15分のカジュアルトークを促し、参加者・企業間のコミュニケーションを創出
主催社: 株式会社Coral Capital
イベントタイプ: 就活・転職フェア
開催形式: オフライン 業界: 金融・VC・保険
開催形式 オフライン
業界 金融・VC・保険
10分でも、15分でも気になる相手とはカジュアル面談も行える形式を加えることにより、より一歩深い会話を実現し、フェアとしての価値も上がる。
2019年7月27日(土)に開催されたスタートアップ採用フェアCoral Career Fair 2019 Summerにて、EventHubマッチングサービスをご利用いただきました。本イベントの企画者である株式会社Coral CapitalのTalent Manager津田さんと、参加企業の1社としてEventHubをご利用いただいたjustInCaseの李さんにお話を伺いました。
スタートアップ企業とスタートアップ転職志望者のマッチングの場
Coral Career Fair 2019 Summerはどのようなイベントでしょうか?
津田さん(Coral Capital):
株式会社Coral Capitalが企画したCoral Career Fair 2019 Summerは、私たちが投資先スタートアップと、スタートアップでの転職を検討している方々のために定期的に開催している採用フェアのひとつです。
約200名規模になった“500 Career Fair”、5月に行った “Bilinguals and Gaijins in Startups” に引き続き、国内最大級のスタートアップキャリアイベントとして開催しました。どのイベントも投資先企業に無料で出展機会を提供しております。毎回多くのスタートアップ転職志望者にお集まりいただき、出展企業にとっても、スタートアップでのキャリアにご関心がある方にとっても、非常に良いマッチング機会であると自負しております。
今回のフェアでは、投資先有力スタートアップが18社参加しました。
イベント内容について詳しくお聞かせいただけますでしょうか。これまではどのような形式や方法で採用・出会いの促進をされていましたか?
津田さん(Coral Capital):
基本的にいつもイベントの構成は下記3本構成で実施しています。
1.パネルディスカッション
2.各社が自社の魅力を3分間で伝えるエレベーターピッチ
3.各社と自由に話せる交流会
パネルディスカッションでスタートアップでのキャリアに関して理解を深めてもらい、エレベーターピッチで各社のサービスを知ってもらい、そして交流会で企業と候補者の引き合わせをする、という構成です。
採用フェアは主に企業と候補者のマッチングが全てですので、交流を促す仕組みはいつも意識しています。交流会では軽食とビールを楽しみながら、興味がある企業とざっくばらんにお話しできる環境・雰囲気をつくり、交流を促進していました。また、参加企業には、参加者の方の了承を取った上で各自登録したプロフィールを共有し、イベント前から情報交換をしたい場合は個別に連絡が取れるようにもしていました。
なぜ今回新規要素としてEventHubを利用しようと思われたのでしょうか?
津田さん(Coral Capital):
単純によりよいマッチング体験、そして参加者により一歩踏み込んで企業を知っていただく機会を提供したい、と思ったからです。
今までも交流会で交流は生まれていたものの、それだけだと気楽には話せますがじっくりと話せない。せっかく同じ会場にいるのに、お互いが良いなと思っていても、後日フォロー任せになってしまうのは勿体無いなと思いました。10分でも、15分でも良いから、気になる相手とはカジュアル面談も行える形式を加えることにより、より一歩深い会話を実現し、フェアとしての価値も上がると考えました。
そこで、今回EventHubを導入し、交流会と同時並行でカジュアル面談も各社6枠分行えるような設計に変更しました。まずはEventHubマッチングページに出展企業を登録し、その後来場者の皆様に招待を送りました。そこからログインしていただき、登壇予定のスタートアップ18社の詳細プロフィールを確認できるようにし、イベント前からスタートアップと候補者たちが気軽にやりとりをし、15分の「カジュアル面談」を予約できる仕組みを作りました。
導入前に期待や不安はございましたか?
津田さん(Coral Capital):
大きな不安はなかったですが、使うのが初めてだったため、反響が完全に読めない部分はありました。ただ、肌感としてきっとみんな使ってくれるだろう、うまくいくだろうとは思っていました。また、個別面談を含むため導線やオペレーション等を考える必要はありましたが、当日特に問題はありませんでした。
予想以上の成果!次回も利用要望の声強く、登壇企業の満足度も向上
当日はいかがでしたでしょうか?
津田さん(Coral Capital):
想像していた以上に使われ、当初期待していた以上の数のカジュアル面談が組まれました。面談枠が足りなくなる企業も出るほどでした。
初の試みということで、イベント終了後のアンケートで出展社に対して「次回も個別カジュアル面談を実施したいか」と聞いたんです。結果、答えた全員が「そう思う」、つまりこの仕組みが良かった、と回答していたため、それだけニーズがあったのだと認識しています。次回も是非使いたいと思っています。
ツールを使うことで採用担当者間の情報共有がスムーズに
justInCaseさんも多くの面談を設定され、活用されておりましたが、利用企業としての感触はいかがでしたでしょうか?
李さん(justInCase):
事前に参加者のプロフィールをフィルタ機能やタグ検索等を使いシステマティックに確認することで、会いたい人を特定でき、どのような方が当日いらっしゃるのか、が分かります。そして、その方達とのやりとりを事前に行い、人となりを理解した上でカジュアル面談を組むことができます。さらにプロフィール、やりとりの内容など情報を全て一元管理できる点が大変便利でした。
よく採用イベントで起きるのが、情報伝達の抜け漏れです。事前に候補者とやりとりをした担当者と、実際に面談を行う人がうまく連携できておらず、全く同じ情報を2回聞いてしまう、面談で適切な質問を聞けない、ということが多々あります。
EventHubを使う場合、相手のプロフィール、これまでのやりとり、会う時間・場所を一元管理することができるため、情報共有や連携も全く問題なく、スムーズに面談を行うことができました。当日は代表が面談を行ったのですが、相手のプロフィールとこれまでのやりとりを完全理解した上で面談に挑むことができたため、15分でも効果的なカジュアル面談を行うことができました。
ブース交流のみならずカジュアル面談を実施する上での利点とは?
李さん(justInCase):
落ち着いた環境で資料を見てもらいながらお話できるのが良かったです。また、カジュアル面談は時間が事前に決まっているのでよくも悪くも時間が限られており、潔く終えることができます。だらだらと面談が長引くこともありません。
事前にEventHub上で会いたい人を特定して個別メッセージのやりとりを行った上でお会いしているので、お互いにとって良い仕組みだったと思っています。
事前告知の徹底、利用率に基づいた適切なリマインドが成功の要
効果的に運用する上で、気にかけたこと、うまくいったこと(コツ)をお教えください。
津田さん(Coral Capital):
これはイベントを行う際、EventHubのみならず全てに言えることですが、やはり来場者・出展社と事前にきちんとコミュニケーションを取り、正しく認知を広めることでしょうか。
我々の場合は事前にこのような仕組みがあることを周知し、動画やメールを通じて、仕組みの内容と使うメリットを何度か連絡をしていました。当日も、MCに説明してもらいました。
導入後もEventHubさんが利用率の統計等を送ってくださるため、適切なポイントでリマインドをかけることができました。途中でEventHubさんが企業別のマッチングパフォーマンスも送ってくださり、使えているところは成果を出しているのが明白だったため、そのままランキングボードを出展企業に送りました(笑)。活用できているところはこんなに候補者と接点持てているよ!と発破をかけたところ、他の企業も使ってくれましたね。
李さん(justInCase):
これは通常の人事系スカウトもそうですが、やはり一番気をつけたことは、採用するポジションに合わせてメッセージの内容を変えることです。ポジションによって訴求ポイントが変わってきたり、相手によって提供すべき情報が違うので、時間をちゃんと使いメッセージを送っていました。
あとメッセージは全て代表の畑の名前で送ることですかね(笑)。当日は畑が面談担当者だったので、せっかくのリアルイベントですし、中の人の顔が見えた上でやり取りをする方が効果的だとは思います。