【はじめての動画配信】配信方法の種類、使えるツールをご紹介

スマートフォンが普及し、無料の動画配信サービスが登場する中で、誰もが簡単にいつでもどこでも動画を視聴できるようになりました。マスメディアが主流だった情報収集の方法が多様化し、情報発信の方法も同様に多様になりつつあります。企業による情報発信についても同じことが言え、ビジネスシーンにおける動画の積極活用が進んでいます。

そこで本稿では「はじめての動画配信」と題して、動画配信する方法やよく使われているツールについてご紹介します。

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動画配信方法の種類「いつ配信するか」

配信のタイミングによって、動画配信の方法は大きく2つに分けられます。

ライブ配信(リアルタイム配信)

あらかじめ決めておいた時間に合わせて、リアルタイムで配信を行う方法です。視聴者は事前に予告されていた時間に合わせて、プラットフォームを経由して配信される動画を視聴します。コロナ禍で人が集まることが難しくなった今、スポーツの試合やライブイベントなど、画面越しでも臨場感を共有したいシーンでの活用が広がっています。

ビジネスシーンでは、質疑応答の時間を設けたいセミナーやカンファレンスで使われる方法です。

オンデマンド配信

事前に録画した動画を時間を問わずに配信する方法です。視聴者は動画の公開期間内であればいつでもその動画を再生できます。複数回の視聴や早送り・巻き戻しが可能なので、自分のペースで動画を見ることができ、学習コンテンツなど身近なところでも広く利用されている方法です。

動画配信方法の種類「どうやって配信するか」

配信プラットフォームの使い方によっても、動画配信の方法は大きく2つ分けられます。

ストリーミング配信|ライブにもオンデマンドにも

ストリーミング技術を使った配信方法です。動画データを全てデバイスにダウンロードする必要がなく、視聴者はデータを受信しながら動画を再生します。ファイルのデータをダウンロードしながら順次再生するので、ほとんど待ち時間なく快適に視聴できます。

配信側としても、コンテンツに合った最適な通信速度で配信できるので、同時に多くの視聴リクエストがある場合でもアクセスの集中を気にする必要はありません。ファイル容量が大きかったり、アクセスが集中的に発生したりする場合に向いています。

ダウンロード配信|オンデマンドのみ

動画データをデバイスへ完全にダウンロードして初めて再生できる方法です。一度再生したファイルはデバイスに保存され、オフラインでも視聴ができます。ただしダウンロードが完了しない限り視聴できないので、ファイル容量が大きい動画には不向きです。

またアクセスが集中する場合にサーバに負荷が大きくなり接続が不安定になります。集中的に大量のアクセスが見込まれる場合には不向きな方法で、社内での共有などクローズドな配信時に使われます。

ストリーミング配信が使われる理由

企業が社外の人に対して動画を配信する際には、ダウンロード配信ではなくストリーミング配信が多く使われています。私たちの日常生活で考えても、圧倒的にストリーミング配信で動画を視聴する機会が多いことでしょう。そのメリットについてまとめました。

不特定多数の人へ配信しやすい

同じ動画に複数のアクセスがあった場合、ストリーミングサーバが通信速度の調整を自動的に行います。このため、アクセスが集中しても通信が不安定になることは稀であり、大勢の人が快適に視聴できる環境を作れます。「多くの人に見て欲しい」「誰が見るかわからない」といった動画の場合、この点は大きなメリットとなります。

端末を問わずストレスなく見られる

ダウンロードが不要なので、容量が小さいスマホでも快適に視聴できます。容量の大きいパソコンだけでなく、スマホやタブレットでの視聴も視野に入れて配信する必要がある場合に適しています。

セキュリティ面が安心

ストリーミング配信ではデバイスへのファイル保存ができないので、著作権侵害や情報漏洩などの危険を回避しやすい点でも、企業に重宝されています。

ストリーミング配信の注意点|通信環境を整える

このようなメリットを最大限に活かすためにも、配信するときの通信環境に気を付けることが大事です。

通信環境が悪いと安定した配信ができず、最悪の場合、配信が途中で途切れてしまいます。特にライブ配信の場合には限られた配信時間を無駄にしてしまうことになり、視聴者の離脱にもつながりますので、配信側の環境を整えておく必要があります。

ストリーミング配信サービスの選び方

YouTubeやニコニコ生放送など、誰でも簡単に使えるストリーミングサービスは様々あります。その中で最適なツールを選ぶにはどうすればいいのでしょうか?サービスを選ぶ際の基準となる点をまとめました。

動画の目的を達成できるか

まずは動画のストリーミング配信サービスを利用する目的を明確にします。

例えば、不特定多数の人へ拡散させる必要があればリンク一つで誰でも視聴できるような、広く普及しているサービスを使う必要があります。他方、動画の販売を目的とする場合には決済機能が不可欠となります。社外秘の情報を扱う場合には、強固なセキュリティ体制を持つサービスを利用することが大事になります。

導入コストや知名度だけで判断するのではなく、動画の用途を明らかにした上で、導入によって得たい効果を達成できるサービスを選びます。

デジタル著作権管理(DRM)は強固か

DRMとは「Digital Rights Management」の略で、デジタル著作権管理を意味します。『第三者によるデジタルコンテンツの無制限な複製、再生、閲覧、視聴、改変、印刷、流通を制限・防止する著作権の管理技術』を指す言葉です(引用)。

そもそも『複製したものを動画サイトにアップしたり、記録メディアにコピーして配布、販売したりすると違法となります』が、DRMはこれをサービスの提供会社が抑止できる手法として有効です。方法としては、『コピー自体をさせないコピー制御』・『視聴自体をさせないアクセス制御』の2つがあり、これらの技術を有するかどうかでセキュリティの強固さが変わってきます。サービス選定の際は注意してチェックするようにしましょう(引用)。

サポート体制が充実しているか

初めて動画のストリーミング配信サービスを利用するという場合は特に、サポート体制が充実したサービスを選び、疑問点をすぐに解消できるようにしておきましょう。

まとめ

ライブ配信/オンデマンド配信、ストリーム配信/ダウンロード配信、それぞれの特徴を踏まえて、適切な配信方法を選んでみてください!

まずはEventHub概要資料をご覧ください。

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