるウェビナーを実現できます。さらに、投票結果やQ&Aの回答データを分析することで、参加者の課題や関心を把握し、商談化につなげることも可能です。

本記事では、Zoomウェビナーの投票機能・Q&A機能について、事前設定の手順から当日の操作方法、参加者エンゲージメントを高める活用のコツ、そしてデータを営業活動に活かす方法まで、主催社の視点で徹底解説します。

Zoomウェビナーの投票・Q&A機能とは?基本を理解する

Zoomウェビナーには、参加者との双方向コミュニケーションを実現するための機能が複数用意されています。主催社がこれらの機能を理解し、適切に使い分けることで、参加者の満足度向上とデータ収集の両立が可能になります。

Zoomウェビナーで使える双方向機能の全体像

Zoomウェビナーには、以下の4つの双方向機能が搭載されています。

機能 主な用途 参加者のアクション データ取得
投票
(Polls)
リアルタイムの意見収集・理解度確認 選択肢から回答を選択 ◎ 回答者別に取得可能
Q&A 質疑応答の受付・管理 テキストで質問を送信 ◎ 質問者・内容を取得可能
チャット 感想・コメントの共有 テキストでメッセージ送信 ○ ログ保存可能
リアクション 簡易的な反応表示 絵文字・挙手ボタンをクリック △ 一部のみ

これらの機能を組み合わせることで、参加者が「ただ視聴するだけ」ではなく、「参加している」と実感できるウェビナーを設計できます。

Zoomミーティングとウェビナーの機能差

Zoomミーティングとウェビナーでは、使用できる機能に違いがあります。特に投票機能とQ&A機能については、以下の点を理解しておく必要があります。

Zoomミーティングの場合

  • 投票機能:有料プラン(Pro以上)で利用可能
  • Q&A機能:利用不可(チャットで代用)
  • 参加者全員がカメラ・マイクをオンにできる

Zoomウェビナーの場合

  • 投票機能:ウェビナーライセンスで利用可能
  • Q&A機能:ウェビナー専用機能として利用可能
  • 参加者(出席者)はカメラ・マイクがオフ、ホスト・パネリストのみ発言可能

ウェビナー形式は、大規模なオンラインセミナーや講演会に適しており、Q&A機能で質疑応答を効率的に管理できる点が大きなメリットです。

投票機能とQ&A機能の役割と使い分け

投票機能とQ&A機能は、どちらも参加者からの入力を受け付ける機能ですが、目的と活用シーンが異なります。

投票機能の特徴

  • 主催社が用意した選択肢から回答を選ぶ形式
  • リアルタイムで結果を集計・共有できる
  • 参加者の属性把握、理解度確認、意見収集に活用
  • 定量的なデータとして分析しやすい

Q&A機能の特徴

  • 参加者が自由にテキストで質問を入力
  • 質問の一覧管理、回答済み/未回答の区別が可能
  • 質疑応答の時間を効率化できる
  • 参加者の具体的な疑問や課題を把握できる

講演中の「参加者の反応を可視化したい」場面では投票機能、「参加者からの質問を受け付けたい」場面ではQ&A機能、というように使い分けることで、ウェビナー全体のコミュニケーション設計が明確になります。

アンケート機能との違い

Zoomウェビナーには、投票機能とは別に「アンケート機能」も搭載されています。混同しやすいため、違いを整理しておきましょう。

項目 投票機能 アンケート機能
実施タイミング ウェビナー開催中(リアルタイム) ウェビナー終了後
回答形式 選択式のみ 選択式+自由記述
結果共有 その場で参加者に共有可能 主催社のみ確認
主な用途 理解度確認、意見収集 満足度調査、フォロー許諾取得

投票機能は「ウェビナー中に参加者を巻き込む」ための機能であり、アンケート機能は「ウェビナー終了後にフィードバックを収集する」ための機能です。両方を活用することで、イベント全体を通じたデータ収集が可能になります。

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Zoom投票機能の設定方法と使い方

Zoomの投票機能を活用するには、事前設定と当日の操作手順を理解しておく必要があります。ここでは、主催社(ホスト)向けに、投票機能の設定から実施、結果の確認までの一連の流れを解説します。

投票機能を有効化する事前設定

投票機能を使用するには、まずZoomのウェブポータル(管理画面)で機能を有効化し、ウェビナーごとに投票を作成する必要があります。

【手順1】アカウント設定で投票機能を有効化

  1. Zoomウェブポータル(zoom.us)にサインイン
  2. 左メニューから「設定」をクリック
  3. 「ミーティング」タブ内の「ミーティングにて(基本)」を選択
  4. 「ミーティング投票/クイズ」のトグルをオンに設定
  5. ウェビナーの場合は「ウェビナー投票/クイズ」も同様にオンに設定

【手順2】ウェビナーに投票を追加

  1. スケジュール済みのウェビナーを開く
  2. 画面下部の「投票」タブをクリック
  3. 「+作成」ボタンをクリック
  4. 投票のタイトルと質問を入力
  5. 選択肢を追加(単一選択または複数選択を指定)
  6. 「保存」をクリック

投票作成時の設定オプション

オプション 説明 推奨設定
単一選択/
複数選択
回答者が1つまたは複数の選択肢を選べる 質問内容に応じて選択
匿名投票 回答者を特定せずに集計 通常はオフ
(リード情報取得のため)
クイズ形式 正解を設定し、正答率を表示 理解度確認に活用

注意点:匿名投票をオンにすると、投票結果レポートに回答者の情報が含まれなくなります。参加者データを営業活動に活用したい場合は、匿名設定をオフにしておくことをおすすめします。

ウェビナー開催中の投票の実施手順

事前に作成した投票は、ウェビナー開催中に任意のタイミングで実施できます。ホストまたは共同ホストが操作を行います。

【投票を開始する手順】

  1. ウェビナー画面下部のツールバーから「投票」をクリック
  2. 実施したい投票を選択
  3. 「開始」ボタンをクリック
  4. 参加者の画面に投票が表示される

【投票結果を共有する手順】

  1. 一定の回答が集まったら「投票を終了」をクリック
  2. 「結果を共有」をクリックすると、参加者全員に結果が表示される
  3. 結果の共有を終了する場合は「共有を停止」をクリック

【投票実施時のポイント】

  • 回答時間の目安: 30秒〜1分程度。長すぎると間延びし、短すぎると回答しきれない参加者が出る
  • 声かけの重要性: 講師から「ぜひ投票にご参加ください」と促すことで回答率が向上
  • 複数の投票を実施する場合: 1つの投票が終了してから次の投票を開始する

投票結果のダウンロードと確認方法

ウェビナー終了後、投票結果はレポートとしてダウンロードできます。このデータを分析することで、参加者の傾向把握や営業フォローに活用できます。

【レポートダウンロード手順】

  1. Zoomウェブポータルにサインイン
  2. 左メニューから「レポート」→「ウェビナー」を選択
  3. 該当のウェビナーを検索
  4. 「投票レポート」をクリック
  5. CSV形式でダウンロード

【レポートに含まれる項目】

  • 参加者のメールアドレス・氏名(匿名設定オフの場合)
  • 各質問への回答内容
  • 回答日時
  • 投票ごとの集計結果

活用のポイント:投票結果を参加者リストと突き合わせることで、「どの参加者がどのような回答をしたか」を把握できます。例えば、「導入を検討中」と回答した参加者を優先的にフォローするといった活用が可能です。

ZoomウェビナーQ&A機能の設定方法と使い方

Q&A機能は、ウェビナー中の質疑応答を効率的に管理するための機能です。参加者からの質問を一覧で確認し、回答済み・未回答を区別しながら対応できるため、大人数のウェビナーでも質問を見落とすことなく運営できます。

Q&A機能を有効化する事前設定

Q&A機能は、ウェビナーをスケジュールする際に有効化できます。チャット機能との併用設定も含めて確認しておきましょう。

【手順】ウェビナースケジュール時の設定

  1. Zoomウェブポータルでウェビナーをスケジュール
  2. 「ウェビナーオプション」セクションを展開
  3. 「Q&A」にチェックを入れる
  4. 必要に応じて「チャット」も有効化
  5. スケジュールを保存

【Q&Aの詳細設定オプション】

ウェビナーのQ&A設定では、以下のオプションを選択できます。

オプション 説明 推奨設定
匿名での質問を許可 質問者の名前を非表示にできる 質問しやすさ重視ならオン
出席者が質問を閲覧可能 他の参加者の質問が見える オン
(質問の重複防止)
出席者が質問にコメント可能 他の質問に「いいね」やコメントができる オン
(人気の質問を把握)

チャット機能との使い分け

  • Q&A: 講師への質問、回答が必要な内容
  • チャット: 感想、コメント、参加者同士の交流

両方を有効にする場合は、ウェビナー開始時に「質問はQ&Aから、感想はチャットからお送りください」と案内すると、参加者が迷わずに使い分けられます。

ウェビナー開催中のQ&A対応フロー

Q&A機能を効果的に活用するには、当日の対応フローを事前に決めておくことが重要です。特に、パネリストや運営スタッフとの役割分担を明確にしておきましょう。

【参加者からの質問受付の流れ】

  1. 参加者がQ&Aパネルを開く(画面下部の「Q&A」ボタンをクリック)
  2. 質問をテキストで入力し、「送信」をクリック
  3. ホスト・パネリストのQ&Aパネルに質問が表示される

【質問への回答方法】

Q&Aパネルに届いた質問には、以下の3つの方法で回答できます。

回答方法 操作 適した場面
ライブ回答 「ライブで回答」をクリック後、口頭で回答 詳しく説明が必要な質問
テキスト回答 回答を入力して「送信」 簡潔に回答できる質問
却下 「却下」をクリック 不適切な質問、回答不要の質問

【質問の優先順位付け】

出席者が質問に「いいね」できる設定にしておくと、人気の高い質問が上位に表示されます。限られた質疑応答時間で効率的に回答するために、この機能を活用しましょう。

【パネリスト・スタッフとの役割分担例】

役割 担当者 主な作業
Q&Aモニタリング 運営スタッフ 質問の確認、不適切な質問の却下
テキスト回答 運営スタッフ 簡易な質問へのテキスト回答
ライブ回答 講師・パネリスト 詳細な説明が必要な質問への口頭回答
質問の読み上げ 司会者 ライブ回答前に質問内容を代読

Q&Aレポートのダウンロードと確認方法

ウェビナー終了後、Q&Aの内容はレポートとしてダウンロードできます。未回答の質問へのフォローアップや、次回ウェビナーのコンテンツ改善に活用しましょう。

【レポートダウンロード手順】

  1. Zoomウェブポータルにサインイン
  2. 「レポート」→「ウェビナー」を選択
  3. 該当のウェビナーを検索
  4. 「Q&Aレポート」をクリック
  5. CSV形式でダウンロード

【レポートに含まれる項目】

  • 質問者の氏名・メールアドレス(匿名設定オフの場合)
  • 質問内容
  • 質問の投稿日時
  • 回答内容(テキスト回答の場合)
  • 回答ステータス(回答済み/未回答/却下)

活用のポイント

  • 未回答の質問へのフォローアップ: 時間内に回答できなかった質問は、後日メールで個別にフォローすることで顧客満足度が向上
  • 質問傾向の分析: 多く寄せられた質問は、参加者の関心が高いテーマ。次回ウェビナーのコンテンツに反映
  • HOTリードの発見: 具体的・詳細な質問をした参加者は、課題意識が高く商談につながりやすい

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参加者エンゲージメントを高める投票・Q&A活用のコツ

投票機能やQ&A機能は、単に設定して「使える状態」にするだけでは効果を発揮しません。参加者が積極的にアクションを起こしたくなる設計と、タイミングを意識した運用が重要です。ここでは、参加者エンゲージメントを高めるための具体的なコツを紹介します。

投票機能を効果的に使う3つのコツ

コツ①:講演開始直後にアイスブレイク投票を実施する

ウェビナー開始直後は、参加者の集中力が最も高いタイミングです。このタイミングで簡単な投票を実施することで、参加者に「このウェビナーは参加型だ」と認識させ、その後のエンゲージメントを高める効果があります。

アイスブレイク投票の例

  • 「本日のウェビナーに参加された目的は?」(選択式)
  • 「〇〇についてどの程度ご存知ですか?」(理解度確認)
  • 「現在、〇〇にお取り組みですか?」(属性把握)

コツ②:講演の節目で理解度チェック投票を挟む

1時間のウェビナーで話し続けると、参加者の集中力は徐々に低下します。15〜20分ごとに投票を挟むことで、参加者の注意を引き戻し、離脱を防止できます。

理解度チェック投票の例

  • 「ここまでの内容で、特に気になった点はどれですか?」
  • 「クイズ:〇〇の正しい説明はどれでしょう?」
  • 「この事例は自社に当てはまりそうですか?」

コツ③:講演終了前に「今後の関心テーマ」を収集する

ウェビナー終了前の投票は、参加者の関心テーマを把握し、次回の企画やフォローアップに活かすチャンスです。

終了前投票の例

  • 「次回のウェビナーで取り上げてほしいテーマは?」
  • 「本日の内容で、さらに詳しく知りたい点は?」
  • 「個別のご相談を希望されますか?」

投票回数の目安 1時間のウェビナーで2〜3回が適切です。多すぎると講演の流れが途切れ、少なすぎると双方向性が失われます。

Q&Aで質問を引き出すテクニック

Q&A機能を有効にしても、参加者から質問が来ないことがあります。オンラインでは「質問する」という行為の心理的ハードルが高いため、主催社側から積極的に働きかけることが重要です。

テクニック①:事前に質問を募集しておく

申込みフォームや事前メールで「当日聞きたいこと」を収集しておくと、以下のメリットがあります。

  • 参加者は「質問を考えておく」モードでウェビナーに臨める
  • 講師は事前に回答を準備できる
  • 質問ゼロの状態を避けられる

テクニック②:講演中に「質問タイム」を設ける

講演の途中で「ここまでで何かご質問はありますか?」と明確に時間を区切ることで、質問しやすい雰囲気を作れます。

声かけ例

  • 「ここで5分ほど質問タイムを設けます。Q&Aからお気軽にどうぞ」
  • 「チャットでの感想もお待ちしています。皆さんの反応が励みになります」

テクニック③:最初の質問を運営側から投げかける

質問が1つも来ないと、他の参加者も質問しにくくなります。この「沈黙の壁」を破るために、運営スタッフやパネリストが最初の質問を投稿する方法が効果的です。

運営からの質問例

  • 「〇〇について、もう少し具体的に教えていただけますか?」
  • 「他社さんではどのような事例がありますか?」

投票・Q&Aとチャット・リアクションを組み合わせる

Zoomウェビナーの双方向機能は、それぞれを組み合わせることでより効果的になります。以下は、講演の流れに合わせた機能の組み合わせ例です。

タイミング 活用する機能 具体的なアクション
開始直後 投票 アイスブレイク投票で参加意識を醸成
講演序盤 チャット 「参加している方はチャットで『参加中!』と送ってください」
講演中盤 投票 理解度チェック、意見収集
講演中随時 リアクション 「この点に共感される方は挙手ボタンをお願いします」
講演終盤 Q&A 質疑応答タイム
終了直前 投票 次回テーマの収集、相談希望の確認

このように複数の機能を組み合わせることで、参加者は「ただ視聴する」だけでなく、「参加している」という実感を持てます。

運営チーム内での役割分担

  • 講師: 講演に集中、ライブ回答を担当
  • 司会: 投票の開始・終了、Q&Aの読み上げを担当
  • 運営スタッフ: チャット・Q&Aのモニタリング、テキスト回答を担当

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投票・Q&Aデータを商談化に活かす方法

投票機能やQ&A機能は、参加者エンゲージメントを高めるだけでなく、営業活動に直結する貴重なデータ源でもあります。ここでは、収集したデータを商談化につなげるための具体的な方法を解説します。

投票結果から参加者の課題・関心を把握する

投票結果を分析することで、参加者がどのような課題を抱えているか、どの程度の検討段階にいるかを把握できます。これは、インサイドセールス(IS)が優先的にアプローチすべき「HOTリード」を特定するための重要な情報です。

リードの温度感を判定するための投票設計例

質問 選択肢 温度感判定
現在の検討状況は? 導入を具体的に検討中 HOTリード
情報収集段階 WARMリード
特に検討していない COLDリード
課題を感じている領域は? 〇〇に課題あり(複数選択) 課題の特定
導入時期の想定は? 3ヶ月以内 / 半年以内 / 未定 緊急度の判定

活用のポイント

投票結果データをダウンロードし、参加者リストと突き合わせることで、「この参加者は『導入を検討中』と回答している」という情報を営業担当に共有できます。

ただし、Zoomの投票レポートと参加者レポートは別々にダウンロードする必要があり、データの突合作業が発生する点には注意が必要です。

EventHub for Webinarを活用すれば、投票回答と参加者データの突合作業は不要です。参加者ごとの回答内容が自動で紐づけられ、「導入検討中」と回答したHOTリードを即座にリスト化できます。

Q&Aの質問内容からHOTリードを特定する

Q&Aで寄せられる質問の内容は、参加者の購買意欲を推測する重要な手がかりになります。

質問内容による温度感の判定基準

質問の特徴 温度感
価格・費用に関する質問 HOT 「料金プランを教えてください」
導入事例・実績に関する質問 HOT 「同業他社の導入事例はありますか」
技術仕様・連携に関する質問 HOT 「〇〇との連携は可能ですか」
概念・定義に関する質問 WARM 「〇〇と△△の違いは何ですか」
一般的な質問 COLD 「今後の業界動向はどうなりますか」

具体的な質問ほど、商談化の可能性が高いという傾向があります。特に、自社の状況に当てはめた質問(「弊社のような規模でも導入できますか」など)は、真剣に検討している証拠です。

活用のポイント

Q&Aレポートをダウンロードし、質問内容をスコアリング基準に照らし合わせてHOTリードを特定します。HOTリードに該当する質問をした参加者には、48時間以内に個別フォローを実施することで、商談化率が大幅に向上します。

Zoomデータ活用の課題と限界

Zoomの投票・Q&A機能はウェビナー運営に役立ちますが、データ活用の観点ではいくつかの課題があります。

課題①:データの手動管理が必要

  • 投票レポート、Q&Aレポート、参加者レポートが別々に出力される
  • 各レポートを手動でダウンロードし、Excelなどで突合する作業が発生
  • ウェビナーを定期開催するほど、データ管理の工数が増大

課題②:視聴ログとの紐づけが困難

  • Zoomの標準機能では「誰が何分視聴したか」という詳細な視聴ログは取得しにくい
  • 投票回答やQ&A質問と、視聴行動を紐づけて分析することが難しい
  • 「最後まで視聴して投票に回答した参加者」の特定に手間がかかる

課題③:MA/SFAへの連携が手動

  • 収集したデータをSalesforceやHubSpotなどのMA/SFAツールに反映するには、CSVインポートなどの手動作業が必要
  • データ連携のタイムラグにより、フォローアップの鮮度が落ちる
  • 定期開催の場合、毎回の連携作業が運営負担に

これらの課題は、Zoomウェビナーを活用する多くの企業が直面している共通の悩みです。これらの課題を解決するのが、イベントマーケティングプラットフォーム「EventHub for Webinar」です。EventHub for Webinarでは、投票・アンケートの回答データと視聴ログを自動で紐づけ、「最後まで視聴し、かつ『導入検討中』と回答した参加者」といった条件でHOTリードを即座に抽出できます。

📥 関連情報
投票・Q&Aデータの活用を効率化したい方は、EventHub for Webinarの詳細をご覧ください。

👉️ EventHub for Webinar|データ活用で商談化を加速

投票・Q&Aデータの活用を効率化するには

前章で解説したように、Zoomの投票・Q&Aデータを商談化に活かすには、手動でのデータ管理作業が必要になります。ウェビナーを月に複数回開催する企業や、大規模なウェビナーを運営する企業にとって、この工数は無視できないものです。

ウェビナーツール選定で「データ活用のしやすさ」を重視する

ウェビナーツールを選ぶ際、多くの企業は「配信機能」「参加可能人数」「料金」に注目しがちです。しかし、ウェビナーをマーケティング施策として成果につなげるためには、「データ活用のしやすさ」も重要な選定基準です。

データ活用の観点で確認すべきポイント

  • 参加者の視聴ログ(誰が何分視聴したか)を取得できるか
  • アンケート・投票の回答データと参加者情報を自動で紐づけられるか
  • MA/SFAツールとのデータ連携が自動化されているか
  • HOTリードを抽出・通知する機能があるか

これらの機能が備わったウェビナーツールを選ぶことで、データ管理の工数を削減しながら、商談化率を向上させることが可能です。

EventHub for Webinarなら投票・アンケート×視聴ログを自動紐づけ

EventHub for Webinarは、ウェビナーの開催からデータ活用までを一元管理できるイベントマーケティングプラットフォームです。Zoomウェビナーで課題となるデータ管理の手間を解消し、商談化に直結するデータ活用を実現します。

EventHub for Webinarの主なメリット

Zoomの課題 EventHub for Webinarの解決策
データが別々に出力され突合作業が必要 全データを自動で一元管理、参加者ごとに紐づけ
詳細な視聴ログが取得しにくい 「誰が・いつ・何分視聴したか」を自動取得
投票回答と視聴行動の紐づけが困難 アンケート回答×視聴ログでHOTリードを自動抽出
MA/SFAへの連携が手動 Salesforce、HubSpotなどとワンクリック連携
HOTリードの特定に時間がかかる 条件に合致するリードをリアルタイムで通知

HOTリード自動抽出の仕組み

EventHubでは、以下のようなデータを組み合わせてHOTリードを自動特定できます。

  • 視聴時間: 〇分以上視聴した参加者
  • アンケート回答: 「導入検討中」と回答した参加者
  • 行動履歴: 資料ダウンロードやブース訪問をした参加者

これらの条件に合致する参加者をリアルタイムで抽出し、インサイドセールスに通知することで、鮮度の高いフォローアップが可能になります。

定期開催の効率化

EventHubには「イベント複製機能」があり、過去に開催したウェビナーの設定(申込みフォーム、メール文面、アンケート項目など)をワンクリックで複製できます。毎月定期的にウェビナーを開催する企業にとって、準備工数の大幅な削減につながります。

EventHub for Webinarは、Zoomミーティングの配信機能と組み合わせて使用することも可能です。Zoomの使い慣れた操作性はそのままに、データ活用とMA連携の課題を解決できます。

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投票・アンケートデータを商談化に活かしたい方は、EventHub for Webinarの機能詳細をご確認ください。

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まとめ:Zoomウェビナー機能の活用

Zoomウェビナーの投票機能・Q&A機能は、参加者エンゲージメントを高め、双方向性のあるウェビナーを実現するための有効なツールです。

本記事のポイントを振り返ります。

投票機能の活用ポイント

  • 事前にZoomウェブポータルで投票を作成しておく
  • 講演開始直後、中盤、終了前の3回程度が実施の目安
  • 匿名設定はオフにして、回答者データを取得する

Q&A機能の活用ポイント

  • 事前に質問を募集し、質問しやすい雰囲気を作る
  • パネリスト・スタッフとの役割分担を明確にする
  • 未回答の質問は終了後に個別フォローする

データ活用のポイント

  • 投票結果からリードの温度感を判定する
  • Q&Aの質問内容からHOTリードを特定する
  • 具体的な質問をした参加者には48時間以内にフォローする

一方で、Zoomの標準機能だけでは、データの突合作業やMA/SFAへの連携に手間がかかるという課題もあります。ウェビナーを定期的に開催し、データを商談化に活かしたい企業は、EventHub for Webinarのようなデータ活用に強いツールの導入も検討してみてください。

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よくあるご質問

質問:Zoom投票機能は無料プランでも使えますか?

回答:Zoomミーティングの投票機能を使用するには、有料プラン(Pro以上)が必要です。無料プランでは投票機能を利用できません。また、Zoomウェビナーの投票機能を使用するには、ウェビナーライセンス(別途有料)が必要です。ウェビナーライセンスは、Proプラン以上に追加する形で購入できます。開催予定のイベント形式(ミーティング/ウェビナー)と必要な機能を確認し、適切なプランを選択してください。

質問:投票機能とアンケート機能の違いは何ですか?

回答:投票機能はウェビナー開催中にリアルタイムで実施するもので、選択式の質問に参加者がその場で回答し、結果を即座に共有できます。一方、アンケート機能はウェビナー終了後に参加者へ表示され、選択式に加えて自由記述形式の質問も設定可能です。投票は「講演中に参加者を巻き込む」目的、アンケートは「終了後にフィードバックを収集する」目的で使い分けるのが効果的です。両方を組み合わせることで、イベント全体を通じた包括的なデータ収集が可能になります。

質問:Q&Aで匿名質問を許可するメリット・デメリットは?

回答:匿名質問を許可するメリットは、参加者が質問しやすくなることです。名前が表示されることへの心理的抵抗がなくなるため、質問の総数が増加する傾向があります。一方、デメリットは、質問者を特定できなくなるため、後日の個別フォローアップが困難になることです。営業活動にデータを活用したい場合は匿名設定をオフにし、質問数を増やすことを優先したい場合は匿名設定をオンにするなど、ウェビナーの目的に応じて使い分けてください。

質問:投票・Q&Aの回答データはどこで確認できますか?

回答:投票・Q&Aの回答データは、Zoomウェブポータル(zoom.us)の「レポート」機能からダウンロードできます。サインイン後、左メニューの「レポート」→「ウェビナー」を選択し、該当のウェビナーを検索してください。「投票レポート」「Q&Aレポート」をそれぞれCSV形式でダウンロードできます。なお、レポートが表示されるまでにウェビナー終了後30分〜1時間程度かかる場合があります。また、クラウド上のレポートには保存期間があるため、終了後なるべく早くダウンロードしておくことをおすすめします。

質問:投票結果を参加者に共有しないことはできますか?

回答:はい、可能です。投票を終了した後、「結果を共有」ボタンをクリックしなければ、参加者には投票結果が表示されません。例えば、参加者の属性を把握するための投票(業種、役職、検討段階など)は、結果を共有せずに主催社のみが確認するケースが多いです。一方、アイスブレイクや理解度確認の投票は、結果を共有することで参加者全体の傾向がわかり、一体感が生まれるため共有するケースが一般的です。投票の目的に応じて、共有の有無を使い分けてください。

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