バーチャル展示会の開催方法は?人気プラットフォームや開催事例を一挙紹介

そもそも「バーチャル」というのは英語で「仮想的・擬似的」という意味を持つ単語です。「バーチャル展示会」には、3DやVRなど最先端技術を使ったものから、動画やチャットを用いて開催されるものまで、様々な種類があります。

本記事では、これら全てをまとめて「バーチャル展示会」と捉えた上で、その開催方法や人気ツールについて、詳しくご紹介していきます。

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  • オンラインイベントの特徴や開催方法を知りたい

  • 運営の工数を減らすために、効率よく進めるノウハウを知りたい

  • ウェビナーツールの選定方法や比較ポイントを知りたい

バーチャル展示会とは?展示会開催の効果を解説

ここでは、展示会を開催するメリットや最近の傾向についてご説明します。

展示会はビジネスマッチング創出の機会

ビジネスシーンでは一般的に、企業が顧客を集めて開催する大規模イベントを展示会と呼びます。見本市やトレードショーなどと呼ばれることもあります。経済産業省は展示会について、「商品・サービス・情報などを展示、宣伝するためのイベント(ただし、フリーマーケットや路上販売は含まない)」と定義しています。

多くの出展企業が一堂に会して来場者と接するので、効率的で効果的なビジネスマッチングが可能になります。参加者同士の交流を促進することで「マーケティングコミュニケーション」、つまり自社の製品やサービスを認知を広げて販路を拡大することができます。

自社商品の販路拡大やビジネスマッチングの創出を目的とする展示会では、参加者同士の交流が鍵となります。対面で大勢の参加者が集まる機会を設けることで、その場で名刺交換や商談が実施できます。偶発的な出会いを創出するためにも、従来は対面形式での開催がほとんどでした。

2021年、コロナの影響でバーチャル展示会に注目集まる

バーチャル展示会とは、オンラインで開催される展示会のことです。「オンライン展示会」「Web展示会」とも呼ばれ、コロナ禍で急速に利用が拡大したイベントスタイルとして今、注目を集めています。

インターネット環境とディバイスさえあればどこからでも参加でき、世界中の人と交流することができます。大勢の人を一気に会場に集める必要もないので、移動時間やコスト削減にも繋がります。

効率的な運営・手軽な参加が最大のメリットであり、コロナ禍を機にバーチャル展示会の開催を検討する企業が増えています。実際、昨年までは会場でイベントを開催していた企業の多くが、2020年からオンラインでのイベント開催に移行しています。

バーチャル展示会のやり方は?開催のコツをご紹介

バーチャル展示会の開催方法を注意点を共にお伝えします。

1. ツールを選定して配信環境を整える

まずはツールの選定から始めます。この時には以下のポイントを重視することで、適切なツールを選べます。

  • 導入目的
  • 使いやすさ
  • 配信環境
  • 交流機能

自社に最適だと判断すれば積極的に新しいツールを選ぶなど、ツール選定の段階から他のイベントとの差別化を図り、参加満足度の向上を狙う企業もあります。使いやすさや安定した配信環境などは特に、運営の効率を左右します。妥協せずにツール選定を行うことが、バーチャル展示会開催における、最初のポイントと言えるでしょう。

特に展示会の場合は、参加者同士の交流が鍵となる場合もあります。その場合、交流機能を豊富に揃えたサービスを選ぶことで展示会が活性化します。初めてオンライン展示会を開催する場合は、サポート体制が充実したサービスを使い、効率よく準備を進めましょう。

2. 運営体制を整えて配信コンテンツを作成する

次に、運営体制を整え、基調講演やセッションなどのコンテンツを作成します。ここで重要なのは、ターゲットやタイトル設定に合ったコンテンツを作成すること、そして質の高いコンテンツを作成することです。

オンラインイベントでは、参加のしやすさから視聴者が途中離脱しやすいと言われています。参加者を飽きさせない、質の高いコンテンツ作りで、参加者のエンゲージメント向上を図ります。動画のクオリティを上げる、適切な長さで配信する、ビジュアルを工夫するなどして、飽きられないコンテンツを作成しましょう。

3. 集客して開催情報を案内する

コンテンツ作成の目処がついた後は、集客を開始します。

方法は主に、

  • メールマガジン
  • SNS投稿
  • ホームページに掲載
  • 出展企業サイトに掲載

などが挙げられます。

移動時間がかからず、遠方からも参加できるウェビナーでは、リアル開催時よりも参加者が増える傾向です。集客難易度はリアル開催より低く、より短期間での目標達成が可能だと言えるでしょう。

4. 開催

当日は、参加者がストレスなく視聴できるような環境を整えます。

特に、音声が途切れないよう十分な通信速度を整えることは必須です。最低でも50Mbps以上の回線速度を確保できれば快適な視聴を実現することができます。オンラインイベントにおいて、音は非常に重要な役割を果たします。できるだけリスクを回避できるような環境づくりを心がけましょう。

バーチャル展示会で人気のツールを比較!特徴は?

 

2020年以降、バーチャル展示会の開催事例が急増しています。実際に、どのような展示会が開催されているのでしょうか?使われたツールの特徴と一緒にご紹介します。

DX Exbition|3D技術の活用でバーチャル空間に会場を再現

  • イベント名:ICI DAYS
  • 開催日時:2020年11月18日
  • 主催:ICI総合センター(前田建設工業株式会社が運営)

コロナの影響でリアル会場の人数を大幅に制限し、オンライン会場でもブース展示や施設見学ができるような形態で開催されました。

「従来の展示会をDXでバーチャル展示会に」というメインキャッチコピーを掲げるDX Exhibitionは、3D空間にブースを設置して自由に動き回れるような機能を持ち、人気を集めています。技術力を駆使してバーチャル空間に展示会会場そのものを再現するプラットフォームです。

https://dx-exhibition.com/

EventHub|豊富な機能が利用可能!どんな規模にも対応

  • イベント名:東京ゲームショウ
  • 開催日時:2020年9月23日〜27日
  • 主催:一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会 (CESA)

コンピュータゲームをはじめとするコンピューターエンタテイメントの総合展示会です。毎年来場者数は25万人を誇る国際的な展示会ですが、コロナの影響で初のオンライン開催となりました。詳しくはこちらの導入事例をご覧ください。

EventHubは、初心者でもわかりやすいシンプルな設計や豊富な交流機能が人気のイベントプラットフォームです。展示会だけでなく、カンファレンスやセミナーなどあらゆるイベントでの利用を想定しており、オンラインはもちろん、会場でのビジネスマッチングや、リアルとオンラインのハイブリッド開催にも適しています。

https://eventhub.jp/

DMM [SHOWBOOTH]|動画技術を駆使した独自のシステムを提供

コロナ禍で商談の機会が減少する中、Web商談や交流ラウンジにより新たなビジネスチャンスを生み出すことを目的とした、業務支援系サービスの展示会です。LIVEでの登壇配信や各企業ブースでの商談などを取り入れて開催されました。

DMM [SHOWBOOTH]は2020年10月13日よりサービスを開始したオンライン展示会プラットフォームです。システムの利用からオンライン展示会の開催までワンストップで行えるという特徴が注目を集めています。

https://showbooth.dmm.com/

Granstra|アパレル業界の新しいマッチングスタイルを確立

  • イベント(サービス)名:MaG.+
  • 開催日時:2020年8月17日〜2021年1月16日
  • 主催:株式会社イーストフィールズ

Granstraを運営する株式会社イーストフィールズは、ファッションの合同展示会「MaG.」と共催で、オンライン上でのファッション業界の新しいマッチングのカタチとなる「MaG.+」を提供しました。

Granstraは展示会の情報をオンライン上に掲載できるオンライン展示会サービス。バイヤーは事前に展示会の情報を詳しく得ることができ、展示会当日に会場を歩き回る必要がなくなります。時間や場所の制限を取り払い、出展社とバイヤーが新しい形でマッチングできるサービスとして注目されています。

https://granstra.com/

まとめ:バーチャル空間の活用で交流ある展示会を開催

バーチャル展示会では、いかに参加者同士を交流させるかが大事なポイントとなります。対面でのコミュニケーションができない分、オンラインで参加者の交流を促すようなツールが様々リリースされています。各業界の開催事例を参考に、新たなビジネスマッチングの場として、バーチャル展示会の開催を検討されてみてはいかがでしょうか。

まずはEventHub概要資料をご覧ください。

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