ひとり担当者でも1,500名超規模、3日間25セッションのカンファレンスを無事開催
秘訣はEventHubの直感的な操作性と擬似ライブの安心感

主催社: 株式会社unerry

イベントタイプ: カンファレンス

開催形式: オンライン 業界: 情報通信・IT

開催形式 オンライン

業界 情報通信・IT

「カンファレンス」検討時の課題

  • 「ビッグデータ」に関わる人が業界業種職種を超えて集う場を作ることで「ビッグデータといえばunerry」という認知と信頼を得たい
  • リソースを集中的にさける担当者は一人だったのでツールの運用工数はできるだけ抑えて企画の練り込みに時間を使いたい
  • 複雑な設定が不要で、誰でも安全に使いこなせるツールを探していた
  • 参加者が操作に迷わず、セッションを楽しんでほしい。他社イベントで実績がある、参加者自身が慣れているツールを導入したい

「EventHub」の効果

  • 直感的な操作性のお陰で使い方に迷わなかった。設定が楽で、時間をかけずに25セッションを準備できた
  • 設定で不安な面はEventHubの担当者にダブルチェックを依頼し、安心して当日を迎えることができた
  • フォーム登録からイベント会場(オンライン)までの動線がシンプルで、登録や使い方に関する問い合わせはゼロ件だった
  • 事前収録の擬似ライブ機能を採用したので臨場感を残しつつもスピーカーはリラックスして収録に臨めた。当日のオペレーションが少なく事故の可能性は限りなくゼロに

月間840億件超の人流データ(位置情報)を持つ株式会社unerryは、2024年6月5日から7日までの3日間、ビッグデータのカンファレンスであるSPECTACLEs(スペクタクルズ)を開催しました。自社の事業軸である人流データだけではなく“ビッグデータ”と幅広く取り扱い、ビジネスだけでなくテクノロジーにも注目しているのは、本イベントをきっかけに、さまざまなコラボレーションの可能性を期待するから。またデータを愛する人々が集う場を作ることで「ビッグデータといえばunerry」という認知と信頼を獲得するためです。コンセプト設計、セッション企画、動画収録・編集、配信設定、集客などを担当されたマーケティング部のやなぎた様に、当日に至るまでの様々なご苦労や工夫した点・カンファレンスの成果などを詳しくお聞きしました。

事業内容について

月間840億件超の人流データ(位置情報)をもとに社会に「unerry=うねり」を起こす

ーまずは御社の事業内容や業務内容についてお聞かせください

株式会社unerryでマーケティング部に所属しています、やなぎたと申します。イベントやセミナーを中心とした自社のマーケティング活動と、広報も担当しています。

unerryは「心地よい未来を、データとつくる。」を掲げている、2015年にできた会社です。社名である「unerry=うねり」は波のうねりに由来し、「社会にポジティブなうねりを起こす」という想いを込めています。

一言で言えば「人流データ(位置情報)をたくさん持って」いる会社です。120ほどのスマートフォンアプリと連携することで、利用許諾を得ている方の位置情報ログを月間840億件ほど蓄積しAIで解析しています。


unerryが集積する人流データ

膨大な人流データはまちづくりや、マーケティングなどさまざまな活用方法があります。シンプルかつ馴染み深いところで言えば、たとえば特にコロナ期にはニュースなどで「渋谷駅周辺の人流が昨日に比べて10%増えた」などの発表があったことを記憶していらっしゃるかもしれませんが、このようなデータを解析しています。

カンファレンス「SPECTACLEs」開催の背景

開催の目的は「ビッグデータといえばunerry」の認知と信頼を得ることと、既存顧客とのさらなる関係構築

ー「SPECTACLEs」について教えてください。また開催の背景を教えてください

「SPECTACLEs」はビッグデータをテーマとしたカンファレンスです。2024年は第2回目の開催でした。「SPECTACLEs」とはイギリス英語で「メガネ」を意味します。「ビッグデータとは、ヒトが肉眼では捉えきれない未来を教えてくれる『メガネ』のような存在だ」という想いから名付けました。

当社の事業は、基本的にはビックデータの中でも特に「位置情報」に軸足を置いています。しかし、本カンファレンスでは我々の得意とする位置情報だけではなく、宇宙やヘルスケア、金融など、違う分野のビッグデータもあえて取り扱うことにしました。ビッグデータは異なる種類のデータやテクノロジーが重なりあうことで、活用の幅が広がっていくものです。業種や業界、職種を超えてビッグデータに関心ある人々が集い、イベントをきっかけに新しいコラボレーションが生まれることを期待しています。

また、そうした場を提供することで「ビッグデータといえばunerry」という認知と信頼を得たいと思いました。データ活用の場面で「まずはunerryさんに相談しよう!」と思い出していただき、新たなお客様とのご縁のきっかけになったら嬉しいですね。

もう一つの大事な目的は、お取引のあるお客様やパートナーとさらに関係を深めることです。2024年度は3日間で25のセッションを開催しましたが、既に一緒に事業を取り組んでいる企業様との共同セッションも多くありました。お互いの理解度がさらに深まり、またセッションに合わせてプレスリリースを行うなど実際にビジネスを推し進める機会となりました。

カンファレンス開催の工夫

各日に異なる3テーマを設定しコンテンツを幅出し  幕間コンテンツも作成し、切れ目なく見続けられるようにした

ー開催のこだわりや工夫を詳しく教えてください

まずは3日間の開催なのでそれぞれの日に異なるテーマを設定しました。

たとえば1日目はまちづくりや防災などを中心にセッションを組みました。昨年度と比べても多くの方にご参加いただき、自治体でも人流データの活用がスタンダードになってきていると実感しました。2日目のテーマはマーケター向けのセッションが多く、メーカーや小売、メディア業界の方をゲストに迎えました。「リテールメディア」への注目も高かったです。また3日目はデータサイエンティストやアナリスト、エンジニアなどデータの実務者向けのトピックでした。


各日にそれぞれ異なるテーマを設定

参加者はご自身の仕事に関わるセッションだけ視聴することも、気軽に新たな興味を広げることもできます。

そこで、たくさんのセッションを視聴してもらうための工夫としては、「切れ目を作らない」ようにしました。たとえばテレビは一度見始めると、つい長々と見てしまうことがあると思います。番組後にいい具合に次の番組の予告が入るので、「まあ次も見てみるか」とつけっぱなしにしてしまう。

「SPECTACLEs」でもセッション間にスキマ時間が入らないように、幕間コンテンツを作成しました。出演者に見どころなどをインタビューして、次のセッションに興味をもってもらうようにしました。

EventHubの選定理由

EventHub選定の決め手は他の大型カンファレンスでも利用していて「イベントツールのスタンダードはEventHub」と感じたから

ーEventHub選定の理由を教えてください

EventHubは第1回目の「SPECTACLEs」から利用しています。当初は他サービスと比較検討しました。でも、いくつかの大型カンファレンスでEventHubが利用されており、「お客様が使い慣れているツールであることが、一番良い」と思ったのは大きなポイントです。私もいち参加者として利用して、シンプルな操作でストレスなくイベントを楽しめたので、それも導入の決め手になりました。その後トライアルで使って、主催者としても使いやすいことが分かりました。

「直感的な操作性」「準備に余裕をもてる擬似ライブ」で安全に配信設定 本番直前にはサポート担当にダブルチェックを依頼

ーEventHubの機能の中で特に良かった点を教えてください

一番良かったところは、少人数でも効率よく運営できた点です。カンファレンスにリソースを集中できた担当者は私一人だったので、ツール設定にかける時間はできるだけ抑えて、企画や中身を充実させることに集中したいと思いました。EventHubは直感的に操作できて、迷うタイミングがなく助かりました。チームメンバーに設定の一部をお願いした際も、特に質問を受けることなくスムーズに分担できました。

設定は簡単でしたが、それでもケアレスミスがないかと本番直前は不安になるものですね…。そこでEventHubのご担当者にダブルチェックをご依頼し、不安を解消。おかげで安心して当日を迎えることができました。結果的に今回は1,500名超のお客様に参加登録いただきましたが、ツールや配信まわりに関する問い合わせはゼロ件でした。

カンファレンスでは、2回とも擬似ライブを利用しています。擬似ライブは、当日あたふたしなくて済むので、余裕をもって準備を進められます。3日間25セッションをLIVEやオフライン中継で、少人数のチームで運営するのは事故のリスクがありますし、予算面でもハードルが高いと感じました。その点擬似ライブは実際には事前に収録できますが、録画感はなく、きちんとお祭り感は残せるところも魅力です。最初は緊張されていたスピーカーの皆様も「収録なので、もし間違っても編集できますよ」と一言お声がけできることで、リラックスして臨んでいただけたと思います。


セッション間に配信した幕間コンテンツ 次セッションの見どころなどを語る

また細かなところでは、ピッタリ1秒単位で動画を設定できる点が良かったです。セッションとセッションの合間での離脱を避けるために、数分数秒の半端な時間を埋める幕間コンテンツを作成しました。コンテンツがない時間を1秒でも作らないようにするには、タイムテーブル通りに動画を作り込み、その上で、1秒単位で設定できることが必須でした。そしてこういった仕上げに近い作業は、イベント直前のタイミングに一気に行うため、ツールの操作性が良く、動作が早いことは本当に助かりました。

カンファレンス中は、ダッシュボードでリアルタイムの視聴人数がすぐに分かるので「今、何人見てくれていますよ」と出演者や社内に共有することで、一緒に盛り上がれる点もいいですね。

今後の展望

今後も継続的に開催し、データパーソンが1年で最も楽しみにする定番イベントに

ーカンファレンス開催の成果と今後の展望をお聞かせください

この「SPECTACLEs」はぜひ来年以降も開催したいと考えています。オフライン開催を検討するタイミングかもしれませんね。

EventHubを使えば、ひとり担当者でも大規模なカンファレンスを安全に運営することは可能だと思います。しかし、企画の練り込みや演出のアイディアについてはチームでより良いものを生み出していきたいので、今後は積極的に本カンファレンスに関わってくれる方を巻き込みたいですね。

「SPECTACLEs」をデータパーソンが1年で最も楽しみにするような、データカンファレンスの定番へと成長させたいです。

取材協力

株式会社unerry マーケティング部
やなぎた えりこ様
マクロミル、電通デジタル、エネルギー系スタートアップを経て2020年7月より現職。広報PR全般を担い、unerryの東証グロース市場への株式上場を経験。またBtoBマーケターとして主にイベントマーケティングに従事し、ビッグデータカンファレンス「SPECTACLEs(スペクタクルズ)」をプロデュース。

まずはEventHub概要資料をご覧ください。

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