集客目標の125%超え!
コミュニケーションの質を重視した結果、商談数のKPIも大幅に上回る
主催社: 株式会社primeNumber
イベントタイプ: カンファレンス
開催形式: オフライン 業界: SaaS・ソフトウェア
開催形式 オフライン
業界 SaaS・ソフトウェア
「カンファレンス」検討時の課題
- 初のオフライン開催をトラブルなく終えられるか
- 参加者とのコミュニケーションの質を重視したい
- データエンジニアリングの市場を広げたい
「EventHub」の効果
- オフライン開催に必要な全ての機能がありやりたいことも全て実現できた
- 集客目標を125%超で達成
- 目標商談数も大幅に上回った
株式会社primeNumberは、2015年創業のデータテクノロジーカンパニーです。「あらゆるデータをビジネスの力に変える。」をビジョンとし、クラウドETLサービス「TROCCO」データカタログ「COMETA」、コンサルティング業務であるプロフェッショナルサービスを提供しています。
今回はウェビナーやカンファレンス、展示会などのイベントを中心に企画運用を行っているマーケティング本部の塚本顕成様に、参加者・商談数共に大幅にKPIを達成した01(zeroONE )について詳しくお話を伺いました。
事業内容
「あらゆるデータをビジネスの力に変える」が企業のミッション様々なSaaSを展開
ーまずは御社の事業内容をお教えください
エントランス風景
株式会社primeNumberは2015年創業のデータテクノロジーカンパニーです。
「あらゆるデータをビジネスの力に変える。」というビジョンの元で、企業に眠っているデータを力に変えていくための様々なSaaSを提供しています。現在は、クラウドETLサービス「TROCCO(トロッコ)」、クラウドデータカタログ「COMETA」、そしてコンサルティング業務であるプロフェッショナルサービスを提供しています。
マーケティング本部の課題とミッション
データエンジニア向けの市場及び認知拡大がマーケティング本部のミッション
ー塚本様ご自身とマーケティング本部のお役割を詳しく教えてください
primeNumberが提供するサービス
私はマーケティング本部に所属し、ウェビナーを中心としたイベントマーケティングを担当しています。前職は営業戦略系の業務を行っていたため、イベントマーケティングは弊社に来てからは初めてで、入社した最初のイベントが01(zeroONE )でした。データエンジニアリングの市場はまだまだこれから認知も含めて広がっていく市場だと考えています。そのため、まずはプロダクトそれ自体やデータエンジニアリングの課題を知ってもらうためにも、会社としてはイベントマーケティングをとても大切にしています。それを実際に企画・運営していくのがマーケティング本部の役割の一つです。
ー市場を広げるためにやっていることを教えてください
実際にプロダクトを使用して価値が生まれているというユースケースの発信が非常に重要だと考えています。実際のユースケースを例にしたセミナーや、コミュニティ活動などを含めて、TROCCOをよく使っている方の事例や効果を、どのように外部に向けて発信をするのがベストかということを常に模索しています。
今回実施したカンファレンスイベントは、課題解決やプロダクトの良さをお客さまのリアルな成功体験をもとに発信するといったことに注力しています。
やはりお客さまの課題を一番深く知っているのはお客さまであることからも、こうした活動を通して市場を広げていくことを大事にしております。
01(zeroONE )の開催について
第3回目のオンライン開催で5,000人の集客を実現したため、第4回目は人数よりもコミュニケーションの質を重視
ー01(zeroONE )の開催目的や内容を教えてください
登壇風景
2024年12月に第4回目の01(zeroONE )を初めてオフラインで開催しました。過去3回開催したオンラインの01(zeroONE )では「データエンジニアリングの市場を広げる」ということを重要視していましたが、今回はそれに加えてリアル開催であることで実際にお客さまと会話ができること・熱量が生まれることに期待しています。
コンテンツとしては、AIやデータ活用にまつわる有識者をお呼びしたり、TROCCOユーザー企業様の中から事例やベストプラクティスをお話いただくブレイクアウトセッションを用意しました。
ー第4回目で初めてオフライン開催に踏み切った理由を教えてください
実は前回の第3回目ではオンライン開催で5,500名以上の申込があったため、「今までと同じオンラインで10,000人や20,000人と集客数を伸ばしていくことをカンファレンスのKPIにするのは違うのではないか。それよりもprimeNumberの活動やプロダクトに深い興味をもっていただける体験をつくるのが大事なのではないか」と感じたのです。そこでオフラインで多くの人を集めるよりも、実際に来てくださった方々との関係性を深めたいというのが今回オフライン開催にした理由です。
デジタル庁や一般社団法人日本CFO協会、LINEヤフー株式会社など有名企業の最新事例をセッションで公開
ー01(zeroONE )のコンテンツ企画で工夫したことを教えてください


セッションなど、コンテンツの作り方についてはかなり議論を重ねました。
TROCCOをほぼ知らない方から、使い方に習熟した方、あるいはビジネス職からエンジニア職まで、参加者は多岐に渡ります。そういった様々な方に楽しんでいただくため、「データへの向き合い方」をヒントにトラックを分けた構成としました。
また、セッションを聞いて気になったスピーカーに質問ができるAfterTalkを作るなど、なるべく参加者と会話ができる機会を創出するための工夫をしました。少し変わった取り組みとしては、TROCCOをジョブディスクリプションに入れていらっしゃる企業様を紹介するジョブボードを取り入れ、ユーザー企業様のデータエンジニア職採用にもお役立ていただけるコーナーを作りました。
EventHubの選定理由
導入の決め手は過去に利用した際の信頼感と初オフライン開催に必要な機能が全て揃っていたから
ーEventHubを導入したきっかけと決め手をお聞かせください
登壇風景
第4回もコンペで利用サービスを決定しましたが、第2回目からEventHubを使ってるので慣れていて満足していることが大きかったです。また、初めてのオフライン開催に際して期待していた機能は、「受付時にいかに行列を作らずスムーズに進行するか」「ブースごとにスポンサーとしっかりリード情報のやりとりができるか」の2点でしたが、それらの機能がEventHubに備わっていたため導入を決定しました。
EventHubのよかった機能
MarketoのAPI連携が可能になったことで大幅な効率化が実現
ー特に良かった機能を教えて下さい
「受付時に行列を作らない」「ブースごとにスポンサーとしっかりリード情報のやりとりを行う」の2点を実現するために使った機能は、QRコードと交流機能です。受付と各ブース・各セッションごとに「誰が何人来ているか」を正確に把握したかったので、各所でQRコードが活躍しました。また、スポンサーブースでは、商談予約機能(交流機能)が予想より使われていたのはとても良かったですね。
ーどのようにデータを活用したか教えて下さい
データの活用は、開催当日と開催後の2種類でそれぞれに工夫を凝らしました。開催当日は、各スポンサーブースで何人来ているのかをしっかりトラッキングできるようにしたり、開催中のお客様の出入りが分かるようにダッシュボードも作成しました。参加人数が少ない場合にはその場でスタッフがお声がけをして人を入れる努力をするなど、データが可視化しているからこそ適切なタイミングで対応することができました。
開催後はスポンサー様にEventHub上で直接リードをダウンロードいただくことができたので、リードのやりとりは非常にスムーズでした。振り返りとしてのレポーティングは、終了後すぐにLookerで可視化できるようにしました。そして、Salesforceでのデータ連携やZapierを介してMarketo連携を行い、全情報を入れて管理を行いました。
このように、開催中と開催後それぞれで最大限にデータを活用できたことで、当日や開催後のデータ管理もスムーズに行うことができました。
EventHubの効果
集客目標125%超・商談数も大幅に達成
ーEventHubの導入の効果を教えてください
今回の初めてのオフライン開催のKPIは、申込者数・参加者数と商談数に置いていました。3回目で既に5,500名以上の申込を達成していましたし、数だけ追い求めるなら有名人を招くなどもできますが、それをやっても意味はないため単に人数を追い求めることは辞め、本当にTROCCOに興味関心を持ってくださる人との出会いを大切にしたいと考えていました。
今回は商談数も期待よりかなり多く、大幅にKPIを達成することができました。初めてのオフラインカンファレンスということで、開催を決定してから当日までとても不安でしたが、社内でもマーケティング部はもちろん、セールスやエンジニア部署、広報や人事などに協力をいただく、全社一丸となって頑張ったので、無事に開催ができたことにまずは胸を撫で下ろしています。
今後の展望
今回の01(zeroONE )の開催を一番喜んでくれたのは社員
ー今後の展望についてお聞かせください
01をリードしたマーケティングチーム
弊社ではウェビナーも含めて多くのイベントを開催しているので、お客様の課題に沿ったコンテンツの提供など、今後は質にもしっかりとコミットしていきたいです。情報の配信はシステムに任せ、人間は企画など考えることに集中するなど、省力化できるところはしっかりしていきたいと思っています。
イベントに関しては、 オフラインで開催した以上は、今後さらにオフラインの体験を向上させていき、前回参加して下さった方々をがっかりさせないためにもっと良いコンテンツを考えていきたいです。実は今回の01(zeroONE) の開催を一番喜んでくれたのは社員なのです。「この規模の会社でこんなに人を呼ぶことができたなんて」と感動してくれたので、次回もこれを上回る感動を与えたいと考えています。
取材協力
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株式会社primeNumber マーケティング本部 マーケティングスペシャリスト 塚本 顕成様 |
大手メーカーでセールス、SaaSの営業戦略を経て、2023年8月にprimeNumberにジョイン。自社オンラインセミナーや展示会、カンファレンスを担当。 |
