初のカンファレンスで20以上のスポンサーを獲得!
スポンサーに提供するデータの精度の高さがEventHub導入の決め手

主催社: 株式会社estie

イベントタイプ: カンファレンス

開催形式: オフライン 業界: 建設・不動産・ホテル

開催形式 オフライン

業界 建設・不動産・ホテル

「オフラインカンファレンス」検討時の課題

  • 初の大型カンファレンスの主催のため集客への不安
  • 不動産業界のDXパートナーとしてのポジションを確立

「EventHub」の効果

  • 直感的な操作性のお陰で簡単にマイページの活用やチケット量産が実現
  • スポンサーに対して質の高いリード提供が可能に
  • 基本パッケージがあることで余計な決定事項などがなくスムーズに進行

株式会社estieは、2024年4月9日に「産業の叡智が、集う。」を掲げ、商業不動産を次なるステージへ導くことを目的とした巨大カンファレンスを開催しました。このカンファレンスは、日本の不動産業界を牽引する企業を含む40名以上の登壇者に加え、スタートアップ11社のピッチセッションを行うなど、老舗から新進気鋭の企業までの幅広い顔ぶれが大きな話題となりました。このカンファレンスの指揮を取ったマーケットリサーチ事業本部 事業責任者の久保様に、当日に至るまでの様々なご苦労や工夫した点、カンファレンスの成果などを詳しくお聞きしました。

事業内容について

マルチプロダクト戦略を掲げたコンパウンドスタートアップ企業

ーまずは御社の事業内容や業務内容についてお聞かせください


株式会社estieのエントランス

弊社株式会社estieは、商業用不動産領域の課題をデータやテクノロジーの力で解決していくコンパウンドスタートアップ企業です。具体的には、オフィスや物流施設に関わる市場動向の分析、把握、物件を取得する際に必要な情報の提供、管理サービスなどの開発・提供を行っています。

2022年より「マルチプロダクト戦略」を掲げて、複数プロダクトを並行して提供しています。我々が対象としているのは業界全体のDXであり、顧客のバリューチェーン上で生ずるあらゆる課題を解決することを目指しています。そこで部署ごとに縦に区切るのではなく、複数サービスの提供やプロジェクトを推進する「マルチプロダクト戦略」を取っています。

とはいえ、海外の事例を見てもコンパウンドスタートアップにおけるセールスやマーケティングはオペレーションが複雑になるということが分かっています。そのためプロダクトマーケティングも含めて、どうやったら全社の売り上げが上がるか、どうしたら円滑に業務が進むかということを常に試行錯誤しています。

私自身は最初はプロダクト責任者としてプロダクトの立ち上げや部署間の連携などを行っていましたが、4月から事業責任者になり、業務範囲がマネジメント領域にも広がりました。カンファレンスではデザイナー・広報などと一緒に、全体の統括とハード面中心に担当し、デザイナーがコンセプト作りからデザインに落とすところまで幅広く対応してくれたお陰もあり、少人数でカンファレンスを成功させることができました。

カンファレンス開催の背景

『単なるソフトウェアベンダーではなく、業界の基盤でありたい』という想いで初カンファレンスを開催

ー「不動産DXカンファレンス2024」の開催の背景を教えてください


不動産DXカンファレンス2024の開幕

不動産業界にも様々なIT系企業によるセミナーやイベントはありますが、「単にソフトウェアを導入することがDXでは無い」と我々は考えています。ソフトウェア導入後にお客様の事業が本質的に変化しないと本当のDXではない、単なるソフトウェアベンダーの立ち位置ではいつまでも真のDX化を推し進めることはできない、と考えています。そこで今回のカンファレンスでは、『デジタルを事業に取り入れた場合のメリットがしっかりとお客様の声で共有される』という点を大切にしました。

不動産業界のDX化を推し進めたいと考えているので、結果的にお客様が選ぶ製品が弊社の製品でなくても良いのです。求める内容や必要とすることは企業によって異なりますから。

本来は、お客様が同業他社に自社の知見共有をしたり、弊社としても他社製品の情報提供機会を作ることはなかなかないことだと思います。しかし、「不動産×DX」はまだまだ始まったばかりであり、まだ1%くらいしか進んでいないと感じています。「競合はだめ」などと言わず「不動産業界のDXを本当に推進できるよう、胸元開いて知見共有しましょう」というコンセプトの元、今回のカンファレンスを開催しました。

情報共有をしたり、新しい知見を得るためにはネットワーキングも重要です。不動産業界は人材の流動は多いので交流はあるものの、どうしても近しい人同士の集まりになりがちです。中立の立場の私たちがやるからこそ輪を広げられる面もあるので、当日も弊社の営業が「あの人とあの人を繋げよう」「あそことあそこを繋げたらお互いメリットになるのでは」など、人力でネットワークを広げることに注力しました。結果的にカンファレンスに約1,200名参加で交流会にも200名が来てくださり、ネットワーキングにも一定の効果は出せたと思っています。

カンファレンス開催の工夫

自社名のアピールよりも場づくりに徹し『産業の叡智が、集う。』というキャッチフレーズにふさわしいブランディングを

ーオフライン開催にした理由やミッドタウンを選んだ理由など、開催のこだわりを詳しく教えてください


様々な登壇者による多彩なセッション

当初はハイブリッド開催も考えましたが、それだとイベントを二つ開催するようで負荷が高かったためどちらか一つに絞ることにしました。オフかオンで考えた時、業界の特性上リアルに会う方が合っていますし、コロナ以降大きな不動産関連の集まりがなかったことから、業界の雰囲気を盛り上げるのにもオフラインが良いと判断しました。

私はこれまでのキャリアで過去にもイベント開催の経験があるので、都内の会場は大体わかっていますが、カンファレンスだとどうしても無骨なイベント会場になってしまいます。そこで、私たちのやりたい雰囲気に近く役職が高い方がくるにもふさわしいラグジュアリーさがあるという点から、東京ミッドタウンを選びました。

ただ今回は、弊社が主催ではあるもののあくまで『不動産業界がDX化する場を作る』ことが目的だったので、自社のロゴは極力出さないようにしました。弊社の名前より、カンファレンスのキャッチコピーである、『産業の叡智が、集う。』にふさわしくあるようにデザイン・ブランディングを統一していきました。

20以上の協賛を集められたのはコンセプトの良さと他部署も巻き込んだ全社一丸となっての取り組みの成果

ースポンサー集めが成功したポイントを教えてください


日本を代表する不動産会社からベンチャーまで幅広いスポンサーの顔ぶれ

今回20以上の協賛を集めることができましたが、あらためて「こういう場が求められていたんだな」と感じます。スポンサー集めで注力したことは、まず最初にリードスポンサーを決めること。それによって後のスポンサー集めが楽になると思ったからです。

今回は他部署も巻き込み全社一丸となって集客を行いましたが、20以上のスポンサーが集まったのはビジネスチームのお陰だと実感しています。私自身走りながらだったので言葉足らずな点は多かったと思いますが、メンバーがフォローしてくれたり、開催1、2ヶ月前にあらためて「なぜやるのか」を伝えたことで、全社的に同じ方向を向き目的を共有することができたと思います。

EventHubの選定理由

EventHub選定の理由はスポンサーに提供するデータ精度の高さと交流会の機能の充実・直感的に様々な機能が使いこなせる分かりやすさ

ーEventHub選定の理由を教えてください


会場は交流する多くの人であふれていました

スポンサーを集める以上『きちんとしたリードデータをお返ししたい』と考えていました。EventHubは属性もわかる状態でデータが集められ、交流会機能が活用できた点が選定の大きな理由です。

他社はセットアップやシステム開発に時間がかかるためにいつ仕様が定まるかが見えなかったり、カスタマイズが可能な分決めなければいけないことが多くて手間や不安要素がありました。その点EventHubは基本的なパッケージがあるため、時間がない中では「この中でできることをやる・できないことはできない」とはっきり見えるのが良かったですね。

今回私たちが一番重視したのは、「来場登録ができるかどうか」「属性が判別できるか」という点でした。それに加えてチケットの量産やマイーページの活用も直感的にできた点も良かったです。

カンファレンスの感想と今後の展望

定量より定性。KPIを設けなかったにも関わらず多くのリードが集まりエンタープライズ企業から信頼を得ることにも成功

ーカンファレンスを開催の成果と今後の展望をお聞かせください

元々リード獲得数のKPIはなかったものの、当日多くの顧客接点を設けることができ、結果的にかなりの数のマーケティングリードが集まりました。また「来年も絶対行きます!」「とても役に立った」などの声も多くいただいて、協賛企業様はもちろん、社内からも「やって良かった」という声が多くあったので、ビジネスチームとしても良いカンファレンスが開催できたと思っています。

また、弊社の名前をことさらアピールすることはしなかったものの、エンタープライズ企業から「ここまでのカンファレンスをやってくれるならDXのパートナーはestieだよね」と言って頂けたのは嬉しかったですね。「定量より定性」とつくづく実感しています。今回が初回のカンファレンスでしたが、これからも毎年開催して不動産業界のDXをしっかりと推進していきたいと考えています。

ー本日はありがとうございました!

取材協力

株式会社estie
執行役員 マーケットリサーチ事業本部 事業責任者 兼 VP of Products
久保 拓也様

株式会社博展でセールスやプランナー、新規事業立ち上げを経験したのち、リクルートにてエンタープライズ領域のセールスマネージャー、SMB領域の戦略構築、九州拠点長等を担当。その後ユアマイスター株式会社に参画し、社長室 兼 VP of Productsとして同社事業とプロダクト全般の戦略立案と実行をリード。2022年8月にestieへ入社し、同年11月VP of Productsに就任。Whole Product構想の実現に向けプロダクト戦略と遂行を担う。24年4月より現職。

まずはEventHub概要資料をご覧ください。

>お問い合わせはこちら
問合せ画像

その他の導入事例