イベントをきっかけにした新しい出会いを チャット機能やライブ掲示板。実現したい世界感に最も近いツールがEventHubだった

主催者: Qiita株式会社

イベントタイプ: カンファレンス

開催形式: オンライン 参加人数: 2400人

開催形式 オンライン

参加人数 2400人

「カンファレンス」検討時の課題

  • 既存のWeb会議ツールには参加者同士1対1の交流を生むような機能がなかった
  • スポンサーに対しての価値提供の幅が狭かった

「EventHub」の効果

  • ライブチャット機能、ライブ掲示板で視聴者同士や視聴者と企業の交流を促進
  • スポンサー企業にブース出展していただくことで、ロイヤルティが向上
  • EventHubを使用した事例の共有を含め、EventHub社の営業からのアドバイスを手厚く受けることができた  

現代社会のインフラ整備には欠かせないソフトウェア開発。それを支えるエンジニアの開発効率向上に貢献することを通して、“すべてのエンジニアを最高に幸せにする”ことをビジョンに掲げているQiita株式会社。同社が“エンジニアの活躍の幅を広げるため”“エンジニア同士の交流の場を増やすため”に開催したオンラインカンファレンス「Qiita Conference 2022」について、企画担当の渡邊様にお話を伺いました。

事業内容・マーケティングについて

事業を進める中でエンジニアへの価値提供の幅を広げたかった

ー事業内容について教えてください。

まず大きく分けると3つのプロダクトがあります。

1つ目が「Qiita」でエンジニア向けのCGMサービスです。エンジニアの方がプログラミングで困ったときにコードなどを検索して調べることができます。ユーザーの方に記事を投稿してもらう形の情報共有サイトです。

2つ目は「Qiita Team」というかんたんにナレッジを共有できる社内向け情報共有サービスです。

3つ目が「Qiita Jobs」でエンジニアと企業のコミュニケーションプラットフォームです。求人掲載ができたり、「Devトーク」というエンジニア同士で気軽に相談や情報交換などができる場を提供する機能があります。

ー現在は特にどのプロダクトに注力されていますか?

私自身はエンジニア向けのサービスであるQiitaとQiita Jobsに注力しています。Qiitaをより一層プラットフォーム化し、Qiita上でエンジニア同士、またはエンジニアと企業の繋がりの場を増やし、ビジョンである“すべてのエンジニアを幸せにする”ことに繋げたいと思っています。

Qiitaに記事を投稿・閲覧する場としてのサポートだけでなく、例えばイベントなど、幅広くエンジニアに価値提供する場を創出したいと思っており、そのために定期的にイベントやキャンペーンを行っています。

ーPRや認知広報活動はどのようなことを行っていますか?

売上創出を第一義とした認知広報活動というよりは、エンジニアを幸せにするというミッションのためにこういう世界観があったら良いな、という考えのもとに、イベントやその他のアウトプットを行っています。エンジニアに楽しんで頂けるようなコンテンツを作り続ける、ということに注力しています。ミッションベースでの事業活動の先に、またはミッションと共存した形での売上創出を目指しています。

ー事業を進める中で、コンテンツの強化をさせることにおいての課題感はありますか?

ごく最近まで「Qiitaはどういう世界を達成したいのか」「どういった価値・体験の提供をしたいのか」という発信はそれほど多くはなかったです。Qiitaにある記事による非同期的な機能以外ではエンジニアへの貢献が少なかったと感じています。

なので、最近はQiitaの記事の先にある価値の提供も目指しており、イベントを行い登壇の機会を創出したり、例えばQiitaで記事を書いていたら本の出版ができた、といったさまざまな繋がりをより創出できれば良いと思っています。あらゆるシーンでエンジニアに対して何が提供できるのか、ということに注力してコンテンツの強化を行っているところです。

イベントの開催について

イベント開催を通してエンジニアへの価値提供の場を広げ、エンジニア同士が繋がれる場を提供したい

ー登壇の機会の創出以外にイベントを開催する目的はありますか?

イベントを開催するまでは我々運営側とユーザー様のコミュニケーションがQiitaのサービスの中でしかありませんでした。一方で我々のサービスはユーザーの皆様に記事を書いていただかないと成り立たないものであり、ユーザーや投稿記事は大きな資産だと思っています。そこを大切にしたいと思い、ユーザー同士の交流の場や我々とユーザーとの繋がりを深めるためにイベントなどの企画を行っております。

(Qiita 渡邊様)

ー小さめのユーザー会と大きめのカンファレンスと両方開催していると思いますが、どのように分けているのでしょうか?

視聴者向けの価値提供としては、小さいものは特定の技術テーマを取り扱い、ユーザーさんに楽しんいただく、というのが目的になります。また、Qiitaで活動されている方にもご登壇いただき、活躍の場を広げるお手伝いができれば良いと思っています。

大きいイベントに関しては、もともと10年くらい毎年行っているQiita Advent Calendarという記事投稿型のイベントがありました。ですが実際に企業の方やエンジニアの方にお話をしていただき、それを聞いたり、セッションして直にお話をするようなカンファレンス型のイベントはほとんどなかったです。今回大きいイベントを開催しようとなったときにカンファレンス型のイベントを柱にしていこう、ということになりました。

ーイベントは売上をあげることよりもユーザーさんに楽しんで頂くこと、ユーザーさんに価値提供をしていくことを目的に開催しているということですね?

その通りです。もちろん基本的にはそれぞれに売上目標はありますが、ユーザーファーストをなによりも優先して事業運営を行っております。

ーイベントとして形になり始めたのは何年くらい前からですか?また現在は年に何回くらい開催していますか?

昔はオフィスに遊びに来ていただく形式のファンミーティング的なユーザー会を開催していました。この形式のイベントはコロナ禍の影響もあり、最近は開催できていないです。

今の形のイベントをちゃんとやっていこうとなったのは3年くらい前からだと思います。2,3年前の夏にZoomを使用したオンラインイベント「Qiita夏祭り」というイベントが始まりました。そこから年に3~4回程度大きなイベントをやろうということになりました。

小さなイベントは1年前くらいから始めて、月に1,2回程度行っています。

今回開催したQiita Conferenceは去年の夏に開催したものをリニューアルして、第1回として行ったものです。

ーどのようにリニューアルしたのでしょうか?

Qiitaというプラットフォームの中でエンジニア同士やエンジニアと企業の繋がりを作りたいという目的があり、その方向に変わりました。カンファレンスなので、一方的に聞く場ではありますが、その中でもできる限りインタラクティブにしたいということがあり、規模も大きくして内容もリニューアルしました。

ー小さいイベントの開催を含めるとイベント開催頻度が多いように思いました。イベント運営に関しては御社の中でサイクルが出来上がっているのでしょうか?

運営のノウハウはだいぶ溜まってきたかと思います。始めた当初は全く知見がなく、グループ会社を含め一度も開催したことがない状態でした。最初はB向けのイベント運営を多く行い、ノウハウがついてきました。あとは他社ですでに知見がある企業様と、共催という形で一緒にやらせていただき、知見を得て単独開催に繋げていきました。今は運用体制に関してはスムーズに回るようになったかと思います。

Qiita Conference 2022について

Qiita社史上、最大規模のカンファレンスの開催へ
コンセプトを実現できるツールを探しEventHubを見つけた

ー今回開催されたイベントについて、集客目標は何名でしたか?

2000名が目標でした。

ーこれまでも2000名程度の規模のイベントは開催されたことがあったのでしょうか?

2000名を超えた今回のイベントはQiita社史上で一番規模が大きかったです。

それまでは1000名を少し超えるくらいが一番大きなイベントでした。

ーストレッチな目標設定をする上で、今までのイベントに関しての課題感や、今回はここを改善したい、という目標はありましたか?

以前までのイベントでは、視聴者同士のコミュニケーションの場はなく、視聴者は全体に向けたQ&Aやコメントができるだけでした。今回はより多くの繋がりを作りたく、登壇者や企業、視聴者ひとりひとりがコミュニケーションを取れて繋がれる、新しい出会いのきっかけの場を作りたいと思いました。それができそうなツールを探していたところEventHubを見つけました。

ー他のツールだと交流を生むのは難しかったですか?

1対1の交流は難しいという印象があります。イベントの中だけで完結してしまうコミュニケーションになってしまうと感じました。

ーEventHubはどこで知りましたか?

一番最初に知ったのは他社様のイベントで使用されているのを見たときです。我々もそのイベントの中で協賛としてブースを出展しており、知ることのきっかけになりました。

ーEventHubを使用するにあたって決め手となった機能は何かありますか?

チャット機能やライブ掲示板が良かったです。開催者と参加者で1対1のコミュニケーションが取れる機能があることは、実現したいことの世界感に近いと感じました。イベントが終わったら、コミュニケーションが終わるのではなく、イベントをきっかけにして新しい出会いに繋げることが実現できる、と感じたのがEventHubを選んだ決め手になりました。

また企業ブースは既存のWeb会議ツールだと作れないと思います。企業ブースがあることは協賛いただく企業様の満足度に繋がると思っています。EventHubを使用してイベント配信することで、イベントに登壇いただく方へのロイヤルティ向上にも繋がると思いました。

EventHubを使用してみて

EventHub上のメール機能やフォーム埋め込みを利用し、工数を大幅に削減

ー実際にEventHubを使ってみてどうでしたか?感想をお聞かせください。

EventHubについて、とても良いと思っているのはアプリケーション上でなく、Web上で見ることができる点です。視聴者数を計るのにも良い環境ですし、中にはお仕事されながら見る方もいると思うので、開いておいて、“ながら見”するには最適だと思いました。イベントの効果としても、視聴者にとっても良いと思います。

運営面ではEventHubの管理画面上でメールを送れることが良かったです。ログインしている人としていない人で、セグメント分けをしてメールを送れるのはすごく良いと思いました。

あとは既存のWeb会議ツールを使用していた時はイベント当日に申し込んだ人にURLを送る運用でした。そうするとメールが迷惑メールに入ってしまったり、そもそもメールアドレスの入力を間違えていたりなど、イベントが始まって10~15分くらいの間に「URLが見つからない」という連絡がかなりの件数きていました。今回はホームページ上の特設ページにEventHubのフォームを埋め込むことができたので、2000名超えのイベントにも関わらず、その問い合わせが1件もなかったです。

サポートチームに関してはヘルプページがすごくまとまっており、対面のサポートなしでも完結できるくらいだと感じました。対面でのサポートについては、我々に知見がなかった“繋がりを作る”という面で、EventHubを使用した事例を共有していただき、当日どのようにコミュニケーションを促せば良いかアドバイスしていただきました。また、社内で営業戦略を考える上で、イベントベースのPLの作り方や、こうするとこれくらいの売り上げに繋がりますよ、というようなことをアドバイスいただき、サポートが手厚いと感じました。あとは管理画面の様子を見て、こうなってますけど大丈夫ですか?というような連絡もいただけて助かりました。

ー よかった機能などあれば教えてください

参加登録や動画視聴のほかにアンケートも配布できたので、登録から参加までの導線がスムーズに感じました。またEventHubでは動画の視聴状況、ブースの訪問状況などイベント開催のパフォーマンスを定量的に分析することができるので、開催後の振り返りも簡単で、次回の企画に活かせるようPDCAを回しながら改善に努めました。

ーイベントの参加率はどうでしたか?リマインドメールで参加を促しましたか?

ベンチマークに置いているのは申し込み者に対して6割くらいの参加率です。オンラインイベントが当たり前になってきたので、6割いけば良いと思っています。今回は65%くらいの参加率でした。

EventHubを使用したことで、参加率を達成するための工数はかなり削減できました。いつも1週間前、3日前、1日前、当日、1時間前にリマインドメールを送っています。

リマインドメールを送る作業に関して、工数がほぼかからずに済み、それは大きな効果だと思っています。

セグメント分けの機能を使用して、ログインしていない人にメールを送ったのは今回が初の試みでした。

イベントの成果や効果について

イベントは大成功
今後はハイブリッド・オフラインでの開催を企画し、ユーザーに感謝の気持ちを直接届けたい

ーイベントの成果について、まず集客についてはどうしたか?

集客目標2000名に対して、2400名超の申し込みがありました。

ーなぜ達成できたと思いますか?

なぜ達成できたのかを考えると、やはりコンテンツの磨きこみが大きく寄与して達成できたのかと思います。スポンサー企業がつくイベントですと、これまではどうしても企業さまによるセッションが多くなっていたかったと思います。今回はその中でもしっかりと基調講演のような形式を取り、有名なスピーカーさんや、我々が実現したいと思っている世界線と近い思想を持って活動されている方々にご登壇いただきました。そのことによる効果が大きかったのではないかと思っています。

ー集客チャネルは何を使用しましたか?

大きくは二つです。

一つ目はそもそも「Qiita」というプラットフォームがあるので、それを利用した社内でまかなえるチャネルです。Qiitaユーザー向けのメールマガジンにイベントの案内を差し込んだり、Qiita内にイベントに誘導するようなバナーやリンクを置きました。

二つ目はSNS広告です。今回はFacebookとTwitterが多かったかと思います。

ーROIはどのように計っていますか?

目標のCPAは見ていますが、そこまできちんと計ってはいないです。たくさんの方にお届けしたいという思いがあるので、集客目標を達成するように、というところと、他のイベントと比べてものすごく高くなっていなければ良いと思っています。

ー当日の様子はどうでしたか?イベントは盛り上がりましたか?

そうですね!満足度も非常に高い数値でした。ライブ掲示板の投稿数がすごく多かったようです。ライブ掲示板は特に数を追っていたわけではなく、EventHubのCSの方と営業の方に結果を聞いてびっくりしました。

ーコメント数が590件くらいあったようです。ものすごい数字かと思います。

運営側の皆さんで盛り上げるための工夫はされたのでしょうか?

簡単なところで言いますと、イベントの冒頭や合間に我々自身がコメント欄を使用し「コメント欄、積極的に使ってくださいね」「コメントの練習をしてみましょう」「今日一番楽しみなコンテンツは何ですか?A or B」のような呼びかけをし、一番最初のファーストペンギンになりました。

エンジニアさんはそもそもオンラインの交流に対して馴染みのある方が多く、その特性が相乗効果になったとも思っています。あとはスポンサードいただいた企業の社員のみなさんも視聴者として参加してくださり、一緒になってコメント欄を盛り上げようとしてくれました。それにつられて一般視聴者の方もコメントしてくれていたように思います。

ーイベントは成功されたでしょうか?

イベント自体は大成功だったかと思っています。一方でチャット機能を使用した1対1のコミュニケーションは思ったより生まれていなかったと感じました。ツールの問題ではなく、カンファレンスの中で1対1のコミュニケーションを取る必要がないし、そもそもそういったイベントがまだ一般化されていないなど、オンラインイベントの特性上まだ難しいのかもしれないと考えています。もう少し繋がりを生む工夫はしていきたいです。

ー参加者の評価はどうでしたか?アンケートは取りましたか?

満足度、満足度理由などの内容でアンケートを取りました。基調講演が面白かったという内容が多かったです。「この企業がこういったことをやっているとは知らなかった」「この人に会えてうれしかった」などの内容が多かったです。

満足度は10点中8.1点で好評だったかと思います。

ー御社のイベントはユーザーさまのお声やお気持ちを大切にし、ユーザー体験が良いイベントを開催することに焦点が当てられていると感じています。例えばアンケートの声はどのように生かしているのでしょうか?

こういった内容の話が聞きたい、こういった人の話が聞きたいなどの意見は、登壇者の候補を選定するときの参考にしています。時間帯に関するお声もいただいていて、お子さまがいらっしゃる方はこの時間が難しい、夜のこの時間は厳しいです、というような声いただくので、多くの方が参加できる時間帯を選びつつ、アーカイブを用意してお送りするなど、なるべく多くの方に届けられるような体制を取っています。

お客様の声を生かして反映させていくイベントの運営の仕方は大変参考になります!

今回はスポンサー企業を集めたと思いますが、スポンサー企業の満足度はどうでしたか?

弊社が開催するイベントに関しては、スポンサーからの満足度は毎回高いと認識していて、今回もこれまでと同じように高いと感じています。さらに良かったのは今回スポンサーさんが出展できるブースがあったことです。資料や動画を積極的に載せていただいたスポンサーさんも多く、そこはすごく良かったと感じました。

ー次回のイベントに向けてトライしたいことはありますか?

リアル開催やハイブリッド開催については予定がありますか?

ハイブリッド開催、オフライン開催についてはぜひ挑戦したいです。どういう形式でどこで開催するのかを考える難しさはありますが、使っているユーザーさんと生でコミュニケーションを取る機会は作っていきたいです。

あとは、我々のイベントが商談会のように必ずしも1対1のコミュニケーションが必要なものではないという性質を考えると、すべてのイベントに繋がりを増やすためのコミュニケーションが取れる機能を実装していくことは適していないと感じました。イベントの目的を明確に分けて、繋がりを増やすことが必要なイベントについては繋がりを促すことができる機能を実装していく形式にしていきたいと思っています。

ーハイブリッドやリアルでのイベントの開催をしたいとのことですが、交流を促すためでしょうか?

もともとコロナの流行がなければオフラインで開催したいと思っていました。我々のサービスは使っていただいているユーザーの皆様がいないと成り立たないサービスなので、直接感謝を伝えたいと思っています。今後もユーザーにとってメリットのあるイベントを開催していきたいです!

ありがとうございました!

取材協力

Qiita株式会社
渡邊 暖
アルバイトを経て、2019年4月にIncrements株式会社(現:Qiita株式会社)へ入社。事業開発グループで、法人向けの広告、SaaS製品の企画・営業を経験。その後Qiita Jobsの営業、カスタマーサクセスに従事した後、マーケティング部門を立ち上げ、複数製品のセールスマーケティングやプロダクトマーケティングに従事。現在は営業企画、イベントマーケティング、コーポレートブランディングなどを担当。

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