参加者数は前年比1.5倍!業界を盛り上げたオンラインカンファレンス

主催社: 株式会社リフォーム産業新聞社

イベントタイプ: カンファレンス

開催形式: オンライン 業界: メディア

開催形式 オンライン

業界 メディア

株式会社リフォーム産業新聞社が発行する「リサイクル通信」は、Reuse×Tech Conference for 2021をオンラインで開催しました。リサイクル通信はテクノロジーの力でリアル店をアップデートすることを目指し、中古・リユースビジネスに関する総合ニュースサイトとして日々情報発信を行なっています。

初のオンラインイベント開催に際して苦戦した点、身をもって実感したオンラインならではの良さ、コロナ禍で今や社会全体の課題となった「オンライン化」について、今回のイベント開催を担当した瀬川さまにお話を伺いました。

業界の活性化を目指して。テクノロジーの可能性に迫る

― 今回のイベントについて、開催の背景を教えてください。

Reuse×Tech Conferenceは昨年の初開催を皮切りとし、新たな情報共有の場となることを目指して今年も開催に至りました。弊社は新聞社なので、紙媒体やウェブサイトといった情報発信の方法を複数持っています。一方でそれらとは別のメディアとして、セミナーやカンファレンスの開催を求める声が以前からあり、昨年は初のカンファレンス開催に踏み切りました。しかしカンファレンス開催に対しては、どうしても手間がかかる印象をもっていました。

― その中でなぜ、敢えてカンファレンスの開催に踏み切ったのでしょうか?

リユース業界がマーケットとしての転換期を迎えていたからです。事実、業界からも「リユースに関する生きた情報を耳にする機会が少ない」という声が上がっていましたし、弊社に対して「是非イベントをやってほしい」という声も頂戴していました。

これからのリユース業界を活性化させる上で、テクノロジーの活用は不可欠だと考えています。にも関わらず、業界的にテクノロジーの活用は遅れています。イベント開催によって、リユース企業のテクノロジー活用やEC販売を応援することで、業界全体でテクノロジー活用の方向性を探ることに意義があると考えました。

― 今回のカンファレンス開催の狙いや目標を改めて教えてください。

一番の狙いは、リユース業界向けのサービスやシステムを知ってもらう機会を提供すること。リユース企業は大きく分類すると小売業ですが、展示会に出ているようなサービス・システムは使えないことも多いです。そのため、リユース企業は自分たちが使えるサービス・システムにどういったものがあるのか、なかなか把握できません。

イベントでは、リユース業界の最先端をいく企業によるセミナーやサービスの紹介を行いました。業界内で使用可能なサービスへの理解・認知を促進すると同時に、テクノロジー活用の可能性とノウハウを共有する場を創りたいと考えています。

出展企業用機能と交流体験が出展企業に高評価

― コロナの影響を受けてオンライン開催に切り替えたということですが、EventHubの利用を決めた経緯をお教えいただけますか?

元々EventHubの導入を検討していました。リアル開催でもオンライン開催でも、どちらにせよEventHubを利用していたと思います。ただ、いざオンライン開催に決まった後は、複合的なイベント開催ができるEventHubをより魅力的に感じましたね。というのも、イベントの開催目的を達成させるにはセミナーだけでは不十だと分かっていたので、双方向性が高く出会いの場を提供できるようなイベントにしたいと思っていました。

実際、昨年は懇親会も開催していたので、オンライン上でも交流できるような機能があったのはありがたかったです。他にも有料チケット販売や質疑応答など、EventHubの機能を大いに活用したいと考えました。

― オンラインでの開催について、出展企業様の反応はいかがでしたか?

今回はオンライン開催が決まる前に既に出展企業が決定していたので、オンラインでの開催になったことを後から各企業様に説明してまわる形となりました。セミナーをただオンライン上で流すだけなく、出展企業の資料がダウンロードできたり、チャットで来場者とやりとりできるというお話をすると、全ての企業様に納得していただきました。

オンライン開催ですとどうしても動画を配信するだけ、と思われがちですが、EventHubであればオンラインブースが出展でき、交流も可能だというところが評価いただけたのだと思います。元々はオンライン転換する際に、出展企業様が一部キャンセルされるのではないか、と不安視していましたが、プラットフォームが評価され(違う理由でキャンセルされた一社を除いて)全出展企業様にオンライン転換にご賛同いただけました。

― 初めてオンラインイベントを開催するにあたって気をつけたことはありますか?

業界的にオンラインでのイベントは珍しかったので、特にオンライン登壇の方法を丁寧に説明させていただくなど、出展企業様や登壇者様と協力して念入りな準備を心がけました。弊社としてもオンライン開催の事前準備に不慣れだったので、今年は結果としてタスクが増えてしまったかもしれません。しかし一度オンライン運営やEventHub利用に関する経験しナレッジが溜まったので、次回以降は大幅に工数削減ができると思います。

― 実際やってみて、来場者の反応などはいかがでしたか?

オンライン開催の来場者様の反応は総じて良かったです。イベント自体も大きなトラブルもなく成功し、総参加人数としては昨年度の1.5倍を達成しました。チケットを有料にしたせいか、事前登録者の参加率も非常に高かったです。またこれはオンラインならではの良さですが、東京から離れた地域からの視聴者が多かったのも印象的でしたし、今までは参加できなかったけど今年は参加できたと言っていただけたのが嬉しかったですね。

イベント参加者の「見える化」がEventHubの魅力

― EventHubを利用して良かったと思った点を教えてください。

一番良かったのは、イベント参加者の見える化ができたことですね。出展社・来場者がお互いを見ることができるよう、フルオープンの設定にしました。タグで絞り込むなど検索が容易にできて、お互いにどんな興味をもってイベントに参加しているのかが一目でわかる。参加者の興味関心を見える化したことで、リアル開催よりも効果的なマッチングが実現しました。この仕組みを評価する参加者の声も多く、非常に画期的だったと感じています。

他にも、チャンネル切替の機能によって、2つの会場で違うイベントが進められるのも良かったです。これも参加者からの評判が良かったですね。例えば最初に参加したセッションが期待外れでも、チャンネルを切り替えれば別のセッションをすぐに視聴することができる。良い仕組みだったと思いますし、2つの会場を手軽に移動できるのはオンラインならではですね。2日間で34ものセミナーをご提供できました。

チャット機能のおかげで来場者が手軽に出展者とやりとりできたこと、質疑応答機能でセミナーの双方向性が向上したことに関しても、参加者の満足度が非常に高かったです。

― 来年度はどういった形態で開催する予定でしょうか?

オンライン・リアル双方の良さをかけ合わせ、ハイブリッド開催に挑戦してみたいです。今年度実感したオンラインの良さは残しつつ、東京会場に足を運べる方には希望制でリアル開催に参加してもらうなど。初のオンライン開催は確かに成功でしたが、「やっぱり直接会いたい」というお声も頂戴しました。懇親会の空気感など、対面で会うことでしか叶わない良さもあるのだなあと思いました。

あとは、来年度は必ずアーカイブを残して見逃し配信を実現させようと思っています。今年度は2つの会場で同時進行だったので、観たかったセミナーを視聴できなかった方もいらっしゃったので。お問い合わせにも「アーカイブ配信で観られますか」というお声も多く、ニーズがあることを再認識しましたね。

― 瀬川さま、ありがとうございました!

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