オンラインイベントのライブ配信、どう選ぶ?企業向けツールとメリットは?

ビジネスのデジタル化が加速する中で、イベント運営も多様な形式へと進化しています。特にライブ配信は、双方向性やリアルタイム性といった強みから、企業のオンラインイベント施策において重要な選択肢となっています。

一方で、ライブ配信に初めて取り組む企業では、「どのようなメリットがあるのか」「どのツールを選べばよいのか」といった悩みや不安も多く見受けられます。

この記事では、ライブ配信の具体的な利点や活用が効果的なイベントの種類、さらに無料・有料の代表的な配信サービスについてご紹介します。今後の配信施策の参考になれば幸いです。

オンラインイベント完全攻略
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ライブ配信のメリットとは?オンラインイベント成功のポイント

オンラインイベントの開催方法として、オンデマンド配信と比較した時のライブ配信のメリットにはこのようなものがあります。

双方向コミュニケーションで参加者の満足度が向上

ライブ配信の魅力は、主催者と視聴者がリアルタイムでつながり、双方向のコミュニケーションが可能になる点です。チャットやライブQ&Aの機能により、参加者の声を拾いながら進行することで、エンゲージメントが高まりやすくなります。

EventHubなどイベント配信プラットフォームの中には、チャット機能やライブ掲示板、アンケート、オンライン商談など、双方向性をサポートする機能が充実しているものもあります。受け身の視聴に留まらず、参加型の体験を生み出すことができます。

参加者同士がコミュニケーションを取れる、マッチングも可

オンラインであっても、参加者同士の交流が生まれる仕組みがあるとイベントの価値は大きく高まります。ツールによっては、プロフィールの閲覧や事前のメッセージ送信が可能なほか、チャットやマッチング機能を通じた自然なコミュニケーションの場を提供しています。

これにより、ビジネス交流や商談機会につながるイベント設計も可能です。

「ここでしかできない体験」、イベントの臨場感が出せる

録画されたオンデマンド配信とは異なり、ライブ配信は「今この瞬間」を共有できる特別な体験です。リアルタイムの投票やクイズ、コメントの表示など、視聴者が主体的に参加できる演出を取り入れることで、臨場感のあるイベントを演出できます。

これらの仕組みをワンストップで実現できるツールも存在し、運営負荷を抑えながらライブらしい空気感を届けられるのが魅力です。

ライブ配信すると効果的なイベント

コロナ禍でこれまで対面で行ってきたイベントをオンライン開催しようと検討する時、選択肢としては「ライブ配信」「オンデマンド配信」の2つがあります。

そこでここからは、ライブ配信が適していたり、ライブ配信での開催事例が多かったりするイベントの種類をご紹介します。

大型展示会、販促/PRイベント

展示会や販促イベントでは、出展者と視聴者のリアルタイムなやりとりが求められます。製品デモや説明をライブ配信で行うことで、参加者の疑問にその場で応えることができ、深い理解や関心を引き出すことが可能です。

イベント管理ツールを使用すれば、出展ブースの管理や来場ログの取得、資料DLなども一括で行えるため、オンラインでも対面に近い体験を再現できます。

展示会の開催事例については、こちらの記事をご覧ください。

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株主総会

情報開示と透明性が求められる株主総会も、ライブ配信との相性が良いイベントの一つです。視聴ログの管理やアンケート収集、個人識別に基づいたデータ連携が可能なツールを活用することで、配信の記録性と双方向性を担保しながら公平な情報提供が実現します。

株主総会の開催事例については、こちらの記事をご覧ください。

入社式などの社内イベント

入社式や表彰式、キックオフなどの社内イベントは、組織の一体感やつながりを生むための重要な機会です。ライブ配信により、会場に集まれない従業員にもリアルタイムでメッセージを届けられ、イベントへの没入感を高められます。

UIが整理された配信ツールであれば、配信中でもプログラムの確認や資料閲覧、アンケートなどの操作がスムーズに行えます。

カンファレンスやセミナー

カンファレンスやセミナーは、リード獲得や情報発信を目的としたイベントの代表例です。ライブ配信によるQ&Aや投票機能などを通じて、参加者との対話を促進することで、満足度の向上や記憶に残る体験の創出が期待できます。

さらに、視聴ログやチャット履歴などをMA/SFAと連携し、イベント後のフォローアップや商談化に活用できる仕組みを備えたツールもあります。

カンファレンスの開催事例については、こちらの記事をご覧ください。

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無料でライブ配信できるサービス

実際にライブ配信を行う場合、どういったツールを使えばいいのでしょうか?まずは無料で使えるツールをご紹介します。

ニコニコ生配信

https://live.nicovideo.jp/

「無料ですぐに楽しめる日本最大級のライブ配信サービス」です。音楽ライブやゲーム実況などのエンターテイメント番組が多いですが、専用のチャンネルを開設すれば商業利用も可能です。

画面上を流れていくコメントが特徴的で、イベントの盛り上がりを演出することができます。配信方法も簡単で、番組作成ページにアクセスして、番組タイトルを入力、配信設定を行い、「番組開始」を押すとすぐに配信が始まります。

YouTube

https://www.youtube.com/

Googleアカウントさえ所有していれば誰でもライブ配信ができます。パソコンを使用したWebカメラ配信であれば配信用ソフトウェアなどは必要ありません。配信した動画の保存期限は決まっていないので、いつでも自分のチャンネルから配信した動画を見返せます。初心者でも簡単にライブ配信できるツールの一つです。

Vimeo

https://vimeo.com/jp

クリエイター向けの動画共有サイトで、動画の画質が良いことが特徴です。イベントを作成してライブ動画を設定、配信の準備が整ったらカメラへのアクセスを許可してライブ配信を開始します。無料プラン「Vimeo Basic」でも動画内に広告が表示されることがないのも特徴です。

Zoom

https://zoom.us/jp-jp/meetings.html

ビデオ会議ツールであるZoomでもライブ配信が可能です。無料アカウントでも40分までであれば途切れることなく配信を行えます。画面共有やブレイクアウトセッションなどの機能が豊富で、セミナーや勉強会によく使われます。

イベント管理〜ライブ配信まで|有料プラットフォームの特徴比較

ここからは、ライブ配信だけでなく、イベントの運営や管理を効率化する有料ツールについてご紹介します。

J-Stream Equipmedia

https://www.stream.co.jp/service/platform/equipmedia/

企業の動画活用に必要なあらゆる機能を装備しながら、5万円から始められる、国内最大級の動画配信プラットフォームです。幅広い外部システムとの連携や使いやすさが特徴的で、ビジネスシーンでの活用が多いです。具体的には、社内広報や株主総会、研修など企業内での利用のほか、マラソン大会のライブ配信などエンターテイメントのイベントでも利用されています。

 EventHub

https://eventhub.jp/

展示会やカンファレンス、セミナーやピッチイベントなど、あらゆるB2Bイベントが開催できるイベントプラットフォームです。ライブ配信でイベントを実施できるほか、管理画面に必要な情報を入力すれば簡単にイベントページが作成できます。決済機能も使えるので、有料チケットの販売や「早割」「学割」「プレミアムチケット」など複数種類のチケット販売が可能です。

オンライン名刺交換やチャット機能などで、参加者同士の交流を促進することも。ほかにも、参加者の個人情報管理や視聴ログの取得、アンケートの回収までこれ一つで行えるので、イベントの企画から振り返りまでが効率化するツールです。

イベントクリエイト

https://www.eventcreate.jp/

自社セミナーや研修会、定例会、懇親会など幅広い用途に使えるイベント運営管理システムです。継続利用できる料金プラン以外にも、セミナーや内覧会などの単発イベントに使える「単発利用プラン」も用意されています。ITに詳しくなくても簡単に使えると、様々な業界の企業で導入されています。

まとめ

ライブ配信は、単に「映像を届ける」手段にとどまらず、双方向性やリアルタイム性を活かした体験設計によって、イベントの質を大きく引き上げる可能性を秘めています。

まずは無料ツールから始めてみるのも良い選択ですが、もし配信後のリード活用や商談化までを視野に入れるなら、EventHubのような一体型のイベント運営プラットフォームを検討してみてもよいかもしれません。EventHubではライブ配信形式のイベント開催実績も多数。詳しくはぜひこちらよりお気軽にお問い合わせください。

配信の選択肢が広がる今だからこそ、自社の目的や体制に合った手法を見つけて、イベント成果を最大化していきましょう。

まずはEventHub概要資料をご覧ください。

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