イベント企画のポイントは?成果を出すイベントを企画するコツをご紹介!
ビジネスにおけるイベントは、認知拡大やリード獲得、関係性構築といった多様な目的を達成する強力なマーケティング手段です。しかし、成果につながるイベントを実現するためには、緻密な企画と設計が不可欠です。
この記事では、イベントの企画段階で押さえておくべき重要なポイントを、目的設定・KPI・ターゲット設計・テーマ決定・形式選定・予算管理など、各ステップごとに分かりやすく解説します。
はじめて企画に関わる方から、企画の見直しを図りたい経験者まで、実務に役立つノウハウを体系的にまとめた“保存版ガイド”としてご活用ください。
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イベントの企画をする
イベントは、ただ実施するだけでは意味がありません。事業やブランドの成長に資するイベントとするためには、「なぜ」「何のために」開催するのかを明確にした上で、企画内容を言語化・構造化する必要があります。まずは企画書の作成から始めましょう。
イベント企画書を書く
企画書は、イベントに関わる社内外の関係者と認識を揃えるためのツールです。上長や関係部署からの承認、外部ベンダーとの合意形成にも不可欠です。
企画において特に盛り込んでおきたいのは、以下の要素です。
- 実施背景・課題
- 目的・目標
- イベント概要(形式・日時・場所など)
- 想定ターゲット
- KPI(成果指標)
- 開催までのスケジュール
- 予算概算
これらを明文化することで、属人的にならず、全体がプロジェクトとして機能しやすくなります。
イベントの目的を明確にする(Objective)
イベント開催において、最初に立ち返るべき問いは「なぜやるのか?」です。目的が曖昧だと、全体の設計にズレが生じてしまいます。
イベントの目標を決める
イベントの目的には、次のようなものがよくあります。
- 見込み顧客の獲得
- 既存顧客のエンゲージメント向上
- サービスやブランドの認知拡大
- 採用やアライアンスの推進
「誰に」「どんな行動をしてもらうか」を具体的に定めておくことで、その後のKPI設計やコンテンツ方針にも一貫性が生まれます。
イベントのKPIの設定をする
KPI(重要業績評価指標)は、イベントの成果を具体的に測るために欠かせません。
- 登録数や参加者数
- 当日の参加率・視聴率
- 商談化件数・リード獲得数
- アンケートの満足度・回収率
- SNSシェア数・メディア掲載数
目的に応じて、主KPIと副KPIを分けることで、より多角的な評価が可能になります。
イベントのターゲットを定義する(Who)
「誰のためのイベントなのか?」という問いに答えられないと、集客やコンテンツ設計にズレが生じます。
ターゲットを具体的にイメージする
ペルソナ設計を行うことで、訴求軸が明確になります。以下のような視点で設定しましょう。
- 業種・職種・役職などの属性
- 所属部門や関心領域
- イベント参加動機や課題感参加者が求めることを考える
このように具体的なターゲット像を持つことで、コンテンツの方向性やプロモーション施策にも一貫性が生まれます。
参加者が求めることを考える
参加者の期待に応えることで、満足度や再参加意欲が高まります。よくあるニーズには次のようなものがあります。
- 実際の他社事例が知りたい
- 最新の業界トレンドに触れたい
- 同業とのネットワーキングがしたい
イベントのテーマ・セッションを(What)
ターゲットと目的が明確になったら、それに即したテーマとセッション設計を行います。
イベントのテーマ
イベント全体のコンセプトを示す「テーマ」は、興味関心を引くだけでなく、ターゲットとの親和性や課題との接続性が鍵になります。
例:
- 売上につながるBtoBイベントとは
- 成長企業のための見込み顧客獲得戦略
イベントのセッション
イベントのメインとも言えるセッションについては、設定したKPIのアクションにつながるようなコンテンツを組み立てます。「参加者が期待したいこと」をもとに、どのような講演またはゲストの登壇が望ましいか考えましょう。また登壇者を招待する場合は、早い段階から登壇依頼のアプローチをしてください。登壇可否が決まらない限り、セッションの詳細も詰められないので候補者を何名かリストアップした上で登壇打診をしましょう。
イベントの開催形式を決める(How)
イベントの目的やターゲット層に応じて、オンライン・オフライン・ハイブリッドの中から最適な形式を選びましょう。
イベント開催形式
イベントタイプにそれぞれ特徴があるため、目的に応じて開催形式を選びましょう。ただ形式が異なるだけでなく、主催側の目的や参加者のターゲットに関わるため、それぞれ照らし合わせながら形式を決めます。
〈イベントタイプ〉
- カンファレンス:大規模イベントでスピーカーセッションが多数
- 展示会:出展者と参加者の交流が盛んに行われる
- セミナー:小規模で定期的に実施し、リード獲得・育成に活用される
- 商談会:イベントを通して商談の機会を提供
- ユーザー会:コミュニティ内の交流を促進
また開催方法についても検討する必要があります。特に近年ではオンラインイベントが主流となりつつあり、効率的なイベント運営が可能になりました。各々の強みを理解しながら、イベント運営方法を考えましょう。
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イベントのスケジュールを決める
開催日から逆算し、マイルストーンを設定していきます。たとえば:
- 開催2ヶ月前:社内合意、会場手配
- 開催1.5ヶ月前:登壇者アサイン・LP構成確定
- 開催1ヶ月前:集客スタート・媒体出稿
進捗管理用のガントチャートやタスク管理ツールも活用しましょう。
タスクが整理できたら、開催日から逆算していつまでに何をするべきなのかスケジュールを組みましょう。イベント開催はタイプ、形式によらず、膨大なタスクがあるので、それぞれ担当と期日を明確に決めることが大切です。
イベントの予算を組む
目的に即した投資判断が重要です。たとえばリード獲得がKPIなら広告・LP制作費に、満足度重視なら登壇者選定や配信環境に重点を置きます。
主な費用項目:
- 会場・配信費
- 登壇者謝礼
- 制作物(LP・バナー・動画など)
- 広告出稿費
- 外部ベンダー支援費
まとめ
イベント企画は、目的・ターゲット・テーマ・形式・予算といった要素を統合的に設計する必要があります。成功の鍵は「戦略的な全体設計」と「確実な実行管理」の両立です。
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