予実管理SaaSのリーディングカンパニーとしてカンファレンスを開催
300名の目標に対して360名超が来場・アーカイブ視聴も目標120%とリアル・オンライン共に大幅にKPI超えを達成

主催社: DIGGLE株式会社

イベントタイプ: カンファレンス

開催形式: ハイブリッド 業界: SaaS・ソフトウェア

開催形式 ハイブリッド

業界 SaaS・ソフトウェア

「カンファレンス」検討時の課題

  • サービスの主軸である予実管理システム市場はまだまだ成長期の入り口にある
  • 経営層や経営企画部門の方との接点をより持ちたい
  • カンファレンス後のアプローチに有効なデータは取得可能か

「EventHub」の効果

  • HubSpotとのAPI連携によりその後のスムーズなデータ連携ができた
  • Zapierを使ったSlackとの連携により特定の来場者がきたら通知する仕組みを作れた
  • 来場者数もアーカイブ視聴数も大幅にKPI超えを実現できた

DIGGLE株式会社は、予実管理を一元管理できる予実管理SaaSサービス「DIGGLE」の開発・提供を行っています。急速に広がる予実管理市場において認知を取っていこうと、DIGGLEは2024年9月に経営者・経営企画部門向けのカンファレンス「DIGGLE Next Growth Conference 〜企業成長を導くこれからの経営企画とは〜」を開催し、大盛況をおさめました。

今回のカンファレンスを統括した瀬川 義人様に、カンファレンス開催の目的や成功したポイント・今後のマーケティング施策などについて詳しくお話を伺いました。

事業内容

経営情報の一元化で予算を最適化し未来を最大化!コラボラティブ経営管理サービス「DIGGLE」を提供

ーまずは御社の事業内容をお教えください。


DIGGLE株式会社スタッフ一同

弊社は、予実管理のSaaSサービスを提供しているスタートアップ企業です。近年、人事や会計といった分野はシステムが当たり前になってきましたが、予実管理は、多くの企業がエクセルやスプレッドシートなどを使って行っています。

しかし、会社規模が大きくなるにつれ、エクセルファイルが増えすぎて管理が煩雑になったり、子会社ごとに管理の方法が違ったり、集計や分析といった作業が属人化してしまったりと、多くの課題があります。

そこで、私たちは経営情報をクラウド上で一元管理し、リアルタイムに予実を分析することで、より良い意思決定を支援するコラボラティブ経営管理サービス「DIGGLE」を提供しています。
予算計画の作成や、予算・実績の差異分析、見込管理、非財務指標の管理、レポート作成・共有などの経営管理業務全体をワンプラットフォームで行えます。経営情報をDIGGLE上に蓄積し、適切な権限設定とともに社内に流通させることで、余剰予算を可視化しスピーディーな再配分で生きた経営管理を実現します。

マーケティング部の課題とミッション

顕在層と準顕在層へのアプローチを並行して行うこと未来の顧客も開拓

ーマーケティング部の課題と瀬川様のお役割を教えてください


予実管理業務を一元管理し経営判断を高速化する予実管理クラウド「DIGGLE」

私は現在マーケティングチームに所属しており、将来のお客様との接点をつくり、最大化するマーケティング施策全般に関わっています。

これまでは私たちの企業規模が小さかったこともあり、すでに予実管理システムをさがしている顕在層向けにマーケティング施策をしてきました。具体的には、検索連動型広告や比較サイトへの出稿などです。

一方で、今後の事業成長を考えると、今はまだシステム化に興味はないが、将来的にお客様になりえる準顕在層や潜在層にもアプローチをしなくてはいけません。具体的には、なぜ予実管理や管理会計が重要なのか、またシステム化をすることで、企業経営がどのように変わるのか、といったことをお客様に伝えていく必要があるのです。

ただ経営層や経営企画といったお客様に出会える場は多くありません。どのように接点を持ち、私たちDIGGLEを知ってもらうかを課題と考えていました。

DIGGLE Next Growth Conference開催について

この一年で予実管理のSaaSの認知が上がったため、更なるブランド力の拡大と「実際に会えること」の意義を感じてカンファレンスを開催

ーDIGGLE Next Growth Conferenceの開催の背景について教えてください


カンファレンス当日の様子

先述の通り、経営者や経営企画部門の方と出会える場は多くありません。そこで、私たちが自ら出会える場をつくりたいと考えて、カンファレンスの開催に踏み切りました。開催にあたっては、オンラインでのカンファレンス開催が多い中、あえてリアルでの開催にこだわりました。その理由は、実際にお客様に会場へ足を運んでいただくことで、ただ講演を聞く以上の「体験」を提供できると考えたからです。私たちがどのような思いで予実管理に向き合い、サービスを作っているのか、その世界観を伝えたかったのです。

実際、私たちの想いを知ってもらうために、会場内にはリアルなお客様の声を装飾にして展示しました。私たちがただメッセージを押し付けるのでなく、お客様のリアルな声を通して私たちが目指す世界を知っていただきたかったのです。これはアンケートでも良い反響を頂けて嬉しかったですね。

また、当社のブランド認知力も高めたいというのも開催の理由の一つです。 BtoBサービスを検討する際に全サービスを調べる人はほとんどおらず、最初に5、6社で比較してから2、3社に声をかけるのが一般的です。そのため、まずは最初の6社、そして次の3社に入ることが重要だと考えています。まずはイベントを通して「DIGGLEは予実管理やってる良い会社だ」という認識を持ってもらいたいと思いました。

「エクセルでの管理が当たり前」を変えるために、リーディングカンパニーとしてカンファレンスを開催

ーカンファレンスのコンセプトやテーマをどのように決定されましたか?

企画を進めるにあたり、「経営企画向けには、どういうテーマやコンテンツが喜ばれるか」を徹底的に考えて調査を行いました。複数の方々に事前に「現在どのようなことに困ってますか?」とヒアリングさせて頂いた結果、経営企画の方は予実管理だけでなく、他に様々な課題を抱えていらっしゃることが分かりました。そこで、カンファレンスのテーマを予実管理だけに絞ると厳しいと感じたので、もう一つ上のレイヤーの「経営企画の将来像や経営企画の悩みや課題をまとめて提案する」に変え、「〜企業成長を導くこれからの経営企画とは〜」をテーマにしました。

本当に役立つコンテンツにするために、基調講演は導入企業様であってもなくても、テーマについてきちんとお話しできる方にお願いさせて頂きました。今すぐに導入を検討しなくても、「とても役に立ったな」と感じて頂き「次はこういう取り組みをしたい」という気づきになれば良いなと考えました。

ーDIGGLE Next Growth Conference開催にあたりこだわった点など教えてください

現在、予実管理の市場は成長期に入りつつあり、競合製品も増えてきています。今後、市場が成長していけば、会計システムやMAツールなどと同様に、おそらく基本的な機能は充足し、差がそこまでつかなくなっていくと思っています。その時に、お客様がどうやって選ぶかと考えた場合「ここが好き」「プロダクトの世界観が良い」という点がポイントになると考えています。

そこでカンファレンスを通じて、「私たちはこういう世界観を目指してプロダクトをつくっている」ということをしっかりと伝え、体験を提供したい・五感で感じてほしいと考えました。だからこそリアルにこだわったのです。経営企画の方々のリアルな声を展示したのもその想いからです。

この一年で競合も出てきたことによりカテゴリー認知が広がり、市場の風向きが変わってきたと感じています。お客様の反応も以前に比べて「エクセルでの管理が当たり前だったけど、システム化できたら良いよね」と前向きに聞いて頂けるようになりました。だからこそ私たちは予実管理システムのリーディングカンパニーでありたいと強く思っています。

EventHubの選定理由

EventHubはAPI連携ができアーカイブ視聴データも含めたリード情報の管理に強みがあり、利用実績が豊富なのが魅力

ーEventHubの選定理由をお聞かせください

EventHubは、Coral Capitalさんが開催するイベントStartup Aquariumで使っていたため、名前は知っていました。今回ツールの選定にあたり、『入退場の管理をシームレスにやりたい』『開催後の分析に繋げるために参加者の状況をデータとして詳しく取得したい』という希望がありました。また、弊社のCRMがHubSpotであるため、HubSpotと連携して申し込み管理ができる点もよかったですね。

ーEventHubの良かった機能を教えてください


カンファレンスの受付の様子

開催当日、来場者数や来場の様子をリアルタイムで把握することができたり、APIの拡張性はとても良かったですね。

Zapierを使ったSlack通知では、来場と同時に担当者に通知がくる設定ができるので、記者が来場した場合には広報担当者に通知が飛んだり、社内の人と繋がりがあってお呼びしたお客様が来た際にはその人に連絡を飛ばすなどして、来場者と関係者を漏らすことなくしっかりと繋ぐことができました。

一番良かったのは、システムが安定して稼働したという点です。こういったサービスではとかく「あれができる」「これもできる」という点が強調されますが、実は「安定していてトラブルがおきない」というのが最も重要な信頼ポイントだと思っています。EventHubは、カンファレンス中に一度も障害が起きなかったため安心して運営することができました。

EventHubの効果

300名参加の目標に対して360名の来場、アーカイブ視聴も目標達成120%と、リアル・オンライン共に大幅にKPI超えを達成

ーEventHubの良かった点と参加者数のKPI達成について教えてください


カンファレンス当日のセッション・会場の様子

今回来場者300名を目標においていたので、集客としては600人の申し込みを目標としていました。実際には、社内メンバーの協力もあり、700人超の申し込み、360名を超える当日来場がありました。またその後のオンライン配信でも、期待以上の多くの申し込みがありましたね。

集客にあたっては、まさに全社一丸となって取り組みました。Web広告などはもちろん、お手紙を送ったり、社員の知り合いに声をかけたりといった活動も行いました。こういった地道な努力が目標達成の要因だったかと思います。

ーアーカイブ配信の後にお客様へのアプローチはどうしていましたか?

Zapier連携により実際に参加したかどうかもわかるので、見終わった方にはシステムから自動的に参加のお礼メールと今後のウェビナー案内などをお送りしました。多くのお申し込みがあったので、自動化できたのは非常に助かりました。

また視聴されなかった方には、公開期限が終わる頃に一斉にお知らせメールを配信して、フォローアップも行っていましたね。

今後の展望

2025年はオンラインオフライン共にイベントを強化し認知の拡大に努めていく

ー今後の展望についてお聞かせください

はじめてカンファレンスを開催してみて、非常に手応えを感じました。ウェビナーが当たり前になった中、改めてリアルの価値は見直されているように感じます。今後もイベントは引き続き注力していきたいと考えており、2025年は特に展示会やリアルイベントに注力していく予定です。今後もツールを活用しながら、リソースを効率的に回して、成果を上げられるように頑張っていきたいと思います。

取材協力

DIGGLE株式会社
マーケティングチーム ディレクター
瀬川 義人 様
大学卒業後、個人事業主としてWebメディアの運営やコンテンツマーケティング支援を行う。その後、デジタルマーケティング支援会社にて、自社のマーケティング組織の立ち上げ、大手企業のデジタルマーケティング支援に携わる。2023年に現職のDIGGLE株式会社に入社。現在は、認知や見込み顧客獲得のフィールドマーケティングを所轄している。

まずはEventHub概要資料をご覧ください。

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