ZoomとVimeoでライブ配信するには?Vimeoの使い方からご紹介
Zoomを使って配信するオンラインイベントが増えてきました。カメラなどの高度な機材がなくても、気軽にライブ配信をできるようになりましたが、設定方法が複雑になるため、念入りに手順を確認しなければなりません。そこで本稿ではVimeoの基本的な使い方と、ZoomをVimeoに投影してライブ配信を行う方法をご紹介します。
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ガイドブック
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ZoomとVimeoを連携するメリット|YouTubeとの違いは?
Zoomではミーティングルームを動画配信サービスにそのまま流し込むことができ、オンラインイベントでも簡単にライブ配信を実施できます。YouTubeなど動画配信サービスが多数ある中、Vimeoを活用すると以下の利点があります。
広告が表示されない
Vimeoでは、動画の冒頭や視聴途中で広告が入ることがなく、視聴者は動画に集中することができます。
動画の公開範囲を細かく設定できる
YouTubeでは一般公開と限定公開の2種類の設定のみですが、Vimeoではより公開設定の自由度が高くなり、セキュリティの強化が可能です。パスワードをかけたい、埋め込みページのみ公開したいといった場合は、Vimeoで配信すると良いでしょう。
- 一般公開:誰でも閲覧可能
- 限定公開リンク:URLを知ってる人のみ閲覧可能
- パスワード:動画閲覧の際、パスワード入力が必須
- Vimeoで非表示にする:他のサイトに埋め込めるが、Vimeo上では閲覧できない
商用利用できる
YouTubeは規約上、動画の販売が禁止されており、これに違反するとアカウントがブロックされる恐れがあります。一方VimeoはProライセンス以上であれば商用利用が可能です。
Vimeoのプランは?
一部機能は無料で使えますが、容量や使う機能によってプライシングが変わります。
Basic |
Plus |
Pro |
Business |
Premium |
|
料金 |
無料 |
¥700/月 |
¥2000/月 |
¥5000/月 |
¥7500/月 |
容量 |
週500MBまで |
週5GBまで |
週20GBまで |
総容量5TBまで |
総容量7TBまで |
商用利用 |
× |
× |
◯ |
◯ |
◯ |
ライブ配信 |
× |
× |
× |
× |
◯ |
今回のようにVimeoを利用してライブ配信をする場合、ストリーミング配信が可能なPremiumプランへご契約する必要があります。プランについての詳細は、公式ページをご覧ください。
ZoomとVimeo連携して配信する
実際にZoomとVimeoをつないでライブ配信をしてみましょう。
〈準備するもの〉
- Zoomアカウント(有料)
- Vimeoアカウント(Premiumプラン以上)
Zoomはカスタムライブストリーム機能を使うため、有料プランを用意する必要があります。ご注意ください。
Vimeoでライブ配信の準備をする
Zoom→Vimeoライブ配信をするには、まずライブイベントを作成し、作成したイベントのRTMP配信キーを取得します。
①ライブイベントを作成する
[新しい動画]をクリックし、[ライブイベントを作成]します。
イベントを定期的に開催する場合は[繰り返し]、それ以外は[1回限り]を選択します。プライバシーでは公開範囲を設定します。
②配信設定をする
詳細の配信設定を進めましょう。希望に応じてサムネや埋め込み設定をしてください。[埋め込み]タブの[動画管理]から、再生バーと音量調整が表示されるように設定します。
カスタマイズ機能では、Vimeoのロゴを削除してオリジナルロゴに変更したり、色のカスタマイズも可能ですので、イベントに合ったものを設定しましょう。
③RTMP配信キーを取得する
[プロダクション管理]から[RTMP経由でストリーミング]をクリックすると、ライブ配信画面に遷移します。
画面右側にある[接続(RTMPS)]タブをクリックし、[RTMP URL]と[ストリームキー]をコピーします。後ほど、これらをZoomに入力することで連携が可能になります。
ZoomからVimeoに投影する
①新規ウェビナーを作成
[ウェビナー]>[ウェビナーをスケジュールする]から、ルームを作成します。必要な項目を設定したら、[保存]をクリックしてください。
②カスタムストリーミングサービスを設定する
画面を下にスクロールすると、[ライブストリーム配信]という項目があるので、[カスタムストリーミングサービスを設定]をクリックします。
こちらに先ほどVimeoで取得した[RTMP URL]と[ストリームキー]を入力し、[保存]をクリックします。ライブストリーム配信のページURLにはVimeoリンクを記載してください。
③ライブ配信を開始する
キーの入力が完了したら、配信を始める準備を進めましょう。作成したウェビナーの[開始]をクリックし、Zoomを立ち上げます。
立ち上がったZoomの[詳細]から、[ライブ中 カスタムライブストリーム配信サービス]をクリックします。
下記画像のように接続が開始され、しばらくたつとVimeo側で自動的に配信が開始されます。
正常に配信されているかどうか、実際の視聴画面もあわせて確認しましょう。
まとめ
ZoomとVimeoの連携は複雑なステップを踏むため、常に配信トラブルと隣り合わせです。あらかじめ操作方法を確認し、念入りにリハーサルを実施するようにしてください。
EventHubではVimeoなどの動画を埋め込むことができるほか、動画配信サービスを経由せず直接Zoomをイベントページに埋め込むことが可能です。そのため上記のような複雑なVimeo連携を行わずに、オンラインイベントを気軽に開催できます。
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