イベント集客アイデア15選|BtoBで使える5つの型
BtoBイベントの集客では、メール告知やSNS投稿だけでは申込が伸びにくいことがあります。ウェビナーやカンファレンス、展示会では、参加者にとってのメリットを分かりやすく伝え、申込してもらうきっかけを増やすことが大切です。
ただし、一般的な集客アイデアはBtoC向けのものも多く、BtoBイベントにそのまま使えるとは限りません。BtoBでは、情報収集や課題解決を目的に参加する人が多いため、目を引く企画だけでなく、参加者が得られる情報や学びが伝わる設計が求められます。
本記事では、BtoBイベントで使いやすい集客アイデアを5つの型に分けて15選で紹介します。オンライン・オフライン・ハイブリッドなど、開催形式に合わせた選び方も解説しますので、自社イベントの集客施策を考える際の参考にしてください。
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イベント集客アイデアを選ぶ前の2つの前提(目的・ターゲット)
集客アイデアを選ぶ前に、下記の2つを先に固めておきましょう。ここが曖昧なままだと、企画の面白さがあっても、期待した成果につながりにくくなってしまいます。
- 目的
認知拡大なのか、リード獲得なのか、商談創出なのか、既存顧客のリピートなのか。目的によって有効なアイデアは変わります。 - ターゲット
業界・職種・役職・課題感まで具体化します。誰に向けたイベントなのかが明確になると、適した集客アイデアを選びやすくなります。
たとえば、新規リード獲得が目的で、ターゲットが「DX推進に悩む製造業の情報システム部門」であれば、業界に特化したテーマ設定や、その層に接点を持つ企業との共催が有効です。一方で、既存顧客のリピート参加が目的であれば、参加者限定の優先案内や、次回以降も参加したくなる関係づくりが重要になります。同じ「集客アイデア」でも、目的とターゲットによって選ぶべき施策は変わります。
なお、本記事はアイデアの引き出しに特化しています。集客チャネルを体系的に設計したい場合はこちらの記事を参考にしてください。
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申込のハードルを下げる集客アイデア
申込数を増やすには、参加を迷っている人が申し込みやすくなる工夫が必要です。ポイントは、早めに申し込むメリットを伝えることと、申込までの負担を減らすことです。
BtoBイベントでは、参加を決めるまでに時間がかかることも少なくありません。そのため、興味を持った人がその場で申し込みやすい導線を用意し、迷っている間に離れてしまわないようにすることが大切です。
- 早期割引・先着特典
早期申込割引や先着での限定特典で、申込を前倒しさせる。BtoBでは値引きよりも「先着50名に業界調査レポートを進呈」「早期申込者は登壇者への事前質問が可能」といった情報・体験系の特典が動機になります。 - 参加者限定コンテンツ(限定性)
参加者だけが見られるセッションや資料、登壇者へのQ&A権など、限定性で価値を高める。「ここでしか聞けない」という希少性が申込の決め手になります。 - 申込フォームの簡素化とリマインド
入力項目を必要最小限に絞り、離脱を防ぐ。あわせて前日・当日のリマインドで申込から参加への取りこぼしを減らす。EventHubのようなイベントマーケティングプラットフォームを使うと、集客ページと申込フォーム、リマインドまでを一元的に設計でき、手作業の負担を抑えられます。
これらの施策は、単独で使うよりも組み合わせることで効果を高めやすくなります。たとえば、「先着特典」と「限定資料」をあわせて訴求し、申込フォームの項目を絞ったうえで、前日にリマインドを送るといった設計です。申込しやすい環境を整えることで、興味を持った人が実際の参加につながりやすくなります。また、申込フォームの入力項目を減らすだけでも、途中離脱を抑えられる場合があります。BtoBイベントでは、特典も「値引き」より「業務に役立つ情報」の方が受け入れられやすい傾向があります。参加者にとっての小さな負担を一つずつ減らしていくことが、申込数や当日の参加率を高めることにつながります。
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話題性で広げる集客アイデア
まだ自社を知らない層へリーチを広げ、申込のきっかけをつくる施策です。BtoBでも、専門性の高い情報や登壇者の発信は十分に拡散します。
- ハッシュタグキャンペーン
イベント専用ハッシュタグを設け、登壇者・参加予定者の投稿で拡散を促す。BtoBではX(旧Twitter)やLinkedInが相性がよく、登壇者の引用投稿が新規リーチを生みます。 - ライブ配信・ティザー
開催前に登壇者の予告動画や見どころのライブ配信を行い、期待感を高める。短い予告動画は申込ページへの導線になり、「中身が見える」ことで申込の不安を下げます。 - ゲスト・登壇者・インフルエンサーの活用
知名度や専門性のある登壇者や業界インフルエンサーを起用し、その発信力で集客する。本人のSNSやメルマガからの告知協力を依頼すると、自社リストの外側へリーチが広がります。 - プレスリリース・メディア掲載
新規性のある企画はプレスリリースで配信し、業界メディアやポータルサイトに掲載してもらう。第三者経由の露出は信頼性を伴い、指名検索の増加にもつながります。
話題性を広げる施策は、「誰が発信するか」によって効果が変わります。自社アカウントだけで発信するよりも、登壇者や共催企業、参加者にも協力してもらうことで、より多くの人に情報を届けやすくなります。告知を依頼する際は、そのまま使える投稿文やバナーをあわせて用意しておくと、相手も協力しやすくなります。発信の準備にかかる負担を減らすことで、投稿してもらえる可能性も高まります。また、発信のタイミングも重要です。告知開始直後と開催直前の2つのタイミングを意識して発信することで、話題が途切れにくくなり、申込にもつなげやすくなります。
参加体験を高める集客アイデア
BtoBイベントでは、テーマや登壇者だけでなく、「参加すると何が得られるのか」を分かりやすく伝えることが大切です。ワークショップやライブQ&A、参加者同士の交流、アーカイブ配信などを用意することで、申込を検討している人にとって参加のメリットが伝わりやすくなります。また、当日の満足度が高まれば、次回以降の参加にもつながりやすくなります。
- 参加型コンテンツ
ワークショップ、ハンズオン、ライブQ&Aなど、聞くだけで終わらない参加型の企画にする。能動的に関われるイベントは申込の動機になり、満足度も高まります。 - ネットワーキングの設計
参加者同士が交流できる時間や仕組みを用意する。EventHubには参加者一覧やオンライン面談予約などの交流機能があり、「同じ課題を持つ人とつながれる場」という価値を訴求できます。 - アーカイブ・限定配信
当日参加できない人向けに後日のアーカイブ配信を用意する。「後から見られる」ことで申込のハードルが下がり、参加を検討する人を増やしやすくなります。
BtoBイベントでは、参加者が社内に持ち帰れる学びや、同じ課題を持つ人とのつながりが参加のきっかけになります。そのため、告知の段階から「どのような話が聞けるのか」「誰と交流できるのか」「参加後にどんな情報を持ち帰れるのか」を具体的に伝えることが大切です。登壇者のプロフィールやセッション内容、過去参加者の声などを申込ページに掲載しておくと、参加後のイメージがしやすくなります。イベントの魅力を申込前にしっかり伝えることで、参加を検討している人の不安を減らし、申込につなげやすくなります。
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既存の関係を活かす集客アイデア
BtoBイベントの集客では、新しい参加者を集めるだけでなく、すでにつながりのある相手に案内することも大切です。過去の参加者や既存顧客、パートナー企業などに向けて情報を届けることで、イベントに関心を持ってもらいやすくなります。すでに接点がある相手だからこそ、テーマが合えば申込につながりやすい点も特徴です。
- 既存顧客・休眠リストへの個別案内
ハウスリストや過去参加者へ、テーマに合わせた一言を添えて個別に案内する。「前回◯◯にご関心をいただいたので」と文脈を添えるだけで、一斉配信より反応が高くなります。 - 共催・パートナー共同集客
ターゲットが重なる他社と共催し、双方のリストへ告知する方法です。より多くの見込み参加者に情報を届けられるうえ、共催先への信頼も後押しとなり、申込につながりやすくなります。 - 紹介・口コミの促進
参加者に「同僚・知人を誘えるとお得」な仕組み(紹介特典・複数申込割引)を用意し、口コミでの広がりをつくる。BtoBは同じ部署・チーム単位での参加も多く、複数申込の動線が効きます。
既存の関係を活かす方法は、新しい集客チャネルを一から開拓するよりも取り組みやすく、安定した申込につながりやすい施策です。すでに自社を知っている相手や、過去にイベントへ参加したことがある相手であれば、テーマとの相性が合ったときに参加を検討してもらいやすくなります。
共催先を選ぶ際は、自社のターゲットと近い層に接点を持ちながら、競合にはならない企業を探すとよいでしょう。たとえば、同じ業界向けに別領域のサービスを提供している企業や、支援領域が近いコンサルティング会社などが候補になります。まずは、過去参加者や既存顧客のリストを確認し、あわせて共催できそうなパートナー企業を整理するところから始めてみましょう。
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リピーターを育てる集客アイデア
BtoBイベントでは、一度参加してくれた人との関係を継続することも大切です。毎回新しい参加者だけを集めようとすると、告知や集客にかかる負担が大きくなります。過去参加者に次回の案内を届けたり、関心のあるテーマで継続的に開催したりすることで、安定した申込につなげやすくなります。
- 優先案内・シリーズ化
参加者に次回の優先案内を送り、テーマを絞ったシリーズとして定期開催する。回を重ねるほど固定ファンが増え、毎回ゼロから集客する負担が減ります。 - フォローとコミュニティ化
開催後のフォローメールやアンケートで関係を維持し、参加者コミュニティへと育てる。コミュニティは、告知すれば一定数が集まる安定した集客基盤になります。
リピーターづくりは、すぐに大きな成果が見える施策ではありませんが、長く続けるほど集客の負担を減らしやすくなります。一度参加してくれた人に継続して情報を届けることで、次回以降のイベントにも関心を持ってもらいやすくなります。アンケートで次回テーマの希望を聞いておけば、参加者の関心に合った企画を考えやすくなり、再参加のきっかけにもなります。シリーズ開催にする場合は、前回参加者へ優先的に案内するだけでも、一定数の申込が期待できます。その分、新規集客や話題づくりに時間を使いやすくなり、イベント全体の集客もしやすくなります。
オンライン・オフライン・ハイブリッド別の集客アイデアの選び方
集客アイデアは、イベントの開催形式によって向き・不向きがあります。同じ施策でも、オンラインイベントと会場開催では効果の出方が変わるため、形式に合わせて使い分けることが大切です。
- オンラインイベント・ウェビナー
参加しやすい一方で、申込後に参加を忘れられたり、直前で見送られたりすることがあります。アーカイブ配信やリマインド、参加者限定コンテンツなどを用意し、申込後も参加意欲を保てるようにしましょう。 - オフラインイベント・会場開催
会場開催では、移動時間やスケジュール調整が必要になるため、会場参加のメリットを具体的に伝えることが大切です。限定セッション、登壇者の魅力、交流機会などを示すと、参加を検討してもらいやすくなります。 - ハイブリッドイベント
オンライン参加と会場参加の両方に対応できる形式です。会場参加者には交流や現地ならではの体験を、オンライン参加者にはアーカイブ配信やチャット・面談機能などを伝え、それぞれに合ったメリットを訴求しましょう。
集客アイデアを選ぶときは、先に形式だけを決めるのではなく、イベントの目的や参加してほしい相手に合わせて考えることが大切です。そのうえで、オンライン・オフライン・ハイブリッドのどの形式が合うのかを整理し、形式に合った集客施策を組み合わせると、全体の流れをつくりやすくなります。
イベント集客アイデアを成果につなげる3つの注意点
集客アイデアは、たくさん取り入れればよいわけではありません。大切なのは、自社の目的に合うものを選び、申込から当日参加、イベント後のフォローまでつなげて考えることです。最後に、実行時に意識したいポイントを3つ紹介します。
- 目的に合わせて選ぶ
アイデアを選ぶときは、面白さだけで判断しないことが大切です。認知拡大、リード獲得、商談獲得、リピーターの増加などの目的によって選ぶべき施策は変わります。目的に合わないアイデアは、注目を集めても期待した結果につながりにくくなります。 - 申込後の参加まで考える
申込数を集めても、当日の参加につながらなければ十分な効果は得られません。リマインドメールを送る、参加者限定コンテンツを用意する、当日の内容を事前に分かりやすく伝えるなど、申込後も参加意欲を保てる工夫をしておきましょう。 - データを確認し、次回に活かす
イベント後は、どの集客アイデアが申込につながったのか、どのチャネルからの参加が多かったのかを振り返ることが大切です。EventHubのようなイベントマーケティングプラットフォームを使えば、申込数や参加状況を確認しやすくなり、次回の企画や集客施策を考える際にも役立ちます。
これらを踏まえると、集客アイデアは「できるだけ多く試す」よりも、自社の目的に合うものを2〜3個選び、申込から参加、フォローまでの流れを整えて実行することが大切です。一度のイベントで完璧を目指す必要はありません。開催後に結果を振り返り、次回に少しずつ改善を重ねていくことで、集客の精度を高めやすくなります。
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アイデアを試しても集客が伸びないときは、原因と対処をまとめたこちらの記事もご覧ください。

まとめ:イベント集客アイデアは「目的×アイデアの方向性」で選ぶ
イベント集客のアイデアは、思いつきで増やすのではなく、目的に合わせて選ぶことが大切です。本記事で紹介した5つの型を参考に、自社の目的に合うアイデアを2〜3個選ぶところから始めてみましょう。一度にすべてを取り入れる必要はありません。まずは効果が見込めそうな方向性を一つ決め、その中で複数のアイデアを組み合わせることで、検証しやすくなり、結果も振り返りやすくなります。
本記事のポイント
- 集客アイデアは、「目的(認知/リード獲得/商談化/リピート)」と「ターゲット」を整理してから選ぶ
- BtoBイベントで使いやすい集客アイデアには、申込しやすくする、話題性を広げる、参加体験を高める、既存の関係を活かす、リピーターを育てるという5つの切り口がある
- オンライン・オフライン・ハイブリッドなど、開催形式によって優先すべき集客アイデアは変わる
- BtoBでは、既存顧客や過去参加者への個別案内、共催・パートナー連携など、すでにある関係を活かす施策が取り入れやすい
- アイデアを選ぶ際は、申込数だけでなく、当日の参加やイベント後のフォローまで見据えて設計し、結果を振り返って次回に活かす
まずは、次回イベントで何を重視したいのかを明確にし、その目的に合う集客アイデアを選んでみてください。実施後は、申込数や当日の参加状況、参加後の反応を振り返ることで、次回以降の集客にも活かしやすくなります。イベントごとに改善を重ねながら、自社に合った集客の進め方を見つけていきましょう。
よくあるご質問
質問:BtoBイベントで効果が出やすい集客アイデアはどれですか?
回答:BtoBイベントでは、既存の関係を活かした集客アイデアが取り入れやすいです。たとえば、既存顧客や過去参加者への個別案内、ターゲットが近い企業との共催は、新規向けの告知よりも申込につながりやすい場合があります。あわせて、早期申込特典やリマインドメールを活用すると、申込を後押しし、当日の参加にもつなげやすくなります。新しい施策を増やす前に、まずは既存顧客、過去参加者、パートナー企業など、すでにつながりのある相手に案内できないかを確認してみましょう。
質問:少ない予算でもできる集客アイデアはありますか?
回答:あります。既存リストへの個別案内、参加者からの紹介・口コミの促進、登壇者やパートナーの発信力を活かした告知は、追加費用をほとんどかけずに実施できます。ハッシュタグキャンペーンやアーカイブ配信の用意も、イベントを知ってもらう機会を増やす方法として有効です。まずは、既存顧客や過去参加者、パートナー企業など、すでにつながりのある相手に案内するところから始めるとよいでしょう。
質問:アイデアを試しても集客が伸びないときはどうすれば?
回答:アイデア以前に、ターゲットの設定や訴求、申込導線にずれがある可能性があります。原因を切り分けて対処する方法を別記事にまとめていますので、そちらをご確認ください。アイデアは「目的に合っているか」を見直すことも大切で、目的とずれた施策は、いくら数を増やしても成果につながりにくくなります。
質問:オンラインイベントとオフラインイベントで、集客アイデアは変えるべきですか?
回答:はい。開催形式に合わせて、優先する集客アイデアを変えることが大切です。
オンラインイベントは参加しやすい一方で、申込後に参加を忘れられたり、直前で参加を見送られたりすることがあります。そのため、リマインドメールやアーカイブ配信、参加者限定コンテンツなどを用意し、申込後も参加意欲を保てるようにしましょう。一方、オフラインイベントでは、移動時間やスケジュール調整が必要になります。会場参加ならではのメリットや、登壇者の魅力、参加者同士の交流機会などを具体的に伝えることが重要です。オンラインとオフラインでは、参加者が重視するポイントが異なるため、開催形式に合わせて集客アイデアを選びましょう。
こちらの記事の監修・執筆者
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株式会社EventHub マーケティングマネージャー 鈴木 優一 |
| 2010年上智大学大学院卒業。新卒でITベンチャー企業に就職。その後エン・ジャパンのwebサービス企画部門への転職を経て、タレントマネジメントシステムを提供するカオナビに社員番号5番で1人目のマーケターとしてジョイン、BtoBマーケティング組織の立ち上げに携わる。FinTechスタートアップのOLTAを経て、2022年5月にマーケティングマネージャーとしてEventHubに参画。 |

