【はじめての展示会動画活用】配信方法の種類と、成果につながる活用ポイントをやさしく解説
展示会やカンファレンス、ウェビナーといったBtoBイベントにおいて、「動画の活用」はもはや選択肢ではなく必須の手段となっています。参加者との接点を強化し、限られた時間で自社の価値を伝えるために、どのように動画を配信すればよいのか——。この記事では、動画配信の「タイミング」と「方法」の2軸から、展示会の費用対効果(ROI)を最大化するための実践ポイントを解説します。EventHubが持っているイベント運用ノウハウをもとに、具体的な活用方法と成功の秘訣をお届けします。


ガイドブック
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動画配信方法の種類「いつ配信するか」
動画を“いつ”届けるかによって、視聴者の興味関心や参加意欲が大きく変わります。たとえばイベント当日にライブで視聴してもらうのか、それとも事後にじっくり見てもらうのか——そのタイミング次第で、得られる効果や活用方法はまったく異なります。
ライブ配信(リアルタイム配信)
ライブ配信は、イベントの臨場感をそのままオンラインで伝えられる手法です。視聴者とリアルタイムで双方向のコミュニケーションが可能であり、Q&Aや投票、アンケートによって参加者のエンゲージメントを高めることができます。
オンデマンド配信
オンデマンド配信は、事前に収録したコンテンツをいつでもどこでも視聴できる形式です。イベント当日に視聴できなかったユーザーにもアプローチできるため、リードの取りこぼしを防ぎます。
また、動画を資料請求やセミナー登録のフックとして再活用することで、継続的なリード獲得にも繋がります。特に展示会後の「資料ダウンロード+動画視聴→商談化」までの流れは、EventHubならオールインワンで対応が可能です。効率的に見込み客の育成(ナーチャリング)を進められます。
動画配信方法の種類「どうやって配信するか」
同じ動画でも、どのように配信するかによって視聴体験や運用のしやすさが大きく変わります。初めてイベント配信をする方にとっても、配信方式の違いを理解しておくことはとても重要です。
ストリーミング配信|ライブにもオンデマンドにも
ストリーミングは、動画をサーバー上で再生しながら視聴する方式で、視聴者の端末にファイルを残さずに済みます。通信環境が整っていればスムーズな視聴体験を提供できます。
配信側としても、コンテンツに合った最適な通信速度で配信できるので、同時に多くの視聴リクエストがある場合でもアクセスの集中を気にする必要はありません。ファイル容量が大きかったり、アクセスが集中的に発生したりする場合に向いています。
ダウンロード配信|オンデマンドのみ
ダウンロード配信は、視聴者が動画ファイルを自身の端末に保存してから視聴する方法です。オフラインでも視聴できるメリットがある一方で、セキュリティや視聴状況の把握には限界があります。
特にビジネスイベントにおいては、視聴ログの取得や情報漏洩対策が求められるため、ストリーミング配信が推奨されます。
ここで、ストリーミング配信とダウンロード配信の違いを整理しておきましょう。
再生方式 | ストリーミング配信(ライブ) | ストリーミング配信(オンデマンド) | ダウンロード配信(オンデマンド) |
---|---|---|---|
リアルタイム再生 | ○ | × | × |
オフライン再生 | × | × | ○ |
端末への動画保存 | × | × | ○ |
ストリーミング配信ではリアルタイム再生に優れており、オフライン再生や端末への保存は制限されます。一方で、ダウンロード配信はユーザーに自由度を与える反面、セキュリティ管理や情報保護の観点では注意が必要です。
ストリーミング配信が使われる理由
多くの企業がストリーミング配信を選ぶのには、主に3つの理由があります。
不特定多数の人へ配信しやすい
同じ動画に複数のアクセスがあった場合、ストリーミングサーバが通信速度の調整を自動的に行います。このため、アクセスが集中しても通信が不安定になることは稀であり、大勢の人が快適に視聴できる環境を作れます。「多くの人に見て欲しい」「誰が見るかわからない」といった動画の場合、この点は大きなメリットとなります。
端末を問わずストレスなく見られる
ダウンロードが不要なので、容量が小さいスマホでも快適に視聴できます。容量の大きいパソコンだけでなく、スマホやタブレットでの視聴も視野に入れて配信する必要がある場合に適しています。
セキュリティ面が安心
ストリーミング配信ではデバイスへのファイル保存ができないので、著作権侵害や情報漏洩などの危険を回避しやすい点でも、企業に重宝されています。
ストリーミング配信の注意点|通信環境を整える
ストリーミング配信は、主催者側と視聴者側の双方で安定した通信環境が前提です。たとえば、ネットが不安定だと動画が止まったり、音声が途切れたりするトラブルが発生し、視聴者の離脱にもつながってしまいます。
ストリーミング配信サービスの選び方
イベント動画配信で成果を出すには?目的に応じたツール選びのコツ
イベントの種類や目的によって必要な機能は異なります。たとえば商談数を増やしたい展示会と、情報発信重視のセミナーでは設計がまったく変わります。EventHubはどちらにも対応でき、KPI設計にも活用されています。
DRM(著作権管理)対応で動画の情報漏洩を防ぐには
展示会やイベントで配信する動画には、セミナー講演や製品紹介、企業のノウハウなど、他社に知られたくない大切な情報が多く含まれます。こうした動画を無断でコピー・配布されてしまうと、自社の信頼や競争力に大きなダメージを与える恐れがあります。
このようなリスクを防ぐために重要なのが「DRM(Digital Rights Management)」という仕組みです。DRMとは、動画や音声といったデジタルコンテンツの著作権を保護し、不正コピーや無断利用を防ぐための技術です。
たとえば、視聴者が画面を録画できないようにしたり、指定された人しか再生できないように制限をかけたりといった対策が可能になります。
初心者でも安心!サポートが充実した動画配信サービスの選び方
とくにライブ配信では、配信中に想定外のトラブルが起こる可能性もあります。EventHubでは、事前準備から配信当日、事後フォローに至るまで、手厚い支援体制が整っており、初めての方でも安心してご利用いただけます。
まとめ
展示会やカンファレンスにおける動画配信は、ただの記録ではなく、イベント成果を最大化するための重要施策です。商談化率の向上、リードナーチャリング、参加者の理解促進など、あらゆるKPIに貢献します。
はじめて動画配信に取り組む方も、安心して相談できる体制が整っています。もし「うちの展示会でも動画を活用してみたい」と感じたら、ぜひ一度ご相談ください。
