営業からも「多くのお客様にご挨拶できた」という満足の声多数
来場時や様々なチェックポイントの通過時のSlack通知機能により前年度よりも多くの顧客接点を創出

主催社: 株式会社ビズリーチ

イベントタイプ: カンファレンス

開催形式: オフライン 業界: 人材・教育

開催形式 オフライン

業界 人材・教育

「カンファレンス」検討時の課題

  • 多くの参加者がくるので受付の混雑などのトラブルを避けたい
  • 営業と顧客の接点をいかにして増やすか
  • 全社イベントとして、社内の人材をいかにうまく巻き込むか

「EventHub」の効果

  • 複数箇所にQRチェックイン機能を設置し顧客の流れを把握
  • 営業へのSlack通知機能により前年度よりも多くの顧客接点を創出
  • 2,500人以上が参加した中、過去最高の満足度(95.8%)が最大の効果

株式会社ビズリーチは293万人(※2025年4月時点)の会員数を誇る即戦力人材と企業をつなぐ転職サービス「ビズリーチ」を運営し、日本の転職市場でダイレクト・リクルーティングを推進すると共に、現在は社内スカウトで人材流出を防ぐ「社内版ビズリーチ」やOB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」などのサービス提供を通じて、キャリアの選択肢と可能性を最大化するための挑戦を続けています。多くのサービスを提供する中で、お客様の声を聞く・直接御礼を伝えることを大切にし、年間複数回の小規模イベントや大型カンファレンスを開催しています。

今回は多くのイベントを手がけているビズリーチビジネスマーケティング部の向 眞毅様に、イベントごとにアンバサダーを設けて全社を巻き込む「ビズリーチ流イベントマーケティング」や、EventHubのQRチェックイン機能を利用して大幅に営業接点を増やせたこと・顧客満足度の高いイベント開催するポイントなどを詳しく伺いました。

事業内容

日本の即戦力人材転職市場に新たな選択肢と可能性を創り出す

ー御社の事業内容と向様のお役割をお教えください。

株式会社ビズリーチは、即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」・社内スカウトで人材流出を防ぐ「社内版ビズリーチ」・人財活用プラットフォーム「HRMOS(ハーモス)」シリーズそして、OB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」を運営しています。

私は新卒で大規模展示会を主催する会社でキャリアをスタートさせ、その後ビズリーチにジョイン。BtoBマーケや、フィールドセールス、パートナー推進の業務をする傍ら、全社の大規模イベントのプロデューサーを務めています。

ビズリーチ社が開催する大小様々なイベント

「顧客の声をリアルに聞く」ために年間数十回の小規模イベントと年に数回の大型カンファレンスの開催

ー御社は様々なイベントを開催していらっしゃいますがイベントを大切にする理由を教えて下さい

HR SUCCESS SUMMIT 2024のキービジュアル

弊社は、「お客様の本質的課題解決」が会社のバリューとして根付いています。そのためにも「お客様が何に困っているのか」「何を求めているのか」というお客様の声を聞くことを大切にしてます。イベントは、通常の営業活動では聞き取れない様々な声を拾えることに加えて、私たちの価値をお客様にダイレクトに届けられる重要な場でもあります。

ー現在開催されているイベントについて教えて下さい

私の所属するCX企画グループでは現在ほぼ毎月何かしらのイベントを開催しており、小規模なものを含めると年間数十回になると思います。規模の大きなものは日本最大級のHRラーニングイベントの「HR SUCCESS SUMMIT」や、各業界のヘッドハンターが一堂に会する「JAPAN HEADHUNTER SUMMIT」、学生との接点に関する革新的な取り組みを表彰する「OB/OG AWARD」など、年に数回開催しています。

これらはそれぞれテーマが決まっていて、例えば「リファラル採用を行いたい」など、お客様の要望を元にテーマを決めることが多いですね。

ーそれぞれのイベントと目的について具体的に教えて下さい

「JAPAN HEADHUNTER AWARDS 」は、弊社の成長と共に一緒に成長してきたヘッドハンターの皆様への感謝をこめたイベントで、活躍された方を表彰しているアワードでもあります。ここでアワードを受賞された方々が本質的な価値を感じ、本業のビジネスにもお役立ていただけるよう、私たちも努めています。

「HR SUCCESS SUMMIT」は、今までは各事業部が開催していたイベントを2018年から統合したものです。ビズリーチのサービスを知っていただくだけでなく、ユーザーに最新の採用情報などを届けたり、ビズリーチのサービスを広め、お客様同士が交流を持てることを目的に開催しています。


HR SUCCESS SUMMIT 2024の様子

また、「HR SUCCESS SUMMIT 」も同様にアワードを開催しています。企業にとって採用は非常に重要な活動であるにもかかわらず、社内ではあまり評価されていないケースもあるようです。だからこそ、そこに焦点を当てて、先進的・情熱的に取り組んでいる方をしっかりとフォーカスしたいと考えています。例えば、会社のホームページに「アワード受賞」と載せることで、社内外の方々からあらためて認知・評価されたり、「うちの会社の人事ってすごいんだな」と思ってもらえると嬉しいですね。

ビズリーチ流イベントマーケティング
イベント成功の鍵となる社内連携の仕組み

イベント事務局の橋渡しとなる各事業部と少数精鋭の10名のアンバサダーを設置することが巨大イベント成功のポイント

ーイベントのKPIを教えて下さい

KPIは来場者数・満足度・お客様と営業との接点数としており、後日どのお客様に会えたかを入力してもらっています。お客様との接点の数に、どのようなコミュニケーションを取ったかも大切にしています。課題や疑問などをお客様から直接伺える機会はとても貴重ですし、生の声を聞くことで次の接点や提案にも繋がります。また、日頃の御礼を直接伝えられるとてもありがたい機会だと思っています。

ーイベントを成功させるための社内の役割分担について教えて下さい

「HR SUCCESS SUMMIT 」は全社の顧客に関わるイベントなので、各事業部にとっても自分ごととして捉えられ、メリットを感じられるコンテンツを作ることを目指しています。

また、イベントを盛り上げるためにもそれぞれの事業部のお客様にご登壇いただいたり、社内では事務局と事業部を繋げる「アンバサダー」を選定しています。以下が本カンファレンスに関わった主な部署とその役割です。

「HR SUCCESS SUMMIT」の主な部署と役割(バックオフィス系除く)

特に、10名選定する「アンバサダー」はイベント成功の肝になるため、推進力のある、社内外を巻き込める人材をアサインすることがとても重要です。

アンバサダーを中心としたイベント組織図

お客様と関わりのある多くの事業部が一緒になって運営します。マーケが主体になって企画を立て、お客様向けイベントなのでカスタマーサクセスが重要な働きをし、インサイドセールスやフィールドセールス、広報も加わり、大阪や名古屋の各拠点とも連携をしています。またインナーブランディングを大事にしてるので社内広報も関わったり、会社を知ってもらう目的で新卒の入社予定者にも参加してもらっています。

イベントを触媒にしてお客様との接点を生み出し各事業部の発展へと繋げていく

ーアンバサダーの選出のポイントを教えてください

アンバサダーの選出には二つポイントがあります。

まず一つ目のポイントは、「アンバサダー」として参加する個人の資質です。元々、人を巻き込む力が強い人・向いている人にこちらからお声がけをしていますが、イベントに主体的に関わることで「自分の仕事の経験として幅が広がる」と捉えられる人がアンバサダーに向いています。そういった方々がアンバサダーになってくれることで、自分の事業部とお客様、そして社内の架け橋になって円滑に回っていきます。

もう一つは、アンバサダーを選出してくれた事業部の上層部への働きかけです。依頼内容や効果を可視化し、「このイベントを通じて各事業部とお客様の関係構築に活用してほしい」とマネージャー層へ丁寧に説明や依頼を繰り返して理解を得ています。弊社では「顧客志向」が社内に行き渡っているので「お客様のためになる」ということがしっかり伝われば、人員をアサインしてくれます。そこを丁寧に説明するのも私のミッションだと思っています。
その結果、アサインされたアンバサダーが社内インフルエンサーのように活躍をしてくれ、カンファレンスの成功の大きな鍵となっています。

EventHubの良かった点と導入の効果

QRチェックイン機能を複数箇所に設置しSlack通知を行うことで以前までの開催に比べて営業と顧客接点を大幅に増やすことに成功

ーEventHubの導入の良かった点をお聞かせください

 当日の顧客体験を大事にしていたため、メール添付が可能でログイン不要なQRコードはとても重宝しましたし、受付以外でも数多くのセッションポイントを作ることができました。

またSlack連携のおかげでお客様の来場時や様々なチェックポイントの通過などを営業がリアルタイムに把握できて、その結果、営業接点数を増やせたのも良かったですね。社内の営業からも「Slack連携により多くのお客様にご挨拶できた」という満足の声が多く聞かれました。

また、ノーコード連携機能は、トラブルもなくスムーズに連携できましたし、2,500人もの来場者がいたのにもかかわらず、受付や混雑に関する不満の声が一件も出なかったこともEventHubを利用した最大の満足ですね。

今後の展望

「HR SUCCESS SUMMIT」を日本最大級のラーニングイベントに

ー今後の展望についてお聞かせください

今後は「HR SUCCESS SUMMIT」を日本最大級のラーニングイベントにして、企業様だけではなくビジネスパーソンの方々に向けても学びの機会となる場の提供を目指しています。また、さらにお客様と一緒にコンテンツを作るようなインタラクティブなイベントにしていきたいですね。

取材協力

株式会社ビズリーチ
社長室 / ビジネスマーケティング部 CX企画グループ
向 眞毅 様

X早稲田大学卒業後、リードエグジビションジャパン株式会社(現RXJapan会社)にて、セールス、マーケティング、セミナー企画、アライアンス等の責任者を歴任。再生可能エネルギー分野、建築分野など、数々の新規展示会の立ち上げを牽引し、業界最大規模まで成長させる。2020年より株式会社ビズリーチにて同社最大の企業向けイベントの責任者を務める。「イベントプロフェッショナル100〜イベントの価値を最大化する100名〜」(月刊イベントマーケティング100号記念企画)に選出 。

まずはEventHub概要資料をご覧ください。

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