「現場の人に届けたい」メーカーならではの運営の工夫とは?

主催者 シチズンマシナリー株式会社

カテゴリー 展示会

開催期間 3日間 参加人数 合計1,456名

開催期間 3日間

参加人数 合計1,456名

工作機械メーカーのシチズンマシナリー株式会社。2021年2月、同社はシチズンマシナリー オンライン プライベートショー 2021を開催しました。「次の飛躍へ、いま伝えたい」をコンセプトに、新機種の情報や同社の独自技術について配信を行ったオンラインイベントです。運営の工夫や成功の秘訣について、担当の山浦さんにお話を伺いました。

新たな情報発信の手段としてオンラインイベントを開催

- このオンラインイベントを開催した背景を教えてください

シチズンマシナリー株式会社は総合自動旋盤メーカーです。自社の製品や独自技術を知っていただくため、これまでも各種イベントを開催してきました。今年初めてオンラインでの開催としたのは、コロナの影響です。これまでは工場に足を運んでもらって、実際に機械を見ていただくというのが主な開催の方法でした。しかしコロナ禍でこれができなくなり…。

対面でのイベント開催が難しくなった中でも多くの方に当社の製品や技術について知っていただきたく、シチズンマシナリー オンライン プライベートショー 2021を企画しました。

- このイベントを通じて達成したかった目標はありますか?

これまで対面でやってきたイベントと同様、集客などの定量的な目標は設定していたので、それを達成することで開催の成果を出したいと考えていました。

今回ならではの目標としては、定性的な部分にはなりますが、新たな情報発信の手段としてオンラインイベントを成功させたいと思っていました。距離や時間の制約を超えて遠方から参加してもらえるのがオンラインの良さなので、工場に足を運ぶのが難しかったという人にもアピールできる場にしたかったです。

- 初めてのオンライン開催で不安も多かったのではないですか?

最初は全てが不安でした。イベントの内容は確かに例年と同じなのですが、オンラインイベントについて何もわからない状態で始めたので。特に、バーチャル空間での参加者の動きについて、イメージができず心配でした。参加者をどうやって案内するのか、どういう流れで展示を見てもらうのか、参加者の動きをどう把握するのか、商談はできるのか、どういう情報が取得できるのか。わからないことが多かったです。

- これらの懸念点について、実際やってみた感想としてはいかがですか?

オンラインだと取れる情報が少ないと思っていたのですが、やってみると期待以上にオンラインの良さを感じることができました。実際、視聴ログを取ることで参加者の行動・様子が一目で把握できました。登録フォームからイベントページまで全てシンプルで、参加者も迷うことはなかったと思います。

手応えとして、オンライン開催の方が対面でのイベントよりも、費用対効果が大きいと感じています。費用が抑えられる反面、各目標数字を達成するなど成果を残すことができました。

- 商談につなげにくいのではないか…と心配されていたようですが、こちらははいかがでしたか?

EventHubを使ったことで「商談・受注につなげにくいのではないか」という不安も払拭できました。というのも、EventHubでは参加者の方がダイレクトに営業担当に問い合わせできるようになっているので、当社の製品に興味をもってくださった方からスムーズにご連絡をいただくことができましたし、商談化率も高かったです。

オンラインイベントの集客をあえてチラシでやったワケ

- イベントの運営方法について詳しくお聞きします。懸念事項が色々あった中で、まずは何の準備から始めましたか?

まず、コンテンツの作成から始めました。というのも、当初はホームページに特設サイトを設けて、そこでコンテンツをアップしていく方法を検討していたので。しかし準備を進めていく中で徐々に技術面の問題が浮上して、そこで初めて配信プラットフォームを探し始めました。

- 配信ツールはどうやって探したんですか?

インターネットで検索をしました。「オンラインイベント ツール」などでひたすらWeb上で探していました。あとは、繋がりのある企業さんに、評判の良いツールを聞いたりもしましたね。最終的には3〜4つのツールに絞って資料請求をしました。その中で、直感的に「良さよう」と思ったのがEventHubだったんです。

- EventHubにしようと思った決め手はなんだったのでしょう?

スピーディーな対応に良い印象を持ちました。配信プラットフォームの選定が後手に回っているような状態で探していたので開催まであまり時間がなかったんです。その中で、例えばメールの返信を早くくれたりなど、スピード感をもって対応してくれたので、当社としてはやりやすかったです。

- 運営にあたって特に工夫された点があれば教えてください。

ターゲットとしている方々が参加しやすいようなイベントを心がけました。

今回は町工場や中小・零細企業の現場の方々にもイベントに参加して欲しかったので、メールで集客するだけではなく、チラシを配布しました。メールだと経営層には届くんですが、現場の人にはその情報が伝わりにくいのでチラシを配って回りました。特典情報も掲載して、イベントを覗いてみようという気にさせる工夫をしました。

- あえてチラシで集客したんですね…!

チラシを配るというこの方法、目新しさはないかもしれませんが、オンラインイベントをもっと身近に感じてもらうことが狙いでした。視聴方法についてもパソコンだけではなく、スマホやタブレットでも簡単に見られることをお知らせしました。業界的にも「オンライン」というものにハードルの高さを感じている方が多いので、それも踏まえて、人間臭さを出しつつオンラインイベントに興味をもってもらえるよう心がけました。

参加者を飽きさせないコンテンツ作りの秘訣

- 今回は生配信・事前収録動画、どちらも使われたと伺いました。配信方法はどうやって決めたんですか?

単なるセミナー動画の配信にならないように心がけて配信方法を決めました。

事前に作ったコンテンツをアップするだけの方法だと、気軽に視聴できる反面、「今見なくてもいいや」という雰囲気が出てしまうじゃないですか。他の機械メーカーが開催しているオンラインイベントも参考にしつつ、やはりリアルタイムでの生放送は大事だなと思うようになりました。イベントならではのライブ感を残しつつ、いつでも気軽に見てもらえるような工夫をしたいと思い、最終的に生配信・事前収録動画を組み合わせることになりました。

- アーカイブ配信も活用されたそうですね。反響はいかがでしたか?

当日流した動画をアーカイブとして残しておいたので、当日見逃してしまった方・もう一度じっくり見たい方には好評だったと思います。事実、ライブ配信よりもアーカイブ配信の方が総視聴回数が多かったです。どちらも1,000回以上の視聴があり、どちらにもニーズがあったということを実感することができました。

コンテンツの長さについても工夫しました。ライブ配信もアーカイブ動画も、参加者が飽きずに視聴できるよう、1つのコンテンツの長さは30分程度に短くまとめました。事前収録の動画にも適宜、ナレーションを入れることでメリハリあるコンテンツ作成を心がけました。

- イベント参加の特典をチラシに掲載したそうですが、どういった特典を用意されたのですか?

例えば、当社の機械を操作する時に必要な操作方法のDVDを半額で販売しました。配布したチラシにも、「参加してくれた人には半額で販売する」と記載していたので、100件以上のダウンロードがあるなど、大変人気でしたね。

これは特典ではないですが、刃具メーカーだけのトークセッションもご好評いただきました。業界初の取り組みとして注目を集め、700以上の閲覧回数を残すなど、多くの方に興味をもっていただけたようです。

- オンラインならではの良さを感じる瞬間はありましたか?

コンテンツの質を一定に保てること、同じ質のコンテンツを手間をかけずに何度でも提供できることは、オンラインならではの良さですね。例えば、対面のイベントでは説明員ごとにレベル感も違うし、伝え方も情報量もバラバラです。オンラインでは事前に動画を作ってしまえば、それを何度でも使い回すことができます。伝えたいことをシナリオ通りに不足なく参加者に伝えられるというのは、主催者として安心感がありました。

- 視聴ログの活用方法を教えてください。

どの動画をどの参加者が見たのか、どの資料を誰がダウンロードしたのか。対面のイベント開催では詳細を把握できませんが、EventHubを使ってオンライン開催したことで、これが明確に把握できました。

この情報を活かして、後日営業が参加者の方々のもとへ足を運び、フォローを行いました。この際も、ノベルティを持っていきイベントに参加したメリットを感じてもらいつつ、イベントの動画では十分に伝えられなかったと思う部分について補足をしました。視聴ログが取れたことで、イベントでの動画視聴で当社製品に興味を持ってくださった方に、きめ細かい適切なフォローをすることができました。

オンラインは手段。やるべきことは今までと一緒

- 今後のイベントについて、現時点ではどういった開催方法を検討していますか?

ハイブリッド開催を主軸に、状況を見つつ検討を重ねていきます。

今後は、新機種(新商品)発表の基本的なプロモーションの形として、プロモーションビデオ・LIVE配信・実機展示を組み合わせていきたいと考えています。情報発信の部分はオンラインで、実際に機械に触れていただくのはリアルで、両方の良いところを活かしていきたいです。当社のような工作機械メーカーは、このようなハイブリッド開催という形でオンラインの良さを活かしていくのが良いと考えています。

どんな開催形態であれ、集客やイベント後のアフターフォローは当社で力を入れていかなければいけない部分です。一方で、オンライン開催の場合は特に、イベント自体の魅力を高めていくためツールのアップデートには期待しています。自社製品をアピールする場としてのイベント開催がしやすいようなツールがあれば、オンライン開催の魅力を活かしたイベント設計ができると思います。

- これからオンラインイベントを開催する企業に、アドバイスをお願いします!

「オンライン」と聞くと身構えてしまう方も、中にはいらっしゃるかもしれません。しかし「オンライン」はあくまで手段であり、その手段が少し変わっただけで、企業としてやるべきことは今までと何も変わりません。

チラシを作って集客をして、イベントで多くの方に自社製品の魅力を知ってもらって、興味を持って下さった方にはきちんとフォローをする。これはリアルでもオンラインでも変わらないのです。今までやってきたことがデジタル化しただけ、なんですね。

オンラインだから動画を流すだけとか、オンラインだからチラシはいらないとか、そういうことではないと思うんです。ターゲット層に届けたいものを届けるにはどうしたらいいのか、これを考えた上で、オンラインという手段を活用することが大切だと思います。

- 山浦さん、ありがとうございました!

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