セミナー企画のポイントは?セミナーを成功に導く企画のコツをご紹介!

オンラインイベントが普及したことで、誰でも気軽にセミナーを開催できるようになりました。しかし、いかにしてセミナーの効果を最大化させるという課題に直面することは少なくないでしょう。セミナーを成功へ導くためには、企画の段階から念入りな準備をする必要があります。本稿ではセミナー企画のポイントをご紹介します。

はじめてのウェビナー開催
ガイドブック
  • ウェビナーの特徴や開催方法、メリット・デメリットを知りたい

  • 運営の工数を減らすために、効率よく進めるノウハウを知りたい

  • おすすめウェビナーツールの選定方法や比較ポイントを知りたい

セミナーを企画する

最近ではセミナーをオンラインで開催するウェビナーが主流となっているため、主催側の運営が効率化され、参加者側も気軽に参加できるようなりました。これによりセミナー開催のハードルが低くなり、集客もしやすくなりましたが、気軽に参加できるようになった分、参加者のエンゲージメントを高めることに注力しなければなりません。そのため企画者は参加者に満足してもらえるようなコンテンツを作ることを一番に考えることがポイントになります。

ただし「参加者に満足してもらう」というゴールは非常に抽象的なため、1つ1つ細かく定義することから始めなければ、セミナーを成功させることはできません。企画の段階から社内で議論を進める必要があります。

セミナー企画のポイント

目的に沿ったセミナーを開催するには、どのような手順で企画に着手すれば良いのでしょうか?企画において意識したいポイントは以下の4点です。

  • Objective:イベントの目的を明確にする
  • Who:目的に紐づく、イベント参加者/ターゲットを定義する
  • What:ターゲットに何を伝え、態度・行動を変化させるか
  • How:Whatをターゲットに対してどのように伝えるか

上記のフレームワークでイベントの目的を整理し、どのように開催するのかを考えます。実際に各ステップの検討事項を詳しく見てみましょう。

セミナーの目的を考える(Objective)

セミナー開催のゴールは何か?

セミナー企画において最も重要なことはその目的を明確にすることです。「何となくやってみたい」と片付けるのでなく、「何のために」また「誰のために」セミナーを開催するのか言語化しましょう。一般的的にセミナーを開催する背景として、見込み顧客との接点の創出、自社サービスの認知度の向上、既存顧客とのリレーション強化などが挙げられます。同じセミナーでも開催目的が異なると、コンテンツ内容やKPI、さらにはターゲットも変わるため、セミナーを通して何を実現したいのか、開催後期待したい成果は何かを事前に整理しましょう。

〈セミナーの開催目的の例〉

  • 見込み顧客(リード)獲得
  • 見込み・既存顧客育成(ナーチャリング)
  • 認知度・ブランディングの向上
  • 既存顧客とのリレーション強化

セミナーのKPIを設定する

BtoB企業向けのセミナーではセミナーではリード獲得や商談化を目的としていることが多いため、見込み顧客であるリードの獲得数をKPIに設定することがよくあります。参加申し込み者の情報(社名・所属先・連絡先など)を正確に把握してこれらのリード情報を営業に回すことで、イベント終了後のフォローを効率的に進めることができるからです。ただし、セミナーのKPIは開催目的に照らし合わせて設計しなければ適切な効果を上げることはできません。上記の段階で定めた目的を意識してKPI設定に取り組みましょう。

〈セミナーのKPI例〉

  • 見込み顧客(リード)獲得→有効リード数・商談獲得数
  • 見込み・既存顧客育成(ナーチャリング)→既存リードの参加登録数
  • 認知度・ブランディングの向上→セミナー参加登録数、SNS拡散数
  • 既存顧客とのリレーション強化→既存顧客の参加登録数

 

セミナーのターゲットを考える(Who)

開催の方向性が定まったら、誰に対するセミナーなのかを考えます。設定したKPIから逆算して、どんな参加者を取り込む必要があるか考えましょう。誰のためのイベントなのかペルソナを整理し、どれくらい集客するのかなどを具体的にイメージをすることが大事です。ここで定義したターゲットはセッション内容やイベント全体的な方向性を左右するため、できるだけ明確化させましょう。

参加者が求めることを考える

上記のセグメントからペルソナを定義したら、開催するイベントに求めたいこと、期待したいことは何かを考えます。ここを深掘ることはイベント全体の設計を行う上で大きな指針となります。そのため現場の情報が蓄積されやすい営業チームともディスカッションしながら、参加者が知りたい課題解決方法やトレンドは何か見極めましょう。

〈参加者が求めたいこと例〉

  • 全顧客
    • 業界のトレンドを知りたい
  • ターゲット層
    • 商談・ビジネスの機会を見つけたい
    • 今抱えている課題や改善点を解消したい
  • コアターゲット層
    • 現場に役立つノウハウ・TIPSを知りたい
    • 導入を検討しておりサービスについて知りたい
  • 既存顧客
    • 登壇者、参加者と交流したい
    • サービスのアップデートを知りたい

 

セミナーのコンテンツを考える(What)

参加者の解像度が上がるとどのようなコンテンツを届ければ良いのかを決めやすくなります。どのような中身にしたいのか検討を進めましょう。

〈コンテンツを決めるにあたっての検討事項〉

  • セミナーのテーマ
  • セミナーのセッション内容
  • ゲスト登壇の有無

セミナーのテーマ

セミナーのコンテンツをを考えるため、その大枠となるテーマを決めます。そのターゲットが抱える課題や得たい情報を明らかにした上で、セミナーのテーマとタイトルを決定します。開催直前でタイトルを微調整することも考えられるため、大枠の方向性とセミナーのテーマが決まれば問題ありません。

セミナーのセッション内容

セミナーのメインとも言えるセッションについては、設定したKPIのアクションにつながるようなコンテンツを組み立てます。「参加者が期待したいこと」をもとに、どのような講演またはゲストの登壇が望ましいか考えましょう。

ウェビナーは一般的に30~60分の長さが良いと言われているため、時間はこの間で設定するようにします。限られた時間で参加者の関心を惹きつけるにはウェビナーの構成が大事です。あらかじめ段取りを決めてからトークスクリプトやスライド作成を進めましょう。

ウェビナーではメインテーマのセッションが一番大事だと思われがちですが、その前後のイントロダクションや質疑応答、クロージングも同じくらい重要です。前者に関しては、ウェビナーの第一印象を決めることになるため、参加者の興味を徐々に惹きつつ、アイスブレイクにもなるような時間になると理想です。後者は実際にサービス導入の検討や製品に関する質問が出やすくなり、顧客の課題やニーズが具体化します。参加者を見込み客に変えるチャンスになるため、サービスに関する具体的な話を盛り込んだり、キャンペーン等のお知らせを差し込むと参加者にも印象を残すことができます。温度感を維持するためにも最後の質疑応答やクロージングは丁寧にフォローしつつ、またこのタイミングでウェビナーのアンケート回答を案内しましょう。

〈セミナーの構成の例:60分〉

  1. セミナー概要説明(5分)
  2. イントロダクション(10分)
  3. メインテーマ(30分)
  4. 質疑応答(10分)
  5. クロージング(5分)

セミナーの開催形式を決める(How)

目的、ターゲット、コンテンツ内容が全て揃ったら、これらをどのように実行するか、すなわちどのようにセミナーを開催するのか準備を進めます。集客を間に合わせるため、準備にはなるべく工数を割かずに、工夫し進められると理想です。社内リソースの確認やどのプラットフォームを活用するのかすばやく意思決定する準備をしましょう。

〈開催形式を決めるあたっての検討事項〉

  • イベント開催形式(オンライン、オフライン、ハイブリッド)
  • 開催するプラットフォーム
  • セミナー開催のスケジュール
  • セミナー開催の予算・人員確保

 

セミナー開催の準備とTODO整理

開催にかかる工数を計算するために、一連のタスクを整理しましょう。企画から事後フォローまでセミナーに関するタスクを全て洗い出します。タスクは細分化することで具体的にどのようなアクションが必要になるのか、また誰に依頼することになるのかイメージしやすくなるので、できるだけ細かく記載します。

セミナー開催までのスケジュールを決める

TODOが整理できたら、開催日から逆算していつまでに何をするべきなのかスケジュールを組みましょう。開催日までは時間との勝負になるので、それぞれ担当と期日を明確に決めることが大切です。限られた時間と人的リソースでやりきることができるか企画の段階で必ず検証してください。

 

まとめ

セミナー企画をする上でのポイントと各ステップの流れを解説しました。効果を得られるセミナーを開催するには、企画の段階からしっかりと準備を進める必要があります。

▼イベント支援プランではセミナーの企画・運営のサポートも対応|セミナーに関する相談をする

EventHubではさまざまなイベントタイプ、開催形式に対応し、イベント運営に関わる一連のプロセスを一気通貫で管理することができます。

〈EventHubでできること〉

  • 参加登録・データ連携
  • 動画配信連携
  • 視聴ログの取得
  • アンケート機能
  • MA連携

はじめのセミナー開催でも大丈夫!まずはサービス概要資料をご覧ください。

まずはEventHub概要資料をご覧ください。

>お問い合わせはこちら
問合せ画像
関連記事